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季刊春霞刀苑の最新号(221号片蔭号)の紹介日本刀ファンの皆様、今日は日本春霞刀剣会の機関誌の季刊春霞刀苑の最新号(221号片蔭号)の紹介です。最新号221号の表紙です先ず最初は221号の研究刀です、誰か考えてみてください。(解答は次号222号が発刊されてからお知らせいたします)。先号220号の解答は、伯耆国の廣賀の短刀でした。出題刀解説春霞刀苑221号(春霖号)の通信鑑定の答えは、見田五郎左衛門尉廣賀の短刀でした。伯書国の廣賀は、見田家と道祖尾の二家系があり、
杉田善昭刀匠を偲んでⅡいつも日本春霞刀剣会広島県支部のブログをご覧頂き感謝いたします。過去のブログで皆様によく見て頂いているのが杉田善昭刀匠の記事です。杉田善昭刀匠が亡くなって今年で8年、杉田善昭刀匠のことをもう一度思い出して欲しいとの思いから、杉田氏の鍛冶場を訪問し春霞刀苑に投稿したものをもう一度掲載しました。在りし日の杉田善昭刀匠をご覧ください。
日本刀の魅力は何だろういつもブログを見て頂き感謝しています今回は日本刀の魅力です、ご覧ください日本刀の魅力は何だろう、それは何といっても日本刀の研ぎ澄まされた姿ではないでしようか機能を追求し一切の無駄を省いた姿・形にその魅力を感じておられる人も多いと思います研ぎ澄まされた美しい日本刀日本刀の姿の美しさの第一はその曲線美であると言っても過言ではありません日本刀の反りは無意味なものではなく
日本刀の名品を鑑賞しましよう第4回目は備前国住清光の刀です刀備前国住長船五郎左衛門尉清光天文二十四年八月吉日種別鎬造り刀刃長二尺二寸六分八厘反り腰反り、五分五厘弱元幅
室町期の美濃国刀工の特徴その2前回に続いて今回も室町期の美濃刀工を見てみます鎌倉末期から南北朝初期にかけて美濃国での刀剣需要に応じて大和国から移住した刀工兼氏が志津派を形成したのが始まりで、大和国からは千手院、善定、寿命等の刀工がそれに続いた。美濃刀工と大和物との関連が強い事が知られ、作風にもそれが現われている事を無視することは出来ない。室町初期の美濃刀工は前期直江志津刀工の後代と思える刀工と関刀工が見られるがその作刀は少ない。前回は、室
日本刀好きの人、是非見学に出かけて!!日本刀好きの人「現代刀の愉しみ」展にお出かけください現在、広島の頼山陽史跡資料館で「現代刀の愉しみ」が開かれています是非、見学に行って下さい現代刀の素晴らしを満喫できると思います今回、鑑賞に行って感じることは現代刀匠の技術の高さです地鉄の鍛えも大変よくよって刃文も素晴らしいものでした刃文の上に纏わりつく様な映りも・・現代刀匠の
刀は何故良く切れるのだろう先日のブログで、日本刀は世界に類をみない鉄パイプをも切ることができる武器だと書きました。何故、日本刀は良く切れるのでしよう。簡単にいうと、それは砂鉄からたたら製法で作った玉鋼を折り返し鍛錬したことにあるのです。折り返し鍛錬とは、玉鋼を真っ赤に焼きそれを叩いて長方形状に伸ばすのです。それを真ん中で折り、今度は逆方向へ叩いて伸ばすのです。これを芯金は10回程度、皮金で15・16回行うのです(それ以上行う事もあります)。折り返し鍛錬することで不純物が取り除かれ、粘り気のあ
