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3月19日に、新規子宮筋腫治療薬のイセルティが発売されました。同効の経口医薬品としては、すでにレルミナが販売されており、両方ともGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)アンタゴニストです。一番の違いは、イセルティは食事の影響を受けないこと。レルミナは食事の影響を受けるので「食前」となっています(食後で効果減)。イセルティには食事の縛りがありません。作用機序などについては、レルミナの記事を参照してください→レルミナ|「服薬指導のエッセンス」(じほうから新版が発売中!)
今年度も残すところ約3ヵ月ですね。表題の通り、販売終了にともなう経過措置期間が3月末に終了する薬剤があります。比較的使用頻度の高いもの(おもに先発品)を表にしましたので、確認してください。まだ入手できる可能性もありますが、残ったら無駄になるので、ある時点でジェネリック等に切り替えたほうがいいでしょうね。今回も消え去る先発品があります。ジェネリックに切り替わっている現在では当然なのかもしれませんが、ちょっと寂しくなる部分もあります。EPL、イメンド、オステラック、ガストローム、クレストール
2月に高田製薬から「2026年1月31日までに、国内において、承認された用法・用量の範囲内ではあるもののコルヒチンの1日量1.8mgを超える高用量投与後に死亡に至った症例が8例報告されています。これらの死亡の要因として、高用量投与以外に高齢、腎機能障害、肝機能障害、CYP3A4又はP糖蛋白の阻害作用を有する薬剤との併用が関連している可能性もあります」との注意喚起があり、その後添付文書が改訂されています。ご確認ください。コルヒチン添付文書改訂2026年2・3月.pdfSharedw
今回の薬価収載、別剤型などが多いんですよね。今回はラゲブリオ(一般名:モルヌピラビル)です。この度、錠剤が発売されました(これまではカプセル)。規格も異なるので注意が必要です。錠剤は1錠400mg、カプセルは1カプセル200mgです。【用法・用量】通常、18歳以上の患者には、1回800mg(2錠,または4カプセル)を1日2回、5日間経口投与する。※メーカーホームページから抜粋ラゲブリオ®の軌跡・剤形|基本情報・Q&A|MSDConnect※ラゲブリ
10月22日に、新規睡眠薬のボルズィが薬価収載されました。おそらく、まもなく発売されるはずです。ボルズィは国内4製品目のオレキシン受容体拮抗薬です。念のため、先行の3種を挙げると、ベルソムラ、デエビゴ、クービビックです。私個人としては、クービビックを扱ったことがないうちにボルズィが発売になりそうです。現在は圧倒的にデエビゴの処方が多いですよね。気になるのは、4種の違いです。木元先生の新薬情報オンラインから抜粋させていただきます。ボルズィ(ボルノレキサント)の作用機序:ベルソムラ/
4月21日に化学療法歴のあるHER2陽性乳がん治療薬、ツカイザが発売されました。なかなか投薬する機会がないかもしれませんが、ひとまず投薬できるように準備したいと思います。HER2はhumanepidermalgrowthfactorreceptortype2(ヒト上皮細胞増殖因子受容体2)の略語で、細胞の増殖に関与するとされるチロシンキナーゼの1つ。同じような構造と機能を持つものにHER1(EGFR)、HER3、HER4があり、HERファミリーと呼ばれます。HER2陽性率が
Xではさんざん話題になっていたのですが、ヘパリン類似物質ローションの一般名マスターが更新され、変更になりました。今後は、以下のように表記されます(ただ、絶対これでないとダメという訳ではなく、これまで通りの表記も可能です。医療機関側のマスターの変更にも影響されると思います)。・ヘパリン類似物質外用液0.3%(乳剤性)・ヘパリン類似物質外用液0.3%(水性)先発はヒルドイドローションで、そのジェネリックとして乳剤性と水性があるのは、ご存知だと思います。・乳剤性→ラクール
ついさっき、同じようなタイトルでヘルネクシオスについて書きましたが、同日に新規非小細胞肺がん治療薬のイブトロジーも発売されていました。では、前回も掲載した分類です。■非小細胞肺がん治療薬の分類・EGFR遺伝子変異陽性第一世代→イレッサ、タルセバ第二世代→ジオトリフ、ビジンプロ第三世代→タグリッソ、ラズクルーズ・ALK融合遺伝子陽性→アレセンサ、ザーコリ、ジカディア、ローブレナ、アルンブリグ・ROS1融合遺伝子陽性→ロズリートレク、ザーコリ、オータイロ、イブトロジ
ベピオウォッシュゲルが薬価収載されました。ご存じのように、ベピオにはゲル2.5%とローション2.5%があり、ウォッシュゲルは新剤形となります。ウォッシュゲルは5%というのがポイントです。なお、発売は6月のようです。※表面、裏面の両方に「5~10分後に洗い流す」と記載があります。←ここがポイントですここまで書いてくれたら、説明漏れを防ぐことができますかね。○ベピオウォッシュゲル5%(一般名:過酸化ベンゾイル)【効能・効果】尋常性ざ瘡【用法・用量】1日1回、洗
新規片頭痛予防薬のアクイプタが発売されました。片頭痛治療薬もどんどん増えてきており、開発が活発ですね。アクイプタは、片頭痛発作の予防に用いる経口CGRP受容体拮抗薬です。この分野で1番新しい作用機序の薬剤が、抗カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)関連薬で、抗体製剤としてガルカネズマブ(エムガルティ)、エレヌマブ(アイモビーグ)、フレマネズマブ(アジョビ)の皮下注射製剤が先行して発売されました。その後、急性期治療および予防薬として経口CGRP受容体拮抗薬リメゲパント(ナルティーク)
3月30日に新規神経膠腫治療薬のボラニゴが発売されました。なかなか接することがないかもしれませんが、投薬することもあるかもしれませんので、ポイントを押さえておきます。まずは神経膠腫ですが、脳において栄養供給や神経伝達物質の伝達などを担う神経膠細胞こうさいぼう(別名:グリア細胞)が腫瘍化する疾患(脳腫瘍の1つ)で、グリオーマとも呼ばれます。最近、神経膠腫の約70%にIDH1またはIDH2遺伝子変異陽性があることがわかってきました。ボラニゴ(ボラシデニブ)の作用機序【神経膠腫】
2月12日に新規アナフィラキシー補助治療薬のネフィー点鼻液が発売されました。アナフィラキシーに適応のある院外処方薬は、他にエピペンがあります。成分は両方ともアドレナリンですが、ご存知のようにエピペンは注射薬です。今回のネフィーは点鼻薬なので、簡便といっていいのでしょうね。ネフィーは点鼻薬なので、当然、鼻粘膜から吸収されないといけないわけですが、吸収促進のためにドデシルマルトシドが配合され、鼻腔内投与におけるバイオアベイラビリティが向上しているそうです。ドデシルマルトシド(DDM