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飯場の子第7章26話「愛と伝統のラグパンレース」僕の高校時代はラグビーの記憶が9割で授業のことなどほとんど覚えてもいない。前述したが、ラグビー部に入部したことがきっかけとなり、僕は「悪さ」から足を洗い、本格的に部活動に没頭していくのだが、ヤンチャの世界の上下関係とはまた別の厳しさが当時の日藤ラグビー部にはあった。そこのヒエラルキーは、「1年生はしもべ、2年生は人間、3年生は神様」。監督の松久保は教祖という構造がきれいにも出来上がっているのだ。ただ、入部したての1年生は、春の大
飯場の子第7章28話「怪我と運命の11月26日」高校時代をラグビーに費やした僕は、普通の高校生活をエンジョイするような、バイトや合コンなどを楽しんだという思い出もない。しかし、その分、他の学生には出来なかった、ハードで熱い経験をしたという自負はある。そう、ラグビーと向き合いがむしゃらにやってきた。【練習試合のワンシーン】左筆者いよいよ僕らも最高学年になったのだ、「ノムラ主将」率いる日大藤沢ラグビー部30期の闘いが始まった。【30期メンバー】遡るが、僕は2年
飯場の子第7章27話「ラグビーに与えてもらった宝物」高校の運動部、当時は強豪校になるほど上下関係は厳しく、さらに部員は個性豊かな面々になる。我が日大藤沢ラグビー部も面白い仲間が揃っていた。ここで同期の仲間に触れてみたい。僕たちの代のキャプテンになる心優しき男「ノムラ」、小田原出身で登下校も三年間一緒だった「フジ」、京都からの使者「イマムラシン」、あるいった意味ムードメーカー「ショウヘイ」、横須賀の変態少年「オダ」、保土ヶ谷の熱血漢「ユウジ」、しっかり者の「バーバー」、