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物理ネコ教室002「物体の運動」その2です。いきなり、へんなイラストから始まっていますが、これは有名なギリシャのソフィストのパラドックス。「飛んでいる矢は止まっている」というやつ。どういう話かというと、すごい速さで飛んで的を射る矢といえども、途中のP点を通る一瞬を考えれば、止まっている、というものです。瞬間を考えれば、矢はどこにも動いていかないのだから、止まっていると考えるべきだ、と。そして、P点と的との間のQ点を通るときもまた、一瞬を考えれば同じことになり、矢は止まってい
鏡の左右反転問題の続きです。議論はさらに複雑に、深い世界へ入っていきます。ところで、上のイラストは前の記事と何がどう違うか、わかりますか?・・・そうですね、絵そのものの左右が反転しています。つまり、像の側から実物を覗いた絵になっているのがおわかりでしょうか。像の側から見た場合、そもそも上げている手が右ではなく左手になります。「像の側から見る」という見方をするかどうかで、この問題の深さも変わってきますね。「鏡像では右手が左手になる」
『源氏香』は誰がデザインしたのでしょうか?源氏香之図のデザインがあまりにもよくできているので、以前からとても気になっていました。いろんな文献を調べましたが、作者は不詳です。源氏香は、江戸時代初期、当代文化の指導者後水尾(ごみずのお)天皇の文学愛好の精神と香との結合から生まれた組香(二種以上の香を焚いて香の異同を判別するもの)の一種だと言われています。源氏香とは文字通り香道から来た言葉で、数や名前は源氏物語に由来しています。「源氏物語」は54帖あり、そのうち最初の「桐壺」と最後の
ミオくん「やほ!」とっぴ「やほっ。あれ?何、その長い棒は?」ミオ「なんだと思う?」ろだん「普通の木の棒だな。うん・・・途中に線が引いてある。刻み目みたいだな」あかね「なにかしら、この刻み目」むんく「・・・」とっぴ「わかんないよ。てんびんでもつくるの?」ミオ「これは、百科事典」あかね「え?」ろだん「はあ?」とっぴ「何をいってんの?」ミオ「へへ・・・わかるかな〜〜?」むんく「暗号?」ミオ「暗号じゃないけど、ちょっと、似てるかな。数学的な問題だから」とっぴ「数学?や