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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・専門知識(a)本文にあります通り、梅雨前線を維持している水蒸気輸送には、一方では、インド洋からチベット高原の南側を流れる湿った南西風(インドモンスーン)が梅雨前線に流れ込んでおり、もう一方では、太平洋高気圧の縁辺の沿って湿った南風が梅雨前線に流れ込んでいます。これら2つの湿った空気の流れで、大量の水蒸気が輸送されることにより梅雨前線が維持されています。したがって、本文の内容は正しいとなります。(b)相当温位と
こんばんは。今回の専門知識は、日本付近の梅雨期の気象についての問題です。天気図の解析などによって梅雨期にどのような特徴が見られるのか問題を通して学んでいきます。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。12日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。先週末、フィリピン近海に台風2号が発生し中国大陸に向かって北上しています。一方、日本の南海上には梅雨前線(気象予報士試験的には停滞前線)が相変わらず横たわっており、いかにも梅雨らしい気圧配置になっています。気象庁発表、12日18時の地上天気図がこんな感じです。この梅雨前線ですが、本州からは離れた所に位置しており、この時期は沖縄や奄美地方で大雨となる可能性が高いと思われます。一方、本州付近は太平洋高気圧の勢力が強くなれば前線が押し上げられて大
中國、近畿、東海で20日、四國、北陸、21日、關東甲信、東北南部・北部では昨日22日、“頃”に梅雨明けしたと見られる、と“暫定速報發表”されました。例年の、太平洋高氣壓に押されて梅雨前線が北上・消滅、のパターンとは違ぅて、今年の本州、四國は、移動性高氣壓で前線が南下して不明瞭になり梅雨明け、但し九州では今後再び前線が活動する見通しの爲に見送り、との“變則的”梅雨明け宣言。て事は、今後本州の南側に再び梅雨前線が現れて戻り梅雨になっ
こんにちは。今年限りの「ボーナス的連休」の真っ只中ですが、生憎な空模様が続いています。一部地域ではこの後、非常に激しい或いは猛烈な雨に注意が必要です。今月に入ってからの大雨続きで既に地盤が緩んでいる箇所が多いと思うので、大雨時に起きる災害3点セットである土砂災害、低地での浸水、河川の氾濫にも警戒が必要です。今日(25日)と明日(26日)21時の予想天気図が以下の通りです。25日21時予想天気図(気象庁HPより)26日21時予想天気図(気象庁HPより)日本
おはようございます。5月も下旬に入りました。20日は二十四節気の「小満」だったのですが、大型連休が終わり小満を迎える頃になると本格的な梅雨を迎える前に天候がぐずつく「走り梅雨」の時期となりますが、今週はそれを象徴するような天候が続きました。17日(日)夜に日本上空を国際宇宙ステーション「きぼう」が通過していきました。ご覧になった方も多かったのではないでしょうか。我が家も家族で外に出て通過する様子を眺めましたが、月曜日からの天気を考えるとこの天体ショーが見られたのはちょっと奇跡的だったの
こんばんは。4月最初の1週間も終わろうとしています。4月から進学、就職で新生活を送っている人にとっては、明日明後日は待望の、且つ貴重な休日ですね。1人暮らしを始めた人にとってはそろそろ親御さんの有難みが身に染みる頃でしょうか。小生も大学進学で地方から上京してきましたが、1人暮らしが楽しいと思ったのは最初の1~2週間だったような気がします。何はともあれ貴重な休日を有意義に過ごして下さいね。さて、試験から約3か月、合格発表から1か月経とうとしている今頃になって振り返って
おはようございます。梅雨のシーズンなので晴れの日が続くのを望むのは無理があるのですが、今年は近年稀に見る長雨となっています。こう雨が続くとさすがに「梅雨明け」の4文字が待ち遠しいですね。それについては後で書くとして、今回の長雨と集中豪雨について、先日気象庁長官が実力不足を認め精度向上に向けて観測態勢の充実を図り、併せて技術開発に努めると記者会見しました。その一方で以下のような記事も出ていました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/2020071
こんばんは。東京は昨日に続き今日も日射しタップリの1日でしたが、昨日よりは湿気が無く爽やかな陽気でした。ずっとこの陽気が続けばなあ、と思うのですがどうやら今日で終わるようで、明日から週末に掛けては梅雨らしい天気になりそうです。まずは今日(17日)9時の気圧配置はこんな感じでした。6月17日9時実況天気図(気象庁HPより)梅雨前線が九州の南岸近くを通り天気の崩れの可能性を匂わせている一方、本州からはかなり離れた所を通っています。能登半島付近にある高気圧が本州を
こんばんは。仕事場の最寄り駅の頭上を見上げるとツバメが作った巣が多く存在するのですが、今朝出勤した時にその内の一つで、ヒナがピーピー鳴いている脇でお母さんツバメがエサを与えようとしている姿を見かけました。4月に入り、それまでの暖かさと比べるとスンナリ季節が進まなかった感がありますがそろそろ家のコタツやストーブをしまってもいいのかなと思う瞬間でした。さて、受験する方はそろそろ次回の試験(8月下旬予定)の準備を始めようとするこの時期に、1月に行われた第53回気象予報士試験を見
