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かもも日本では古くから好んで食されてきた食材。古代の貝塚からは多くのまがもの骨が出土されています。現在鴨肉として出回っているものの多くは、かもを家畜化した鳥・あひるの肉。あいがもというのはあひるとかるがもの交配種です。薬膳的には身体の潤いを養う陰液を補うことが得意な食材。陰液が不足した時の症状として、よく寝汗や不眠、微熱などが生じますが、そのような症状を改善することができるとされます。ただし、脂身が多くもたれやすいので一食の分量は少なめにしたほうがよいようです。体質タイプでは「ほて
七十二候・雨水の初候です。雨が降って土が湿り気を含むようになる頃とされています。その湿り気は植物に芽吹くための潤いをもたらします。いよいよ本格的な春に向けての準備が始まりました。さて、この時期のぬかるんだ土のことを「春泥」というのだそうです。ふだんはぬかるんだところを避けて通りたいですが、こういう名前があることを知ると、ぬかるみもちょっと愛おしく感じますね。ちなみに中国の七十二候は「獺祭魚」。獺(かわうそ)が捕らえた魚を並べて食べる頃、となります。どんな光景なのか、見てみたいで
さつまいもが日本に入ったのは17世紀ごろ。原産地の中南米から中国を経て入ったため当初は唐芋(からいも)と呼ばれており、薩摩藩から苗が江戸に持ち込まれたことからさつまいもと呼ばれるようになりました。収穫期は8月〜11月ごろですが、2〜3ヶ月貯蔵し水分を飛ばした方がおいしくなるため、10月〜1月ごろが旬とされます。薬膳的には身体に元気を補うことが得意な食材。特に消化器系の働きを整えるため、食欲不振や消化不良はもちろん疲労回復にもよいです。また腸を潤して動きを良くするため、便秘にもよいとされ