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今回は、居飛車が急戦か持久戦かの態度をギリギリまで保留する指し方をしてきた時に、美濃志向の四間飛車側がどういった駒組をしていくべきかについて、検討をしていきたいと思います。美濃囲いの上の歩というのは、実はどれも突きづらい事情があります。5筋を突けば△54銀が消え、6筋を突けば△64角が消え、7筋を突けば美濃のコビンが開き、8筋を突けば87の空間が空いたり、△84歩を▲66角等で狙われます。もちろん、突く事でメリットになるケースも多くあり、とても大雑把な言い方をすれば、急戦では5筋を突きたい時
以前、評価値による戦型選択について、少し書いてみました。結論としては、評価値を神格化するならば、先手居飛車が最強で、後手は2手目にして指す手がないという身も蓋もない話になりました。アマチュア的には実戦的な勝ちやすさが重要なので、振り飛車が有力な選択肢の1つになります。しかし、プロのトップレベルでは、もはやAIの導く最善手を指せなければ勝てない将棋になりつつあります。藤井八冠の指し手の数々は、将棋の真理を地で行くような指し方が人間にもある程度は可能だという事を証明しています。彼にでき
四間飛車穴熊を愛用し始めて、しばらくが立ちました。正直かなり手ごたえを感じているというのが率直なところです。簡単に勝てるわけでもないのですが、課題がかなりわかりやすいのが個人的にはかなり嬉しいですね。ひとつずつ改良していけば、さらに強い武器になりそうです。そんな中で対銀冠が一番苦戦している戦型ですね。当初は相穴熊ばかりだったのですが、やはりレートが上がるとそれなりの練度と理屈を持って対抗してくる猛者ばかり。銀冠は定説のとおり、穴熊対策で力を発揮してきます。いろいろと