おはようございます。7月になりました。コロナウィルス一色に染まった2020年の上半期が終わり後半がスタートして今日と明日が最初の週末ですが、一部を除きぐずついた天気が続きそうです。そして雨の降り方にも注意が必要で、鹿児島と熊本には大雨特別警報が発令されています。細心の注意を払い命を守る行動を取る事が必要です。気象的にはこれから梅雨末期(沖縄以外)に向かう月と言う事で雨の降り方や災害に注意を払う必要がありますが、今シーズンは既にまとまった降雨が九州、西日本を中心に見られます。
こんばんは。梅雨前線(停滞前線)が中国大陸から朝鮮半島を通り北陸地方に横たわっていると言う事でこの週末、北陸地方で大雨となりました。一方、沖縄の南海上に台風3号が発生し今週半ばに日本列島に接近又は上陸する予想となっています。気象庁発表2日21時の天気図と赤外画像が以下の通りです。赤外画像の赤枠で渦を巻いている箇所がありますが、これが台風3号に伴う雲です。団塊状の対流雲が中心付近とその周辺(下の方)に数多くあります。そして天気図を見ると
こんばんは。先日梅雨明けしたにも関わらず、関東地方はここ数日は梅雨を思わせるようながぐずついた天気が続いています。週間予報を見るとこの後も数日は曇りがちとなり太陽がギラギラ照り付けるような夏らしい天気とはならないようです。今頃、気象庁の予報官は「しまった」と思っていたりして・・・。前の記事で書きましたしたが、梅雨入りと梅雨明けを宣言した日が妥当だったかどうか気象庁が秋に検証する事になっていますが、果たしてどんな結果になるでしょうか。そんな梅雨に逆戻りしたかのような空
こんにちは。先週、九州と東海地方に甚大な被害をもたらした梅雨による強い雨ですが、今週に入っても各地で断続的に強い雨が降っています。一方、東京の日曜日は梅雨の晴れ間あり、朝から日が射して気温が上がりムシムシした一日でした。これで一気に梅雨明けといきたい所ですが、南海上に下がって尚健在な梅雨前線を見ると、まだまだ先の話ですね。現に月曜日からまたぐずついた天気に戻っています。いや~今年の梅雨前線は中々手強い!!コロナウィルスと併せて自然現象の怖さをまざまざと見せつけられている感じ
こんばんは。5月も残す所あと僅かとなりました。6月は1年で最も湿気が多く不快な気分になる時期に差し掛かる月となります。加えて今年はマスクも手放せない状況で今まで以上に大変な梅雨&夏になりそうです。特に夏休みが短縮されるであろう学生の皆さんは今までとは違った夏を過ごす事になりそうですね。くれぐれも熱中症にならないよう過ごして欲しいものです。夏の代名詞と言えば気象現象として台風がその一つとして挙げられます。先日今年の第1号が発生した後、暫く鳴りを潜めていますが、台風が誕生する場となる日本の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・専門知識(a)本文にあります通り、梅雨前線を維持している水蒸気輸送には、一方では、インド洋からチベット高原の南側を流れる湿った南西風(インドモンスーン)が梅雨前線に流れ込んでおり、もう一方では、太平洋高気圧の縁辺の沿って湿った南風が梅雨前線に流れ込んでいます。これら2つの湿った空気の流れによって大量の水蒸気が輸送されることにより梅雨前線が維持されています。したがって、本文の内容は正しいということになります。
こんにちは。梅雨明け待ち遠しい7月半ばの週末ですが、今月ずっと自分が天気図の中心と言わんばかりに主役の座に居座り続けている梅雨前線ですが、たまには休みも必要と思ったのか、東京は今朝から晴れて洗濯日和となっています。さて、これで今度こそ「梅雨明け」の一声が欲しい所ですが、例年の強さが無い夏の高気圧が一気に梅雨前線を押し上げる力はまだないようで・・・。夏の主役である太平洋高気圧は「背の高い高気圧」と言われます。そこで、数値予報図で500hPa渦度、高度図
こんばんは。ゴールデンウィークが終わると、それまで気温が上がっても湿気のない爽やかな空気だったのが、次第に湿気を帯びて肌にまとわりつくような空気となる日が増えてきますが、今年もそんな時期になりました。奇しくも沖縄・奄美地方は今日、梅雨入りしました。6月に入ると本州も梅雨入りすると見られ、体調管理や食べ物の管理に気を使う時期になりますね。ところで「梅雨入り」について昨年、沖縄・奄美地方の梅雨入りがいつ頃だったのか調べてみました。すると昨年、沖縄・奄美地方が梅雨入りしたのが5
お天気キャスター解説6月16日(日)の天気今日6月16日(日)の全国の天気をウェザーニュースキャスターの青原桃香がお伝えします。北日本では低気圧や気圧の谷の影響で天気は下り坂となります。北海道の日本海側では朝から雨の降り、午後は東北日本海側や北陸でも雨が降り出す予想です。夕方以降は太平洋側まで雨の降る範囲が拡大をする見込みとなっています。関東や東海では、...youtu.beウェザーニュース,青原桃花おはようございます。関東や東海では昨日からの梅雨前線に
こんばんは。台風3号が温帯低気圧に変わって日本の東海上に抜けて天気が回復するのかと思いましたが、梅雨前線(停滞前線)が南下して今日(7/5)の6時少し前に島根県で、そして夕方に福岡県と大分県で大雨特別警報が発令されました。(島根県は既に解除)ニュース等で報じられていますが、特別警報が出ている地域を中心にかなり大きな被害が出ているようです。このような気象状況で近くを流れる川の様子を見に行く方がいますが、そのような事は絶対にしないようにして頂きたいと思います。気象庁