ブログ記事287件
阿部智里さんのファンタジー「烏に単は似合わない」(文春文庫)人間ならぬ、しかし、通常は「ひと」の姿をしている八咫烏たちが住む異界、山内(やまうち)。日本の平安時代を思わせる世界です。今年は特別な年。日嗣の御子、若宮の后「桜の君」候補である東西南北の四大貴族の姫君たちが、后選びのために後宮、桜花宮に登殿するのです。東家の姫君、あせびは本来の后候補だった姉姫が病に臥せってしまったため、その代わりに急遽、后候補となった姫。漆黒のストレートロングヘアーが美しいとされる山内にあって、
最近、またまたハマってしまった本。「私の幸せな結婚」著:顎木あくみ(あぎとぎあくみ)画:高坂りとキャラクター原案:月岡月穂きっかけはやはりSNSの広告から。絵がキレイな漫画で、読み始めたらどんどん引き込まれていく。わたしの好きな王道のシンデレラストーリー😍原作の小説が3巻まであったので、そちらも読みました。しかし。3巻で完結だと思っていたら、なんとまだ続いていた。続きが早く読みたいゾー( ̄▽ ̄)ノ小説の表紙と漫画は高坂りとさんの画。そして漫画は原作にとても忠実に描
ようこそ、いらっしゃいました浮世離れの語り草『今宵の主役は…夢の通い路の謎めいた青年朧に密かな思いを寄せる桃色の髪の鬼娘、いろは』どのような不可思議がとびだすのやら…聞くも聞かぬもおこころしだい…どうぞ、ごゆっくりなさってください
日向ぼっこここは、夢の通い路あたりには、螢火美しい黒蝶がひらひらと舞っている現世と黄泉比良坂の境にある妖の住まう隠れ里稀に未練を残した魂が迷い込んできてしまうことがある妖の黒猫、あずきちゃんも迷い『魂』であったが里のいっかくにひっとりとあるお屋敷に朧という青年と一緒に住んでいる「朧、日向ぼっこにゃ♪」お屋敷の縁側に座っている青年に話しかける「おいで」朧と呼ばれた青年は穏やかに微笑み優しく手招きをする嬉しくして彼の膝に乗り喉をゴロゴロ鳴らすあずきちゃん朧は、迷