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30代前半の方で、7年前に他院でZ法による目頭切開を受けたのですが、目頭のピンクの肉(涙丘)が見え過ぎてしまっていることで、ご本人は、「黒目が外に向いて外斜視のようになって見える」というのをずっと気にされていたとのことです。さらに、左の目頭の凹んだ傷跡も気にされています。目頭は開きすぎているとは必ずしも言えませんが、涙丘ははっきり見えます。凹んだ傷跡が目立ちます。目頭を自然な形にまで戻したいということと、大きく凹んだ傷跡もきれいにしたいというご希望です。患者さんからは、
20代後半の女性で、10年前に他院で目頭切開を受けた方です。右は末広型です。左は平行型で二重の内側の幅が広く、右に比べて目頭が開きすぎ傾向があって涙丘(ピンクの肉部分)が見えすぎています。患者さんの希望は、左目のみの修正で、右に近い末広型で目頭の左右のバランスをよくしたいとのことでした。いつものように、手術中にベッドと一緒に身体を起こし、鏡で確認してもらいながら、左右差を見比べてもらいながら形を決定しました。修正手術前術後1週間目の抜糸前の写真をお見せします
40代の方で、約20年前と2年前に他院で二重の埋没法、2年前に目頭切開を受けています。目頭が開きすぎなのも気になるとのことですが、何より目頭の傷と形が変形していることが悩みとのことです。目頭の形が不自然に広がり(赤い矢印)、直線的な白っぽい傷跡が目立ちます(青い矢印)。この方も、変形を治し、傷跡はなくしたいが、目頭の形は極力変えたくないということですから、必要最小限の末広型に収める必要があり、微調整が難易度高めです。修正手術中に、鏡でご本人に確認していただき、ご納得いただける
20代後半の方で、4年前に他院で眼瞼下垂と目頭切開を受けています。目頭切開後の目立つ傷跡を気にされているのですが、特に目頭が開きすぎていると感じているわけではないので、形や雰囲気は極力変えたくないというご希望です。目頭部分よりも鼻よりの内側に、かなり目立つ凹みの傷跡があります。ご本人のご希望通り、傷跡は隠したいが目頭の形は極力変えないようにするには、修正手術で末広にするのではなく平行を保つことが必要です。古川法による目頭切開修正手術は、V-Y法を応用して上下の皮膚を縫い寄せて患者
今回も目頭切開の術後修正の古川法についてです。古川法では、蒙古ひだを自然に戻すことで、見えすぎた涙丘を隠すことができます。この方は20代前半の方で、他院で目頭切開を受け、下に向かって食い込んだように開きすぎていることに違和感を感じているとのことです。下に向かって目頭が開いていて、特に左はいびつな形になっています。ご希望は、蒙古ひだのあった元の形に戻したいということです。手術した目頭の形を、全く完全に元に戻すことはできないのですが、カウンセリング時に元の写真を持ってきていた
10年以上前に、他院で切開法の二重と目頭切開を受けた20代後半の方です。二重の幅や目頭の平行型のかたちなど、一見すると問題がないように見えます。しかし、よく見てみると右に比べて左の目頭はやや広めで、縦にうっすらとへこみのような傷跡が見えます。へこんだ傷跡斜めから見るとへこみがよくわかります。目頭の平行型の幅が、右に比べて広くて、さらにへこみも気になる、ということですが、このようになった「原因、経過、結果」を説明します。右目を見る限り、手術にあたっての二重切開法
他院で受けた目頭切開の手術後を修正する古川法にはいくつかの目的があります。・目と目の距離(内眥間距離・ないしかんきょり)が不自然に近すぎてしまったのを修正・目頭切開後の傷跡を隠す・不自然とは言えないが、目頭が開いたことによる違和感をなくすために元に戻す大きく分けると上記の3つで、それらに含まれますが、涙丘(るいきゅう)の見えすぎという悩みもあります。涙丘というのは、目頭の眼球に接して存在するピンク色の肉のことで、腺組織として涙分泌の調整などに関わっています。花粉症の方は、花粉の
