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ゲンロンカフェの「山本理顕×藤本壮介モデレーター=五十嵐太郎、東浩紀万博と建築──なにをなすべきか」は4/11に第1部は無料公開でした。約2時間なので、今日、見ました。万博と建築–ゲンロンカフェ株式会社ゲンロンが運営するイベントスペースgenron-cafe.jp大阪万博の総合デザインプロデューサーで(リング)を設計した藤本壮介氏についてはブログを10本、書きました藤本壮介氏と大屋根(リング)①(11/21)…藤本壮介氏と大屋根(リング)⑥(1/30)藤本壮介
第二部後半から。東さんは「人工知能民主主義」として、データ至上主義の民主制のありようを批判する(第六章、第七章)。この箇所で面白かったのは以下。「政治家は(新制度に対して)難癖をつける人たち」(p220)という少し乱暴だが、的を射ていると思える”定義”。もちろん東さんに政治家を悪しざまにいう意図はなく(少しはあるかも)、変化に対して「ちょっと待て」と熟考を求めるのが政治家だとおっしゃりたいのだと思う。だから東さんにとって「政治は訂正の場」(p222)。もう一つ面
私にとって人文系の本を読む喜びの一つは、様々な知を得られることだ。本書もそう。もう一つ。人文知は、医学でも数学でもなんでもいいが理系の暴走に待ったをかけてほしい。本書は待ったをかけてくれる稀有な書物(COVID禍では人文知に失望しただけに・・・)。プラトンから始まる家族の軽視を、本質や真理などの固定的永続的なものではなく、変わらない”何か”で繋いでいくヴィトゲンシュタインの家族的類似で見直す(第一部第一章)。そしてヴィトゲンシュタインの言語ゲーム論から、クリ
某哲学系youtuberが東浩紀がウヨ雑誌やウヨyoutubeに登場したり、その中でウヨ論客と座談会に参加しているのを見て、「東は裏切った」と言っている(言ってないけれどそーゆー発言)。こうした哲学者、思想家ってのは自ら立場を表明するっていうのはかなり珍しくて(宮台ぐらいじゃないの?)概ねその周りの手下みたいなのが分類分けにいそしんでいる。で、オレ自身は「ウヨではないんじゃないの?」程度の認識だったので果たしてそういったクズ右翼とつるんでいるのを見て「その方が楽だし、「声の大きい」右翼と
ハワイ旅行で読みましたが、日経夕刊で東浩紀氏が連載を持っているのでちょっくら再読数年ぶりでも面白かったです。冒頭に「哲学とか批評とかに基本的に興味がない読者を想定した本」です。飲み会で人生論でも聞くような気分で、気軽な気分でページをめくっていただければ幸いです。と始まっていますが、本当にリゾートにぴったりでした。感心ポイントを私的メモぼくたちは環境に規定されています。「かけがえのない個人」などというものは存在しません。ぼくたちが考えること、思いつくこと、欲望することは