日本刀の鑑定(基礎編Ⅳ)日本刀の最も簡単な鑑定方法をご紹介しましようこんな簡単な方法である程度の時代区分ができるのです刀を鑑定する場合の例を2尺2・3寸の刀と例とします。◎刀を手に持ってみましよう・手に持って意外と軽く感じるもの・・・・慶長(桃山時代)以前の刀、即ち古刀・手に持って意外と重く感じるもの・・・・慶長(桃山時代)以後の刀、即ち新刀・手に持ってずっしりと重いもの・・・・幕末から明治初期頃までの新々刀こんな簡単な見分
日本刀の拵先日のブログ(8/27)で日本人のこだわりは、日本刀の地金の美しさと刃文の美だけではありません。日本刀を入れる拵にも日本人の美意識が出ています。下の画像をご覧下さい、短刀拵えです。わずか15cm程の短刀が入っている拵です。鞘の造り、目抜きの飾りなど日本人の美意識そのものではないでしようかと紹介しました。今日はその拵えの美について簡単に触れてみました。拵え、即ち日本刀を入れると外装のこと。刀身を入れる鞘(さや)、茎(なかご)が入る柄(つか)(握る部分)、縁頭、および鐔(つば)などを
今回の優品鑑賞は「肥前国初代忠吉」の刀です刀「肥前国忠吉」江戸時代初期肥前国。造込み匂い口締る直刃刃中に極めて小さく小足入る鋩子も直ぐ状僅かに小丸に返る横手下地中に湯走りあり締った刃ながら多く変化に富む造り刀鎬やや高く行の棟高い刃長二尺三寸、反り四分、
優品鑑賞太刀「肥後国国資」いい刀を観るのは楽しいもの心が癒され勇気が湧いてくる今日は優品鑑賞の前に日本刀の魅力について考えてみましよう日本刀の魅力は何だろう日本刀のどこが美しいのだろうと考えてみますそれは何といっても日本刀の研ぎ澄まされた姿でしょう機能を追求し一切の無駄を省いた姿・形にその魅力を感じておられる人も多いと思います日本刀の姿の美しさの第一はその曲線美であると言っても過言でないでしようこの反りは無意味なものではなく実用に
8月21日(日)に日本春霞刀剣会広島県支部の日本刀鑑賞会を行いました。出品刀は1号刀、鎧通し短刀-備前祐定、2号刀、寸延短刀-東山美平、3号刀、脇差-南紀重国、4号刀、平造り脇差-二王清重、5号刀、短刀-周防盛俊の5口でした。いずれも出来の良いもので大変参考になったと思います。特に2号刀、東山美平は滅多に観る機会もなく貴重なものでした。初めて見られた方も多かったと思います。地刃の働きが素晴らしく出来の良いものでした。3号刀、脇差-南紀重国も流石に新刀随一の刀工と云われるだけあって、刃の働
日本刀ファンの皆様へいつも日本刀の鑑定優品鑑賞誌上鑑定などをご覧頂き感謝していますこれからも今までと同様に日本刀の鑑定・魅力などについて少し編集を変えてアップしたいと思いますので宜しくお願いします日本刀の研ぎ澄まされた姿をご覧ください日本刀の姿の美しさの第一はその曲線美日本刀はその地金(地鉄)の美しさです◎日本刀いろいろでは日本刀の種類日本刀は何故良く切れるか日本刀の魅力
復興五輪コロナ禍の開幕『復興五輪コロナ下の開幕』とは新聞の一面記事コロナ禍の中、遂に東京五輪が開幕しました諸手を挙げて賛成はしませんが東京五輪が始まった以上私もしっかり応援したいと思います選手の皆さんも日本の代表として自分の力を出し切って精一杯の活躍をして欲しいものですアスリートの皆さん頑張って下さい私もテレビの前で応援しますそんな事から東京五輪の入場式の様
―これから刀を学ぼうとする人へ―古刀期の相模国刀工の特徴これは日本春霞刀剣会の前会長犬塚恒之氏が「これから刀を学ぼうとする人へ」と題して時代別国別の方法を「季刊・春霞刀苑」に初心者の皆様へ分かりやすく解説したものです。多くの場合相州物の形態が完成されたのが、行光の門人とされる正宗のときとの説が世人の定説となっている。すなわち、新藤五国光-行光-正宗-貞宗-広光-秋広-広正としている。行光、正宗の時代位置を鎌倉末期と
