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Head&Tail係長はどうもオンライン会議が苦手です。冗談言っても相手の反応がいまいち判然としないし、お互いの会話の間の取り方もぎこちなくなったりします。(最近、Head&Tail係長のジョークが滑りまくっています)まあ、慣れの部分もかなりあるとは思いますが、私は、やはり対面コミュニケーションの方が好きです。ということで、前回、抵当権の基本的性格の一つ、物上代理性の問題となる場面で登場人物3人の事例を見ました。ただ、この場面、登場人物3人というより4人(下図の①~④)といった
今回は、特別な不法行為の2番目、使用者責任(しようしゃせきにん)を見てみます。誰かに雇われたり、雇ったりしている方には特に関係の深い、重要なテーマですよね。※今、皆さんは、下の図の2番目を学習しているところです。●使用者責任(しようしゃせきにん):説明は下の事例を通じてお店(仙台市国分町のナイトクラブHead&Tail)の子とお客さんに任せたいと思います。その間、Head&Tail係長の方は一服です。P子/東京都台東区御徒町出身P子ちゃんは、お嫁さんにしたいお店の子、ランキングNo1
金曜は休暇前ということで、仕事がHead&Tail係長のもとに集中しています。みんな仕事を残して休暇に入りたくないんですよね。でも係長は声を大にして会社の皆に言いたい、”私はあなた達の駆け込み寺ではない!”とね。(でも言えません)愚痴から始まってしまいましたが、今回から「特別な」不法行為」を順を追って見て行きましょうね。特別な不法行為とは、大雑把(おおざっぱ)に言うと「他人や物が原因で発生した加害行為へ不法行為責任が発生するもの」でした。民法では下の図にあるの上から5つが存在
大雨被害が最小限に留まることを祈ります。早く安心して夜空が見たいです。今回は混同です。債権総論の小宇宙を”はやぶさ2”みたいにどんどん突き進んでいきましょうね。Head&Tail、はやぶさ2を応援してます!【混同】混同とは、例えばお金を貸していたXさんが亡くなり、借りてたYさんがXさんを相続するような場合です。どうなるか?常識で考えてもらえればOKです。そう、債権・債務関係が消滅します。法律っぽく言えば、債権者としての立場と債務者としての立場を、同じ人が兼ねることになるのが混同。混
民法はどうも3という数字が好きみたいです。占有訴権や物権的請求権はいずれも三種類、使用・収益・処分や、後に共有のところで学ぶ、保存・管理・変更の三区分などなど。3点セットで覚えるべきことが結構多いです。多いですが、3点だと意外と覚えやすいとも思います。古来日本では何かを教える時は3という数字を大事にしていますよね。「毛利三矢(さんし)の教え」や「近江商人の三方良し」とか。毛利三兄弟(3人集まればこんなに力強いものはありませんよね)どうか「3つのポイント」を整理して乗り切っ
前回までしばらくの間、債権総論の、混同、相殺、代物弁済、弁済などを見てきましたね。これらに共通することって何でしょうね。そう、皆、「債権が消滅する場合」です。今回もその「債権の消滅する場合」の一つ、更改(こうかい)を見てみましょう。“更改の話、公開しないと後悔しちゃいそう”なんちゃってね!【更改(こうかい)】更改とは、当事者同士が契約で債権・債務の内容を変えてしまうことです。結果として古い債権は消滅して、新しい債権が誕生します。ちなみに、第46号でやった代物弁済との違いは下を
桜が散らないうちに堪能してくださいね。(もちろん感染対策を万全にされて)Head&Tail係長も下のようなイメージで桜を楽しみたいと思います。唯一の難点は愛車がBMWではなくて軽自動車になることですがね(ただ、軽自動車も可愛いので嫌いではありません)。ということで、今回は、担保物権に特徴的な法的効果を見ておきます。前回まで見た担保物権の共通性(=通有性(つうゆうせい))のところで少し触れたものもあります。担保物権の総論的な話は今回で終わりなので復習と思ってお付き合いくださいね。
留置権の大まかなイメージはつかめたかと思います。今回は、留置権の成立要件をもう少し具体的見ていきましょう。成立要件は以下の通りです。1)物と債権の間に関係があること(=牽連性(けんれんせい))2)「他人の物」を「占有」していること3)占有が不法行為により始まっていないこと4)債権は弁済期にあること今回は一つ目、牽連性(けんれんせい)です。牽連性は、物と債権の間の関係性、言い換えると、債権が物に関して発生していることです。前回の設例は、「P子ちゃんのリングを仕立て直した宝