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疫病が蔓延し、まひろが文字を教えていた少女「たね」が、両親が「悲田院」から戻ってこない、と泣いてきました。それは、乙丸が止めたって、行くでしょうね。子供を連れて来た時点で「そうなる」と覚悟すべきで。ほんと人はいいけど仕事がユルイ乙丸(褒めてます)。「悲田院」というのは、奈良時代に「光明皇后」が創設した施設ですね。藤原不比等の娘で、聖武天皇に嫁ぎ、皇族以外ではじめて「皇后」になった、という女性ですね。現代のどこかの国と大統領夫人と同じように、社会活動に熱心で、悲田院、施薬院を創設して、自ら病人の
登場人物がじわじわ増えていく上に、貴族の肩書が微妙にどんどん変わっているので、ついていくのが大変ですが(追いついていない所がある、かも知れませんが)。今回の人事異動で特に重要なのは、「伊周が大納言から内大臣になったこと」でしょう。道兼を右大臣に格上げしたうえで、道長、公任、実資らの先任者を一気に追い越して、伊周を大出世させました。なぜ、道隆はこんなに焦るのか?道隆は、自分の命が長くない、ということを予感しているんです。やたらに水を飲む、日差しが眩しい、これは糖尿病の症状です。飲酒癖の道隆
「昔のおのれに会いにきたのね。でも、今語る言葉は、何もない。」これ、いろんな解釈ができるシーンだと思うのですが。これは画面演出の印象からも「現実ではない、象徴的な場所」の出来事だと、私は解釈しました。まひろの夢の中に道長が現れた、同時に道長の夢の中にまひろが現れた。お互いの存在を確認して、言葉を交わすことなく分かれた。そういうシーンだ、と見ました。「せっかく再会したのに、挨拶もせずに分かれるなんて、そんな冷たい関係になってしまったのか、悲しい」という感想の方もおられるようですが、それは
道長、チャンス到来だ!!|千世(ちせ)思い起こせば、初回の道兼(玉置玲央)の悪の所業で、一気に心を掴まれた人がほとんどではないでしょうか?それだけインパクトのある展開でした。その後もさんざん悪態をつくシーンがあり、父の兼家の命令とはいえ、裏家業に手を染めるという藤原家の闇だった道兼でした。よくよく考えてみれば、まひろの母を道兼が刺し殺すこと自体、脚本家・大石さんの創作であり、その悪行は…note.com