40代後半の方で、約30年前に他院で二重の埋没法と目頭切開を受けています。目頭の傷跡をずっと気にされていたとのですが、治せないとあきらめていたとのことです。ご希望としては、傷跡は目立たなくしたいが、長年の目の形なので、ご家族や周囲の人の目もあり、目頭の形は極力変えたくないとのことです。たしかに、目頭は特に大きく開きすぎというわけではありません。傷跡は、特に右側の凹みがえぐれたようになっており、斜めからだとより目立ちます、左側もやはり傷跡がわかります。できれば同時に治した
他院で5年前に広めの埋没法を受け、その後に少し狭い切開法を受けた20代の方です。左は切開によるきれいな二重のラインが出ていますが、右は切開による二重ラインの上に埋没法の広めのラインが残り、たるみによる三重になっています。このようになった原因としては、切開法による二重固定が(特に外側が)ゆるく、一方で埋没法のラインが思ったより強く残っていたことによるものだと考えらえます。修正手術は、右側のみとなりますが、埋没法のラインをしっかり消すために糸を探し出してしっかり取り除き、癒着も確
こんにち大阪京橋の美容外科こまちクリニックの藤本です。昨年の9月にROOF切除についてブログに書いたところ、反響があり多くの患者さんがブログを見たとカウンセリングに来られます。腫れぼったさの改善はブログ写真をみて、すごく効果があると言ってもらえるのですが、よくこんな質問を受けます!“あんな奥まで手術したら傷跡が目立つんじゃないですか?”“あぶらとったらく凹んだりしないですか?”なので、9月のブログの方の傷跡の写真をお見せしますね。抜糸の時はまだ内出血
4月18日に、「わずかに開きすぎている目頭切開後の左右差を合わせるための古川法」というタイトルで投稿した10代後半の方の続報です。他院で埋没法と目頭切開を受けたのですが、左側だけやや開きすぎで、右に合わせたいというご希望の方で、お母様と一緒に来院されました。そこで、左のみ古川法による目頭切開修正を行いました。術後6ヶ月の写真を、再度お見せいたします。修正手術前修正手術後(左のみ・6ヶ月)修正手術前修正手術後(左
他院での二重切開と目頭切開術後の30代の方です。目頭の開きすぎ、傷跡、強い変形が悩みで、それらを治したうえで、できれば末広の自然な二重にしたいとのことです。両側ともに、目頭はかなり開いています。右は凹みのような傷跡、左にも凹みはありますが、二重のラインから目頭部分へのつながりがかなり変形して、歪んでいます。右側は斜め方向から見ると、凹んだ傷跡がより目立ちます。左も斜め方向から凹んだ傷跡(赤)がよくわかりますが、二重ラインのゆがみは皮膚のたわみ(た
今回も目頭切開後に控えめに戻したいという方の症例をご紹介します。20代後半の方で、5年以上前に、他院で切開法の二重と目頭切開を受けました。二重の幅はやや広めで、目頭はしっかり開いています。決して不自然とは言えませんが、ご本人としては、平行型を保ちつつ、ほんの少し戻したいとのことです。古川法で行う修正手術中に、いつものように鏡でご本人に確認していただきながら、戻し具合を決めました。この方の術後6ヶ月の写真をお見せいたします。修正手術前修正手
2年前に他院で目頭切開を2回受けている30代の方です。両側ともに、目頭にへこみの傷が目立ちます。左右ともにへこみの傷跡がありますが、右は範囲が広く、左側は深く大きくえぐれたようになっています。一般的に、顔や体にできたへこみのような傷跡(瘢痕)の修正は、その部分を切除してきれいに縫い合わせるのが基本的な手術方針となりますが、目頭切開後の傷跡については、そのような治療方針は、ほぼ当てはまりません。なぜなら、目頭切開を受けたことで皮膚の余裕がほとんどなくなってしまっていること、そして
