ブログ記事132件
奈良県奈良市・富雄丸山古墳から出土した蛇行剣に関するニュースを見ました。見出しが「まるでもう少し後の年代の『剣』と『刀』を合わせたような特異な形状」とのことだったので、どういうことかと思っていたら柄の部分の事と分かって深く納得しました。つまり刃に近い部分である杷縁が片方に突起があって、これは『剣』の特徴で、柄の先端である杷頭がL字なのが『刀』の特徴だということでした。この2枚の絵の剣と刀はどちらも兵庫県丹波篠山市・雲部車塚古墳の出土品(剣・刀両方の出土状況を再現したレプリカや刀の復元品が
2023年もまもなく終わろうとしています。ことしの古代史の界隈を振り返ると、もっとも注目を集めたのは富雄丸山古墳と言ってよいのではないでしょうか。吉野ヶ里遺跡の石棺は瞬間的に注目されましたが、石棺内から副葬品などは見つからず、一気に興味が薄れてしまいました。その点、富雄丸山古墳の造出しから出土した蛇行剣と鼉龍文盾形銅鏡には、有無を言わさぬ迫力がありました。蛇行剣(上)と鼉龍文盾形銅鏡(下)※『富雄丸山古墳の発掘調査―第6次調査―』奈良市教育委員会2023より引用富雄
三の丸尚蔵館のレポートの途中ですが、ニュース速報的にレポートを1つ挟みます(^o^)奈良県は橿原市にあります、橿原考古学研究所附属博物館奈良県立橿原考古学研究所附属博物館[トップページ]www.kashikoken.jpへ行ってきました(^_^)/現在こちらでは、「富雄丸山古墳の蛇行剣-クリーニング作業が明らかにした巨大鉄剣のすがた-」と、銘打って、最近ニュースでも頻繁に取り上げられている"富雄丸山古墳"の「蛇行剣」を一般公開しています。国宝ではありませんが、"世紀の大発見"、