剣道広正気会の卒業式(送別試合)3月15日、広正気会の卒業式(送別試合)を行いました昨年はコロナのために送別試合を行うことができませんでした50年以上の歴史で初めてのことでした昨年の6年生には申し訳なく思っていますはやい子供は幼稚園から6年生まで剣道を続けて頑張ってくれました広正気会は続けることを第一の目標にしています本当に良く頑張ったと思います送別試合とは卒業する6年生を送る広正気会の
前回に引き続き備前国の室町期の代表工の特徴をごく簡単に述べてみましよう。<室町期の備前物>応永から文禄(古刀末期)の約二百年間の室町時代は全国的に刀剣の制作が史上最多であり当然ながら備前国も多くの刀工が誕生して数多くの刀剣が鍛造された、そしてそれぞれの時代を代表する名工が輩出している。そこでこの間の備前物を大きく三つの時代に分けて、初期を応永備前、中期を寛正備前、後期を末備前に分けそれぞれの時代の代表刀工を覚えるとわかり易い。〈室町初期応永備前刀工一般の特
日本刀の名品を鑑賞しましよう短刀源清麿刃長7寸2分5厘反り僅か平造り短刀真の棟、極めて小振りな短刀地鉄大板目肌大きく柾状に流れる刃文匂いに小沸つく浅い大互の目乱れ、小沸出来の浅い湾れ刃中に砂流し入り刃先に向けて足入る。フクラより上部に食い違。鋩子返り中くびれて突き上げ風。如何ですか、小
先週の誌上鑑定の解答ですご覧ください先週の誌上鑑定の解答は新刀初期、陸前国『国包』の薙刀直しの脇脇差でした。種別薙刀直しの脇指刃長一尺六寸四分五厘反り五分四厘弱元幅一寸五厘元重二分九厘造込み薙刀直しの脇指、棟の庵やや高い、鏑地も柾目肌強い地鉄
―これから刀を学ぼうとする人へ―古刀期の相模国刀工の特徴これは日本春霞刀剣会の前会長犬塚恒之氏が「これから刀を学ぼうとする人へ」と題して時代別国別の方法を「季刊・春霞刀苑」に初心者の皆様へ分かりやすく解説したものです。前回は鎌倉期から南北朝期の相模国の作風を観てきました。すなわち、新藤五国光-行光-正宗-貞宗-広光-秋広-広正など作風さらには室町初期から中期にかけての相模国の作風を見てきました。今回は末相
記憶に残る一刀(日本刀)その第2段は平造り短刀相州住秋廣應安三(重美佐竹家伝来)です刃長、1尺1寸5分、反り2分、表裏に棒樋地鉄の鍛錬は板目肌、同作中白眉の地鉄刃分は皆焼であるが通常見るものより温和特徴、作柄全部が特徴、敢て説明の要なし(押し型を参照してください)押し型をご覧になられて直ちに脳裏にひらめいたもの作者の時代位置と中心五カ国のうち相模鍛冶群にあることは当然である(以上は、日本春霞刀剣会犬塚
こんな素敵な先生と社交ダンスを踊ろう!!!こんな素敵な先生・仲間と社交ダンスを踊りませんか指導者の田中先生ご夫妻のワルツ仲間のF・Kペアのワルツ社交ダンスって楽しいですよ10月になって気候もよくなりダンスを踊りやすくなりました今月はタンゴとルンバです会の特長は何と言っても田中先生ご夫妻という男女二人の先生が居られることです時にはお二人で組んで時にはお二人の
