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あれはいったいいつの事だったのだろうか?突然雨が降ってきた夕暮れ時バス停で雨のなかポツンと佇む一人の女性がいた…。その横顔が淋しそうで思わず僕はその人に傘をそっと差しだして一緒にバスを待つことにした初めて会った人なのにその人と相合い傘でバスを待つ…。なにも話すことはなくても自然でいられたしばらくしてバスが来てその人が「ありがとう。おやすみなさい。」と、小さな声で僕にお礼を言ってバスのなかへもっと一緒にいたかった…。その人の優しい残り香がいつまでも僕のそばで漂っていた
あの人に再会出来たのはちょうど僕の家の近くのコンビニでアルバイトをしていたとき…あの人が来店した…。本当に僕の心臓は止まるかと思ったくらい驚いた!これは運命?僕は驚きながらも目だけはずっとあの人を追い続けた…。僕は夢を見ているのではないか…店内の窓から差し込む太陽の光が今の僕を祝福してくれているように光り輝いていた…。
今の僕は初めて雨の日のバス停であの人に出会った頃のような子供ではない大人になった今自分の気持ちを正直に伝えたかっただけど…。あの人の薬指の指輪を見た時どうやら僕の初恋は終わりを告げるらしい…。そう悲しく悟った…。
僕のバイトするコンビニに何度かあの人が来店するようになったそしてあの人と初めて話をした日…。あの人の声は小さくておだやかにゆっくりとした話し方だった声を聞くだけで僕の心臓の音があの人に聞こえてしまわないかとハラハラしたそうして何度か話をするうちに僕たちはやっと打ち解けて自然に話をするようになった