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「労務事情」連載中!!(毎月1日号)https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/romujijo/今日の労働判例【社会福祉法人青い鳥事件】横浜地裁R2.2.13判決(労判1222.38)この事案は、社会福祉士の資格を有し、障害者の就労支援センターYで、有期労働契約者として働くXが、産休育休に関し、「同一労働同一賃金」のルールに反し、無期契約社員よりも不利な取り扱いを受けた、と争った事案です。裁判所は、Xの主張を否定しました。1.判断枠組
ゴミ箱モデルH.A.サイモンの意思決定論では、「限定された合理性」のなかで、できる限り合理的な意思決定を行う仮定を取っていました。このサイモンの限定された合理性にも限界があります。その限界を克服するために、J.G.マーチ=M.D.コーエン=J.P.オルセンらが主張した意思決定モデルがゴミ箱モデルです。彼らの考えるゴミ箱モデルは、相互に独立した4つの決定因(選択機会、参加者、問題、解)があると考えました。そして、「選択機会(=ゴミ箱)」に「参加者(意思決定者)」、「問題」、「解」が出たり
※週刊東洋経済「依頼したい弁護士25人」(労働法)※司法試験考査委員(労働法)※YouTubeで3分解説!https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK今日の労働判例【キムラフーズ事件】福岡地裁平31.4.15判決(労判1205.5)この事案は、H17.5に菓子等の製造を行う会社Yに営業職として採用された従業員Xが、H28.4に営業部から製造部へ異動させられ、給与や手当が2