伏見神寶神社(ふしもかんだからじんじゃ)は、稲荷山を背にする古名・丸山(笹山)に鎮座する神社で、創建年代は不詳であるが、平安時代に創祀されたとされ、仁和年間(885~889年)に宇多天皇は大神宝使を遣わすなどをしており、皇室の信仰も篤かった。その後、中世以降は政変などにより衰退していった。そして、昭和三十二年(1957年)に再建された。神宝宮とも称され、社名の神宝は、神授の十種神宝(とくさかんだから)が奉安されたことに由来する。また、この地は、竹取物語のゆかりの地ともいわれており、叶え雛と称する