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宅男(zháinán)、女子の場合は宅女(zháinü3)。日本語の「オタク」が起源の外来語だが、日本語の「オタク」の意味とはちょっと違ってきているので注意が必要。そのことに私は台湾朋友Aさんと話をしていて気がついた。彼は日本語の「オタク」のことを「家からほとんど出ずにゲームばっかりやってる人」「准ネトゲ廃人」みたいに理解していて、話がイマイチ噛み合わなかったのだ。中国語の「宅男」がそんな感じの意味だから勘違いしていたらしい。台湾の「両岸詞典」にはちゃんとそのあたりのことも書いてある。ち
※2018年の記事に加筆しました。中国語初学者の方が読まれると混乱なさると思うので、上級者の方のみの閲覧をお願いいたします。上からで本当にすみません💦台湾映画『對面的女孩殺過來(ロマンス狂想曲)』で、気の弱い主人公の阿正(台湾男子)が、気の強い中国女子に「我有説嗎?有嗎?」(オレそんなこと言った?そう?)と言う場面がある。そう、この「有」は、台湾華語2大スターの一つ。教科書的な使い方以外の「有」の用法をまとめてみよう。1)助動詞化した有あれは20年ほど前。台湾のことをあまり
台湾で「丼」の字を日本語のように「ドン」と読むというのはよく知られていますね。中国語の漢字自体の読み方はjǐng(ㄐㄧㄥˇ)かdǎn(ㄉㄢˇ)なのでこれは日本語由来だろうなとはぼんやり思っていましたが、台湾ドラマ『料理が冷めないうちに』(台湾の50年代が舞台)の中で出てきてオヤっとなったのでした。使っていたのは主人公と主人公のお父さん。お父さんの一番好きな料理として「親子丼」が出てくるのですが、これを中国大陸から戦後やってきた主人公たちが中国語の中で「qīnzǐdòng」と発音していました
台湾のテレビを見ていて、聞かない日はないスラング。それは、哇塞(wāsāi)うわっ、マジ?すげえ何とこれも台湾語のエロ系スラングが起源らしい。こっちは生殖器系ではなく行為系である。台湾語の「我駛恁娘」(台湾語の発音は「わさいりんにゃん」、意味は英語のFym)が縮まって「我駛」になって、で、最後は「哇塞」と書くようになったらしい。ただ、現在の「哇塞」には人をののしったりする意味はなく、ただ「うわあ」「すげえ」みたいな感嘆詞である。いやあ、台湾語のスラングって全部ソレなのね!?哇塞!!
ㄎㄧㄤ(キャン)➡イッテル、トンデル、プッツン台湾語由来の流行スラング。ローマ字にすると「kiang」。「ハイ」になった状態のもっと進んだ感じを表す。↓は台湾ドラマ「極品絕配(華麗なるスパイス)」の第9話。少威が「他khiànkhiàn耶」と言ってるのだが、日本語字幕は「マヌケそうだけど」。中国語字幕は「他少一根筋耶」となっている。↓は『花甲男孩轉大人』を語る盧廣仲(クラウド・ルー)。「宜蓉の演技はブッ飛んでるからね」元の台湾語は恐らく「khiànkhiàn」↓。「頭を上げる」と
好きなシーン(登場順)1友子がモデルたちの荷物を抱えてホテルに入って行くシーン。フロントの向こうに海が見える。と、泊まりてーー。→泊まりましたあ。2手紙のナレーションとテーマ曲をバックにそれぞれが海を眺めるシーン。孫に車椅子を押してもらって茂伯。ハーモニカを吹きながらのローマー。そしてアガ…。3教会でのダーダーのピアノのシーン。エンドレスの後奏も面白いけど、本が鍵盤に落ちて信者のおじいちゃんの心臓にダメージを与えるとこ、笑える。4ホテルのエレベーターでダーダーの歌に合わせて議長は
按呢喔(án-neo/あんねお)➡そっか、そうなんだ台湾語だがほぼ台湾華語化しており、台湾ではごく普通に使われる。↓は『獅子王強大』第1集。このように字幕は"這樣喔"になっていることも多い。
※2019年7月の記事に加筆これも毎日耳にするくらいの超スタンダードなスラング。それは、機車(jīchē)うざいもともとの意味はもちろん「バイク」のこと。でもスラングの意味としてはコレ。日本語訳には「いやらしい」とか「めんどくさい」とかいろいろあるが、やはりこの「うざい」が一番ピッタリくるような気がします。↓は2022年の台湾ドラマ『仙女姐姐來我家』53話23分28秒。土地公が琥珀のことをこう言っています。「個性變得有點機車」(性格がちょっと悪くなったよな)↓は台湾ドラマ『三明治女
