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山梨県甲州市でジャズピアノ教室を主宰している三枝数也です。下の写真は先日のDUOLIVEで使用したものです。二小節目にあるG/Bの押さえ方、知っていますか?クラシックの和声法で説明するとキーがC(ハ長調)でⅤの1転(第一展回形)。便宜的にコードで記してありますが、押さえ方は、左手でシの音、右手はレ、ソだけです。2音です。この元になった音源もそうでした。クラシックの和声ではⅠやⅤの第一展回形の第三音(この時のシの音)は右手の方に入れないことになってるからです。(ベ
5和音になると、更に古典和声のルールからの逸脱はやむを得ないものとなっていきます。古典和声では、・7thコードの第3音は上行せよ(導音)・セブンスコードの第7音は下行せよ(下行導音)・テンション(非和声音)は下行解決せよと習いますが、当然、これらを充足させることは不可能になってくるので、例外的な処理が沢山出てきます。しかし、特にストリングスセクションにおいては起源が西洋古典音楽にあるため、個人的には機能和声の精神を根底に保ちながら書く方が良い結果が得られるように思います。※ブラス
和音の構成音と短9度をなし、和音の機能を阻害する音メロディーにハーモニーをつけるという伝統的な作曲法ではなく、コードにメロディーをつけるという作曲法が、ジャズ以降広く普及しました。ポピュラー作曲に欠かせない、コードにメロディーをつける手法用の理論が、所謂「コード理論」です。コード理論も従前の「和声法」も全く同一の作曲概念を用います。コード(和声)と機能です。ですから、2つ理論は全く同じものです。違うのは、メロディーにコードを付けるのか、その逆かです。技法の違いです。前置きが長くなり
こんにちは。早稲田こどもピアノクラブの高橋弘子です。師走に入りました…˚✧₊朝の目覚ましラジオからは、フランスのクリスマス曲が聴こえてきて♪ヨーロッパの教会に行った気分になりました。(NHKFM「古楽の楽しみ」)*・゜゚・*:.。..*。・*:.。..。.:*・゜゚・*突然ですが、修辞法(レトリック)という言葉を聞いた事がありますか?元々、広い意味での修辞技法(レトリック)とは、「語り手が聞き手に対し、自らの意思、思考を印象深く