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「夜の診察室」「夜の診察室」1971年9月4日公開。松坂慶子の初主演作品。脚本:長谷川公之監督:帯盛迪彦出演者:松坂慶子、峰岸隆之介、高橋昌也、長谷川待子、真山知子、早川雄三、後藤ルミ、富川澈夫、藤村有弘あらすじ:商品化されたセックスが氾濫する今日、人々は楽しみよりも苦しみを、喜びよりも悩みをもたらされる。この様な人々のために、あるマンションの一室に医学博士・麻生周造(高橋昌也)が経営する性相談室がある。梢(松坂慶子)は大
女といえども情け容赦なく斬る、暗い宿命からくる虚無感や孤独感といった翳を持つ眠狂四郎像が確立したのは、誰がなんと言おうと市川雷蔵です。『眠狂四郎殺法帖』(1963年・大映/監督:田中徳三)無頼の浪人・眠狂四郎(市川雷蔵)を訪ねて加賀・前田藩の奥女中・千佐(中村玉緒)がやってきます。唐人・陳孫(城健三郎=若山富三郎)から守ってほしいという依頼。時を同じくして陳孫から呼び出しを受けます。前田藩主(沢村宗之助)は銭屋五兵衛(伊達三郎)と密貿易をしていましたが、公儀への発覚を恐れ、銭屋一族を処断。千
今日も大映女優で大映末期を支えた関根恵子のポスターです。現在も高橋惠子の名前でベテラン女優として活躍しています。デビュー作が昭和45年の「高校生ブルース」で大映が倒産したのが昭和46年なので大映では1年程度しか活躍できませんでした。「おさな妻」は主演第2作でリメイク版の映画や多数のドラマ版の元祖になります。現在ではどちらも内容的にテレビ放送は不可能な作品で大映の末期は若者向けの暴力とエロ・グロな作品が多数製作されました。関根恵子はこの時15歳なので「太陽にほえろ!」でシンコを演じた時はま
殺生石伝説の映画を製作するにあたって源太郎さんは、まずは原作を確保しました。殺生石伝説は謡曲や歌舞伎にもなっていますが、古い伝説だけに細かい点は諸説あって、まずは内容を絞らないと脚本にすることも出来ないからです。戦前に活躍した作家・岡本綺堂の殺生石伝説を基とした小説「玉藻の前」を一応の原作と決めた源太郎さんは、まず最初に岡本家と交渉して同作の映画化の許諾を得ました。もっとも後に完成した映画は必ずしも小説「玉藻の前」を忠実に再現したものとはなっていません。次の段取りは小説「玉藻の前」
昨日は母と二人きりの夕食で、久しぶりに母から昔話を聞いた。母の話は聞くたびに新たな発見があり、驚かされる。以前は疎開先の岐阜の広場で遊んでいる時に、米軍機から機銃掃射を受けたことで驚かされたが。昨日も何気なく話していた中で、祖父の実家がある山口県熊毛群伊保庄村へ滞在した時の話。終戦から間もない頃、1950年頃だと思うが、そんな時代に東京から山口に行くのはなかなか大変なことだ。「なんで行ったの?」と聞くと、「宝塚の試験を受けて、そのまま足を伸ばして山口まで行った」との
今日は安田道代の映画ポスターです。現在は大楠道代の名前で阪本順治監督の作品などに出演している演技派女優です。昭和51年に結婚して改名しました。現在は演技派女優のポジションですが若い頃は大映所属で現在とは違ったイメージです。昭和42年「痴人の愛」は谷崎潤一郎原作小説の3度目の映画化で監督は大映で話題作を多数監督した増村保造です。昭和43年「第二の性」も増村保造監督で緒形拳が注目されだした頃の作品です。「秘録おんな蔵」は安田道代の秘録おんなシリーズで田村正和が出演しています。「秘録おんな