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そのお嬢さんは都立の公立中学に入学早々、狙いを早大本庄高校に定めた。早大本庄は共学化してまだ3年目だったので、狙い目ではあった。そして英・数・国以外の教科をすべて捨て、この3科目に集中した。塾はもちろん早稲アカ。それでも言っちゃ悪いが小学校の時のイメージが強かったので、どんなに頑張っても早大本庄は無理だろうと思っていた。それが何と合格。驚いたの何のって近所のママさんたちがどよめいた(大げさ)。共学化して間もなかったので現在よりもかなり難易度は低かったとは思う。なんたっ
と、前回「なんであの子が早稲田に?」(考えてみれば大変失礼な話)を書いた。一方、中学受験では麻布中を受験した偏差値70の滅法頭のいい子が大学受験で失敗したケースもある。彼は中学受験では特に国語が神童と言われたほどの成績で、日能研のその子の通っていた教室では憧れの存在だったらしい。受験当日体調を崩して麻布中は不合格、いわゆるすべり止めの中高一貫中・高(そうとうレベルの高い学校)に進学した。この一貫中・高が悪いわけではない。彼は勉強そっちのけでバンドを組んで5年間の学生生活を謳歌し
さて、途中でぶった切れてた「早慶に入る」話に戻ろう。高校受験で早慶に入るといえばもう1人アクロバットの子がいる。そのお子さん(女子)のケースはもっとすごかった。ご両親は教育熱心ではないご家庭だが本人のやる気がけっこうあって、小5になった時に「日能研に入り、中学受験をしたい」と思ったらしい。しかし、日能研の入塾試験で不合格、栄光に通い始めた。勉強の程度は小学校のクラス40人弱の中でほぼ中くらい。ちょっとのんびりしていて勉強ができるという印象は全くなく、すごい勢いで追い込みをかけて勉