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10:40三十丁目の水口屋跡の休憩所。中で人が休んでいたので端っこを撮りました。表参道沿いのお茶屋はケーブルができてから登山口の清滝に移転しましたが、ここにあった水口屋はケーブルの山頂駅近くに移転し料理旅館として昭和19年の廃線まで営業していたそうです。ここにあった建物は昭和11年に(百貨店の)松坂屋の創業者・伊藤祐民氏によって鳥居本の元・伊藤家別邸に移築され、当時の茶屋の外観を残した唯一の遺構となっています。10:47京都市街の眺望。高いところにわざわざ登ってきた苦労が報われ
「ここ数年でお葬式も随分様変わりして...」先日、お客様との会話で出てきた話し様変わりするお葬式お葬式で見かけなくなった物伊丹編のお話ですまずは「樒」お葬式の式場で外に並べるお供え物「樒」辞書では「しきみ」とありますが「しきび」の方が馴染み深いでしょうか(どちらでも変換できます)その毒性の強さから魔除けや邪気よけとして使われる樒
紀州の植物といえば、何が思いつくしょうか。ミカン、ウメ、カキ?あまり知られていませんが、文化的な観点からは、「シキミ(シキビ、香の花ともいう)」を推したいところです。(1)花園村と八葉のシキミ『紀伊続風土記』によると、花園村の名の由来はシキミであり、高野山を開いた弘法大師が、山の麓であるこの地に「八葉のシキミ」という、どの枝からも葉が8枚生える不思議な木を植えたとのことです。残念ながら、昭和28年水害でその木は流されてしまったのですが、「花園」「花坂」という地名として残っています。また、
菊と同じく、お墓参りやお葬式などの仏事に欠かせないのが”樒(しきみ)”です。日本に古くから生息する常緑樹で、全体に香りがあり香花(こうばな)とも呼ばれます。樹皮や、葉から抹香(粉末状の香)を作ったことから「抹香の木」と呼ばれ、地方によりシキビ、ハナノキ、ハナシバなどともいうようです。シキミが仏事に使われるようになった理由シキミには「アニサチン」という猛毒があります。特に果実は毒成分が多く、「悪しき実」とされ、それが略されてシキミになったといわれています。昔、日本でも土葬