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神社の森(鎮守の森)に入るとこんな木がありました。電信棒みたいになっています。枯れています。一度に強い剪定?をしたようです。こんなのもありました。先ほどでありませんが、幹が残っているだけで枝なんかありません。あちこちの鎮守の森でこのような切り方がされているのを見かけます。木は葉っぱで養われています。光合成って聞いたことあると思いますが、光合成で木を養っています。電信棒のような切り方をすると葉っぱが全くなくなってしまします。大きな切り口は、木にとっては大ケガです。治すのにもの
京都市に桜の治療にいってきました。花の時期になると通りの人がキレイといって喜んでおられるという地域で愛されている桜です。樹齢も60年程と推定されます。その桜が大変弱っています。桜の治療写真は剪定をしていますが、芯は枯れ落ちて大枝も大きく枯れ込んでいます。幹も大きな腐りがあり根元まで腐っています。周りの土を掘ってみました。桜の治療写真の右の方は桜の根と竹の根が入り混じっています。写真の中央あたりはどうでしょう?お芋さんみたいなものがあります。アップで見てみます。桜の根
先日ボックスウッドがぼろぼろの裸のようになって枯れたようになっている、と聞いて見に行きました。ツゲノメイガの被害です。本当にひどいことになっています。未だ枯れてはいません。しかし、場合によってはダメージが強いので枯れてしまうこともあります。対策は、殺虫剤でツゲノメイガを駆除することです。枯れてしまう心配のある時は、樹勢を維持・回復のための処置をしなければなりません。ツゲノメイガは、秋になると活動を止めますが、その時にまゆのようなものをつくりますが、それをキレイに掃除することも予
京都府城陽市です。オリーブの調子が悪いということで、治療をしてきました。写真のように枝の先々の多くが枯れてきました。こういった場合は、水分不足のことが多くいですが、今回の場合根っこという水分の入り口であるところが不具合になっているようです。今回治療は、活根液肥を土の中に圧力をかけ注入する処置などをしました。夏場にガクンと樹勢が劣らないようにします。樹木医の木の診断・治療、樹勢回復。親身にお話をお伺いします。京都,大阪,奈良,滋賀、兵庫、愛知、三重、全国。樹木医の木の診断・治療、樹勢回
先日、大阪府の東大阪に桜のメンテナンス作業にいってきました。里桜(サトザクラ)のメンテナンス作業里桜(サトザクラ)です。こじんまりと花がよく咲くようにというご要望です。この里桜の枝を見てみましょう。里桜(サトザクラ)のメンテナンス作業枝先の芽が枯れています。枝には白いものが着いています。もうすこし見てみましょう桜のカイガラムシカイガラムシです。早速、取り除くことにしました。害虫対策はいろいろ言われますが、捕殺が基本と思っています。桜のカイガラムシこれが
前回のブログの続きです。剪定する時の注意点や心に留めて欲しいことをお伝えしたいと思います。思いつくことをざっと箇条書きにします。①強剪定はしない方がよい②ましてや「断幹」といって電信棒のようにはしない方がよい。③徒長枝や胴吹き・ひこばえはむやみに切らない方がよい。④枝の切り口は癒合しやすいように切る等です。前回は、①②をご説明しましたが、今回は③をお伝えしようと思っています。わたしもそうでしたが、造園を習い始めると真っ先に切るのは・ひこばえ・胴吹き・徒長枝と習います。
香川県さぬき市です。この桜は御殿場桜と言います。御殿場桜は、静岡県御殿場市で栽培されていて、マメザクラと他のものの雑種と推定されています。挿し木が簡単で花付きが良いのが特徴です。その御殿場桜。ご覧の通り右半分がかれてきています。原因は、穿孔性害虫と言って幹を食い荒らす害虫の仕業です。気が付いたら急に枯れていきます。こういった場合、直接は穿孔性害虫が原因ですが、その前に樹勢が劣ってきている場合が多く、そのため害虫に狙われやすいということがあります。来る冬季には樹勢回復処置
「松が段々黄色くなってきた・・・。」などと松が少しずつ枯れていくとうい相談を受けることがあります。相談のうち松が枯れていく原因に除草剤というのが最近ふえてきました。「除草剤で気が枯れるのか?」と不思議に思う方も多いですが、除草剤で松は枯れます。草は小さくて、松は大きいのにちょっと想像しにくいのですが、草の根も松の根も土の水分や養分を吸う根っこはほぼ同じ場所にいて、根っこもそんなに形は変わりません。(もちろん地上部はそれぞれの植物は個性豊かで、松と草では全然違います。)松など大きな木
葉っぱが出なくなった。梅が枯れてしまう!、というお家で梅の治療をしました。梅に限らず樹木は普通、伸びた枝の先に「頂芽」を付け、枝の脇あるいは葉っぱの根元付近に「腋芽(えきが)」を付けます。こういった芽を「定芽」といいます。「定芽」は普通のサイクルでできていく芽です。一方で木の下の方にある「腋芽(えきが)」などは、発芽を見合わせ休眠するものもあります。こういった芽を「潜伏芽」といいます。長い間休眠している場合、幹が太ってきて幹の中に埋もれてしまうものもありますが、「潜伏芽」であり続けま
桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿このことわざは、あまりにも有名で、この言葉で左右されている方も多いと思います。桜を切るヤツは馬鹿だから切らない。桜を切らない理由は、このことわざです。でも私は、馬鹿になりきって桜をどんどん切っています。馬鹿だといわれても構いません。なぜこんなことわざがあるのか?いつできたのか?辞書で調べたら、「庭木の剪定法をいったことばで、桜の枝は切らずにおくのがよく、梅の枝は切るのがよいということ。」・・・そのままです。なぜこんな言葉ができたのか少し考えましょう
千代田区のオフィスビルのハナミズキのうどんこ病対策当社で2017年から防除を行っているハナミズキのうどんこ病対策の様子をご紹介します。以前よりかなり改善してきています!まずは診断したときの様子はこちらです。2017葉の上に白い粉をまぶしたような様子がわかります。一部は褐色に枯れています。【うどん粉病とは】葉や茎がうどん粉をかけたように白くなる症状で一箇所から始まり、広がるとともに分生子(無性胞子)を形成して離れた所にも感染します。うどんこ病菌の分生子は他の糸状菌よ