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1人分娩室に残されていた私。不思議と涙は出なかった。自分の事じゃないような気分でいた。痛みも何もなくてただ『無』になっていた。しばらくして、○○さんが戻ってきた。『今無事に行ったからね。大丈夫よ。大きい病院だから安心して。赤ちゃん、産まれて自分から元気に泣いたしすごくキレイな色してたよ。あの子は大丈夫。私、たくさん赤ちゃん見てきてるからわかるわよ。』嬉しかった。『○○さんはサコウって見たことありますか?』なんとなく気になって聞いてみた。すると、『30年助産師
この経験を忘れないようにコロナのせいで、入院したら面会できるのは1名のみ。しかも一万円以上かかるPCR検査をして検査は2週間以内のみ有効という制限付き。結果いつ来るのか分からないお産で立ち会える可能性も元から低いため1人で産むことを決意!予定日を2日過ぎた朝、まだ夜も明けきらぬとき、破水。勢いよくビシャーと出た訳ではなく、なんか濡れてる〜くらいだったが、産院に連絡。すると来てくださいとのこと。入院準備はバッチリできていたのですぐに向かう。やはり破水だったので、そのまま入院すること
私の傷などのチェックをし終えた先生と、2、3言葉を交わした後に先生からこう言われた。『実は、お子さんは鎖肛と言って肛門が閉じた状態で産まれてきました。このままだと排便ができませんし今現在ガスも溜まっていると思われます。すみませんが、ここでは対応できないので、NICUのある病院へ連絡をして、受け入れてくれるかどうかを聞きますが、ご主人付き添いできますか?』こんなような事を言われた。急なことで何も言えなかった。肛門が閉じてる?そんなの聞いた事ない。今我が子が大丈夫なの
昨夜は夫もあまり眠れなかった様子。そりゃそうだよね…普通なら今頃幸せでいっぱいなはずなのに。今日も赤ちゃんの病院と私の病院の行き来して間に役所も行って3食、長男のご飯作って…ごめんね。こんなはずじゃなかったよね。ちよ吉の手術が3日後にあると昨日夫から聞いていた。いきなり肛門の手術ではなくてまず、人口肛門を作ってある程度体重が増えたら肛門増設手術をして、その後、人口肛門閉鎖手術をするみたい。これだけで3回の手術。その第一回が3日後。ところが、手術の予定
『見つけてあげられなくてすみませんでした。』と、言いながら私に頭を下げてきた院長先生。急な事でびっくりしてしまい『先生!!やめてください!そんなんじゃないんです!いいんです!私、無事に産まれてきてくれただけで、それだけで良かったんです!』咄嗟に出た。『無事に産まれてきてくれただけで良かった』本当にその通りだと思った。ダウン症が全く気にならないかと言ったら嘘になる。でも、院長先生に気付かせてもらえた。ちよ吉は、頑張って産まれてきてくれた。染色体異常はそのほ
翌日、朝ごはんを食べ終えてベッドに横になっていると『4匹さん、おはようございます。今大丈夫ですか?』と、聞き覚えのある声。『あ、おはようございます。はい。大丈夫です。』と言うと、そっとカーテンが開いた。そこにい居たのは検診を毎回担当してくれていた院長先生だった。『予定より早く生まれましたね。おめでとうございます。』と、『ありがとうございます。無事に産まれました。お世話になりました。本人、今居ないんですけど笑』と言うと、『ええ。○○先生から聞きました。
こんにちは😊何故か文字が太くできなくて非常に悲しい4匹です何度やってもできないんですま、そんなことどーでもいいですねやっとちよ吉産まれましたいやぁ〜一つ一つの出産にドラマがありますねぇ実は、○○さんが来る前まで、私と夫と2人きりで分娩室にいたんですが、なかなか助産師さんが戻ってこないし、私も産まれそうな声出してるから夫は心配でしょうがなかったみたいです心配で心配で分娩室の中をウロウロしてましたそんな中登場した○○さんですが、夫が仕事でお世話させてい
助産師さんは最初誰だか分からない様子だったがすぐに夫と気が付いたようでワーワーキャーキャーと2人で盛り上がって話していた…もう、今すぐにでも産みたい私は『たのむから話しはあとにしてくれ…』と、心底思っていた。そんな妻の気持ちも知らずに(ずっと一緒にいたのに…)『ほら、前に話したことあっただろ?○○さんだよ!覚えてる?』と、嬉しそうに話しかけてきた。夫にブチギレる寸前だったが、これからお世話になる助産師さんだからここはしっかり挨拶をしないと。と思い、『はじめまして○
やっと。やっと産まれた。長かったような。短かったような。嬉しいような。なんだか、寂しいような…頑張って産まれてきてくれた我が子をボーッと見ていたら涙が溢れてきた。夫は、そんな私を見て微笑みながら頭を撫でてくれた。立ち会ってくれて本当に心強かった。『写真、撮っても大丈夫ですよ。』と、助産師さんが言ってくれたので夫に何枚も撮ってもらった。医療用チューブのような物が見えたので、もし、痛いことされてたら嫌だなぁと思って私はあまり見ないようにしていた。黙々と我が子を
たまたま夫が休日で家に居たので一緒に病院へ。8時、病院の駐車場に着いた。一旦痛みが過ぎてから電話をして入り口のドアを開けてもらった。まずお腹にモニターを付けて陣痛の間隔等チェック。その後病衣に着替えて部屋へ。6人部屋の窓側。他に誰も居ない。暫くするとお昼ご飯が運ばれてきた。夫もお弁当を買ってきて一緒に食べた。何度か助産師さんに子宮口を診てもらい、そろそろ分娩室へ移動しましょうと言われたので助産師さんと夫と一緒に分娩室へ向かった。色々と準備をしてもらい、い