中国語で言うなら「不要緊(búyàojǐn)」。大丈夫、大したことない、という感じかな。台湾ドラマ『戀愛沙塵暴』の第5集、林家の長女、亦珊が色々あって急激に気になり出した莊浩洋のことを考えながらキャンパスを歩いているとその莊浩洋が目の前に現れて言葉を交わす。と思いきや、実はそれは掃除のおじさんで(莊浩洋で頭がいっぱい過ぎておじさんが莊浩洋に見えた、というギャグね)、おじさんに台湾語で「あんた大丈夫か⁉」言われての亦珊の返し。字幕は「沒事」となっているが、亦珊は台湾語で無要緊(Bôi
大好きな台湾ドラマ『花甲男孩轉大人』の主題歌でもあるクラウド・ルー(盧廣仲)の「魚仔(He-R)」。ドラマのヒットにはこの曲の良さもかなり貢献してると思う。ホントにいい曲。何度聴いても飽きない。CDもちゃんと買いましたよ!訳してみました。※緑の歌詞は中国語、青色の歌詞は台湾語Yutube去學校的路很久沒走大学には長いこと行ってない最近也換了新的工作最近またバイトも変わった所有的追求是不是缺少了什麼何かを求めているのにいつも何か欠けていて想像著生活風平浪靜穏やかな暮
2015年の記事に加筆します。台湾華語独特のボキャブラリー。爛(làn)⇨だめ、ひどい、下手etc台湾のドラマ、バラエティ番組とかでよく聞いてましたねー。『中国語ジャーナル』2011年10月号で曾少宗(フィガロ・ツェン)も言ってました。可是在讀書的時候發現:でも学校で勉強しているときに気づいた:哇!我的物理跟化學的成績怎麼這麼爛!うわっ、僕の物理と化学の成績、なんてこんなにひどいんだ!☆☆☆☆☆昨日(2020.8.27)ユーチューブで見かけたのも「ひどい」
中国語の様態補語は基本的に構造助詞「得」で導かれる。「歌うのがうまい」は唱歌唱得很好でも台湾でよく聞かれるのは、この「得」を省略した言い方で、台湾華語の文法面における特徴の一つ。今見てる台湾ドラマ『艾蜜麗的五件事』、第4集で出てきたのがこれ↓吃好飽(chīhǎobǎo)お腹いっぱい台湾ではホントよく聞くけど、教科書的な普通話ではこうは言わないので気をつけて♡
※2018年の記事に加筆卡卡(khê-khê/けーけー)➡️引っかかる、ツイてないずばり台湾語で、普通は「卡」の字が使われるが、台湾語の辞書に載ってる漢字は「㧎(khê-khê/ケー)」。つかえる、引っかかるという意味で、そこから物事の通りが悪い、順調ではないツイてない。というような意味になる。発音は華語の「kǎkǎ」でも「qiǎqiǎ」でもなくて台湾語の「khê-khê(けーけー)」。2023年の台湾ドラマ『有生之年』第2集。久しぶりに会った初恋の相手が「あれからずっと卡卡だった
台湾好きの方にはおなじみの台湾語、「乎乾啦(ホダラ)」。そう「乾杯」という意味ですね。今Gyaoで無料配信中の『真愛找麻煩』第55集ででてきます。このドラマ、あまりに長くて以前飛ばし飛ばし見てた。先日ふと見てみたら、ちょうど吳慷仁くんが出てくるとこじゃありませんか。うえーい。と喜びつつ見てたら「乎乾啦(ホダラ)」が登場。謝坤達くんのセリフで、中国語字幕は「乾杯」、日本語字幕は「うまい」。でも「乾」を「ta(ダー)」と読むかなあ、と思って調べたらやっぱり元の漢字はこれじゃない。教育部推薦の漢字
4)「開始」を表す「起來」が結びつくことのできる動詞が中国語より少ない方向補語“起來”は、中国語の場合、本来の「起き上がる、立ち上がる」という意味のほかに派生義として①「~し始める」(下起雨来了)、②バラバラのものをまとめる(包起来(包む)、收拾起来(片づける)、团结起来(団結する))③「~してみると」(看起来要下雨(見たところ雨が降りそうだ))といった意味がある。台台湾語の方向補語“起來”にも「~し始める」の意味はあり火燒起來矣。(火が燃え始めた)面紅起來矣。(顔が赤く
➀です。2020年7月更新。語句の詳しい意味などはそれぞれのリンク先過去記事を見てくださいね。②(新しいもの)③(最新)もあります!!こちらの➀も時々情報をアップデートしています。伯伯(pek-pek)➡おじさん阿母(a-bú)➡お母さん卡哇伊(かわいい)➡かわいい啊哪達(アナタ)➡ダーリンアタマコンクリ➡頭が固いアタマショート➡頭がおかしくなる〜很大(~hěndà)➡めちゃめちゃ〜する寒蟬效應(hánchánxiàoyìng)➡萎縮効果荷包(hébāo)➡
これも2013年9月に書いた記事の加筆修正版です。“不錯”は「いい、すばらしい」という意味の形容詞。同じ「いい、すばらしい」という意味の“好”は“好吃”で「おいしい」となるが、“不錯”の場合は普通話では後ろに動詞は来ないのが普通。もし中国語検定で「美味しい」を“不錯吃”と書いたらバツかも。が、台湾ではフツーに言います、不錯吃(なかなかおいしい)。これももうおわかりと思うが、元は台湾語の言い方。台湾語の“袂䆀”(bē-bái/べばい)は華語で言うと“不錯”に当たるが、こちらはそのあとに動詞