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大学1年生には関係ないかもしれませんが,予備試験の科目に入っていますのでお勧めテキストを書かせて頂きます。🔲基本書①大島本問題研究要件事実が改訂されていないので本書が定番になります。新版完全講義民事裁判実務の基礎[入門編]〔第2版〕─要件事実・事実認定・法曹倫理─Amazon(アマゾン)4,180〜9,020円②岡口本非常にまとまっているテキストです。要件事実入門初級者編Amazon(アマゾン)1,980〜6,106円🔲演習書①岡口問題
司法試験の世界には、古くから「基本書か予備校本か」という争点があります。勉強のメインに据える教材をどちらにするのか、この点を巡って延々と議論が続いています。ロースクール時代になっても、この議論はたびたび耳にします。実際には、純粋にどちらか一方だけでよいとする「純粋基本書主義」や「純粋予備校本主義」のような立場もあれば、どちらか一方をメインにしてもう一方を辞書的に使用することを容認する折衷的な立場までいろいろありますが、この際細かいことはどうでもいいです。ようするに、(特に基本書主
★「基本書か予備校本か」という愚問の続きです。基本書を読む(ならば)→司法試験に合格する。この命題は、受験界の有力説のひとつとして昔から根強く支持されています。ロースクール時代以降、この手の主張は以前より広く受験生の支持を集めるようになりました。しかしながら、基本書を読むことと司法試験に合格することの間に、まともな関係性はほとんどありません。全く関係がないとは言いませんが、少なくとも、基本書読み(≒インプット学習)をメインに据えるような勉強法が、試験合格の
今回は、司法試験(だけではなくて本当は全ての試験)における勉強の順序と基本の重要性、とりわけ、その順序が相対的に不可逆である、という点を指摘したいと思います。【日の丸のたとえ】司法試験の勉強と法学の勉強が、境界を接していることは間違いないでしょう。さらに、法学が司法試験を包含する関係にある、ということも一応はいえると思います。ただ、法学の勉強さえしていれば、それがそのまま司法試験の対策にもなるという考え方、すなわち「大が小を兼ねる」的な関係は、司法試験においては完全に
刑事訴訟法講義/池田修¥3,780Amazon.co.jp通称「イケマエ」。現在最も人気のある刑事訴訟法の基本書です。刑法学者として有名な前田先生と裁判官の池田先生の共著です。(実質的には池田先生の著書だ、という言い方をする人もいます)本書が新司法試験時代になって人気No.1の基本書になった理由は、何より本書が一貫して判例・実務寄りの立場から記述されていることにあります。司法試験科目の中で、憲法と刑訴は、学説と判例・実務の関係が他科目と違っています。普通は、
前回までの記事で、第55回社労士試験合格1年目から3年目(合格した年)までに使用した教材などについて書きました『社労士試験合格のための教材と勉強方法(3年目)』前回までの記事で、第55回社労士試験合格1年目や2年目の勉強で使用した教材2度の不合格から3度目の受験へなどについて書きました『(前編)2度の社労…ameblo.jp今回は、第55回社労士試験に独学合格できた3年目に使用した教材(メインとサブ)※ちょっと詳細版について書いてみたいと思い
発明推進協会の新刊です。第5版は8年ぶりの改定のようです。第5版では、マルチマルチクレーム制限や分割出願審査中止などの最新の法改正事項、発明の単一性及びシフト補正の例示、新たな重要判決例、外国語特許出願、外国語書面出願などに対応したそうです。特許出願の中間手続基本書第5版Amazon(アマゾン)「特許出願の中間手続に特化した日本で唯一の書籍」経験豊富な実務者にも御満足いただける諸制度の解説と、初学者にも分かりやすい具体的な参考例をふんだんに盛り込み、特許出願の中間処理
追記は全て青字にしてあります。ロースクールの未修に入学することについて、私個人としては大きな危機感を持っています。未修に入学することを考えている人には、基本的に「既修の方が良い、わざわざ未修に入学するのはやめた方が良い」と伝える程にです。質問箱でも先出ししてしまいましたが、理由は「ロースクールでの生活に必要以上に適応してしまい、司法試験合格という目的意識が薄れてしまいやすいから」です。既修よりも一年長くロースクールに在籍し、しかもそれが制度として予定され正当化されている(この
たのしい刑法I総論/弘文堂¥3,150Amazon.co.jpたのしい刑法〈2〉各論/弘文堂¥3,465Amazon.co.jp学者執筆のテキスト(学者本)ですが、ほとんど予備校本のような装いです。分かりやすさの点でも、予備校本に全く負けていません。タイトル通り、学者執筆のテキストとは思えないほど記述が分かりやすく読みやすいです。内容的にみても、学者の独自見解が打ち出されている部分はほぼなく、概ね受験界通説に近いです。どの基本書をみても独自説ばっかりの刑法テ
民法(1)総則第3版補訂(有斐閣Sシリーズ)/山田卓生¥1,680Amazon.co.jp有斐閣Sシリーズの民法(共著)です。Sシリーズは、どの科目もコンパクトにまとまっていて分かりやすくおすすめです。【有斐閣Sシリーズについて】刑法は(結果無価値なので)受験対策本としては使えません。民法・商法・民訴・刑訴の4科目は、どれも薄めの基本書として及第点以上のテキストです。順番としていうと、まず民法が一番、次に民訴・刑訴、最後が商法という感じかなと思います。なお、憲
こんばんは。ロー入試の結果がだいたい出揃ったみたいですね。就活と比べると進路が決まるのが遅いので、やきもきしたと思います。お疲れ様でした!また、司法修習の給費制が復活したようですね。貸与しかないなと思っていたので、普通に生活できるだけの資金が出て非常にありがたいですし、具体的に働きかけてくださっていた方々には大変感謝しています。ただ、学部同期の友人やお世話になっているブロガーさんは狭間の世代になってしまっているので、心苦しい気持ちもありますね。さて、先日の記事でコメントいただいた以下のご質