南北朝期の備前刀工一般の特徴前回に引き続き備前国の中から南北朝期の代表工の特徴をごく簡単に述べてみよう。<南北朝期の備前物>建武頃から明徳に至る凡そ六十年を南北朝時代と称して此の時代の刀剣は全国的にも鎌倉時代の作からみて大きな変化が見られる。特に体配の変化が著しく、寸法が長大となり身幅も広くなって鋒も延びた大太刀のような作が出現する。短刀も同様に寸が延びて身幅も広く寸延び小脇指体配の反りの付く刀姿となった。それに比して重ねは従来
日本刀って素晴らしい!!!日本人の心、武士の魂の日本刀、日本刀って好きですか。日本刀は世界に類をみない鉄パイプ椅子をも切ることができる武器(ビデオが有ります)であり、そして最高の美術品でもあります。日本刀の持つ機能を追求し一切の無駄を省いた姿・形に美を感じる方も多いと思います。日本刀に悠久の歴史を感じる方もあるでしょう。日本刀は武器ではありますが、時には信仰の対象ともなり権威の象徴ともなってきました。日
古刀期の山城刀工一般の特徴古刀期の備前に続いて今回は古刀期の山城国を見てみる。古刀期における此の国の刀工群は古くは平安後期頃から室町時代に亘って刀工が分布している。しかしそれぞれの刀工の時代を追って見ると備前国と相異する事が分かり、山城国は平安後期から鎌倉期を最盛期として南北朝期から室町期は刀工の衰勢期と見ることが出来る。政治の中心が奈良から山城に遷都して新時代の政治の中心地となった都における
日本刀の鑑定(誌上鑑定Ⅱ)です誌上鑑定では、刀の押し型と記述してある法量や(長さ、重ね、反り)、特徴などから答えが導かれるものなのです個銘当りとはいかなくても、時代や国には入れるものなのですそれ故に、誌上鑑定で鑑定方法を勉強しておけば実刀鑑定でもその鑑定方法が生かされ答えを出すことが出来るようになるのです誌上鑑定で少ずつ練習して日本刀の鑑定方法を学んでいただければ幸いです今回の誌上鑑定刀です、ご覧く
名品鑑賞國資(鎌倉期肥後国)今月の名品鑑賞は肥後国国資の太刀です(鎌倉期・肥後国)太刀國資(鎌倉期肥後国)。刃長二尺三寸一分四厘、反り七分、元幅九分六厘、先幅六分四厘、元重二分五厘、先重一分九厘、約五寸位摺り上がって原寸は二尺八寸位と推定、
こんな素敵な仲間と社交ダンスを踊ろう今年もコロナで始まり、コロナで終わる一年でしたやっとコロナが終わりかけると思ったら今度はオミクロン株とか・・早くコロナ禍が終わって平凡な日々がきて欲しいそんな日々です明るいニュースがない中社交ダンスを踊って心を豊かにしませんか社交ダンスってやってみると結構楽しいもの軽やかなリズムに乗って身体を動かしてダンスを踊るこんな素敵な事はありませんこんな素敵な仲間と社交ダンスを踊ろりませ
今年の冬も後半戦に入りました立春を過ぎましたがまだ寒い日が続きますこの時期皆さん如何お過ごしでしようか今朝近くを散歩して花々や景色を撮影してみましたご覧下さい現在の花壇の様子少しさびしい今年の冬も後半戦に入りましたこの時期の言葉には立春余寒春寒などの言葉があります立春は春の始まりそして1年の始まりのこと余寒は立春(2月4日)頃以降の寒さをいいます春寒は立春を過ぎても寒さがぶり返す時期
趣味人のひとりごとコロナ禍の中で北京オリンピックが始まりました皆さんご存知の様に東京オリンピックは日本選手の大活躍に終りました北京大会も日本選手の更なる活躍を期待したいものです今朝は呉地方ではパラパラと雪(1時間程度)が降っています呉地方ではこんな雪が今年2回目最低気温が1.1℃、最高気温が4℃の予想立春が過ぎたといえまだまだ寒い日が続きますところで広島県のコロナの蔓延防止期間が今月20日まで延長されました呉市も