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ミニシアター全盛期に大学生だった私もう本当によく男女問わずの仲間たちと新宿や渋谷のミニシアターとかで単館系映画をたくさん見ました~そんな私が、20年以上ぶりに、今回ご紹介する映画を新宿にて見に行ったのは…ナナント、人生初の女子5人組むちゃくちゃ新鮮で楽しかったんですね・・・と語りだすと、映画の感想になかなか辿りつかないのでオフ会については、また後日語ることにしますいつもの通り、ネタバレやあらすじなしお伝えします
空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーの青年フリアン。彼が、自分自身のなかに見たマンティコア(怪物)とは何なのか。なるほど、「怪物、だーれだ?」ではない訳だ。しかも、キャッチコピーに「心の闇のタブーに踏み込んだ、衝撃のアンチモラル・ロマンス」と書かれれば、どこか不道徳でワクワクする。(これは誤解だった)監督はスペインのカルロス・ベルムト。日本のアニメやゲームオタクの監督だから、映画の中に日本食や日本文化がどんどん出て来て、映画のテンポもゆっくりだし、感情の描き方も大げさな描写はない。
山田太一の長編小説「異人たちとの夏」というより、映画の好きな人には、大林宣彦の監督作品「異人たちとの夏」のリメイクと言う方が良いだろう。新たな脚色で映画化したのは、「荒野にて」「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督。物語のラインは大林版と同じ。風間杜夫が演じる脚本家が、浅草の街で、少年時代に事故死した筈の両親と出会うというものだ。そして、死んだはずの両親と逢うたびに、思い出や親の育てられなかった無念と出会っていく。父親は片岡鶴太郎。母は秋吉久美子だった。オカルトシーンには、ややうんざりだった