佐武純平(山口智光)は浅草・下町通交番の巡査長。町の治安を守りながら、娘・はな(久家心)を男手ひとつで育てている。ある日、「アパートに住むおじいさんの様子がおかしい」との通報が入る。駆けつけると、ケースワーカーの長谷川貴子(安めぐみ)が必死にドアを叩き、中では住人の砂田冬吉(品川徹)が倒れていた。砂田は元鳶職人で、以前から体調を崩していたため、貴子は生活保護を勧めていたが、受給を拒否し続けている。翌朝、公園で腹部を刺された遺体が発見され、純平は規制線を張っていた。そこへ刑事の柳田英俊(内藤剛志)