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【お知らせ】当科ではスタッフ医師を募集しています。募集要項はこちらです。当科の紹介記事はこちらから。メールでのお問い合わせはhematology@aih-net.comまでお願いいたします。こんにちは。血液内科スタッフKです。今回はJCOに掲載された、治療抵抗性の発熱性好中球減少症に対しての抗真菌薬治療の方向性に関する、日本からの研究をご紹介いたします。D-Index–GuidedEarlyAntifungalTherapyVersusEmpiricAntifun
久々の新薬情報です。4月6日に新規抗真菌薬のクレセンバ(成分名:イサブコナゾニウム)が発売されました。適応症は「アスペルギルス症(侵襲性アスペルギルス症、慢性進行性肺アスペルギルス症、単純性アスペルギローマ)、ムーコル症、クリプトコックス症(肺クリプトコックス症、播種性クリプトコックス症[クリプトコックス脳髄膜炎を含む]の真菌症の治療」。市中のクリニックからは処方されない薬剤ですね。では、深在性真菌症について、日経メディカルから抜粋させていただきます。深在性真菌症に対する新たな
こちらは、1ヶ月前からできた胸のシミ治療希望で来院された方の写真です診察で拝見したところ、胸の谷間にあたる部分に、1円玉大くらいの茶色い色素班があり、よく見ると鱗せつ(粉粉した薄皮)がありました最近1ヵ月で出現したことや、好発部位の胸にできているその特徴から、「癜風(でんぷう)」を疑い、カサカサしている部分を削って顕微鏡で真菌検査を行いましたその結果、典型的なマラセチア菌(短い菌糸と丸い胞子)が大量に確認でき、「癜風」と診断しました皮膚の常在真菌(カビ)であるマセラチア菌