今回も目頭切開後の修正手術である古川法についてです。30代の男性で、かなり目立つ傷跡が両側ともにあります。特に、右側がえぐれたようになっていて目立ちます。この傷跡を治す目的で、他院で植皮術を受けたことがあるとのことですが、改善せず、むしろ植皮跡が目立っているのが気になっているということです。植皮術は、皮膚が欠損している場合など、どうにも仕方がない場合には行いますが、植皮の跡そのものは決してきれいになるとは言えないので、目頭の傷跡を改善するために行うのは適切ではないと思います。こ
10代後半の方で、半年前に他院で埋没法と目頭切開を受けたのですが、左側だけやや開きすぎな感じがするので、右に合わせたいというご希望の方で、お母様と一緒に来院されました。わずかではありますが、左目の涙丘が右に比べて多めに見えています。客観的に不自然かどうか、治すべき程度かどうか、の判断について、私はいつも「ご自身次第です」というお話をします。二重まぶたの手術は、埋没法でも切開法でも、普段からアイテープなどで二重にしている方やお化粧で二重のように見せている方は、術後のイメージもほぼし
私が行っている目頭切開後の修正手術である古川法は、手術の目的がいくつかあります。開きすぎた目頭を少しもしくはしっかり元に戻す、手術によってできた傷跡を隠す、そして今回の方のように、変形した目頭の形を整えることもできます。20代前半の方で、2年前に他院で埋没法の二重と目頭切開を受けたのですが、左の目頭の変形を特に気にしています。目頭はやや開き気味ですが、さらに、左側の変形を気にされています。目頭のラインが内側にかなり食い込んでえぐれたようになっています。あるクリニックでは、えぐ
目頭切開後の修正手術として私が行っている古川法は、目頭切開の形を元に戻す(近づける)目的と、傷跡を隠す目的があります。今回の方は、とにかく傷跡が気になるという20代の方です。かなり、えぐれたような傷跡が目立ちます。斜めから見るとさらにへこみが目立ちます。目頭切開の代表的な手術法には、Z形成法、内田法などがありますが、どのような手術法を選択しても、このようなえぐれた傷跡になることは考えにくく、残念ながら技術がお粗末だったと言わざるを得ません。古川晴海先生が考案され
目頭切開の他院術後修正手術である古川法についてです。20代の方で、数年前に他院で目頭切開を受けたのですが、目が近すぎてしまっている感じと、左目頭の引きつれたような傷跡を気にされています。目頭は開きすぎているとは言えませんが、ご本人としては、不自然な感じが気になるとのことです。引きつれた傷跡が目立ちます。斜めから見ると引きつれたような傷跡が凹んでいるのがわかります。目頭を自然な感じに戻したいということと、引きつれた凹みの傷跡を消したいというご希望です。傷跡を消すというこ
10代の時に中国で二重の切開法と目頭切開術を受けた20代の方です。二重の幅が広めで、皮膚の余りがあるぷっくり目(いわゆるハム目)であることもあり、開いた目頭も顔のバランスから言うと、似合っていないようにも見えます。ご本人としては、二重の幅はそのままでいいので、目頭をしっかり末広に戻したいというご希望でした。いつものように、手術中に座位で鏡で確認してもらい、納得していただきながら行いました。この方の術後3ヶ月の写真をお見せいたします。修正手術前
身体は外部からの刺激に対し、適切に反応します。皮膚の場合、外部からの刺激を受けて損傷(trauma)を負った場合、損傷部位に傷跡を残し、このような反応は身体の正常的な防御機構(protectivemecahnism)です。手術による切開(incision)もまた身体に刺激と損傷を与えるもので、手術の切開線は二つの痕跡を残すことになります。①肥厚性瘢痕(hypertrophicscar):傷跡②色素沈着(hyperpigmentation)または色素低下(hypopigme
今回も目頭切開後の修正手術についてです。目頭切開後を元に戻す古川法は、皮膚をV-Yに縫い合わせることで同時に傷跡も隠せるという話をこのブログでも何度か書いてきました。この方は20代で、5年前に切開法の二重まぶたと同時に目頭切開を受けたということでしたが、左目頭の、食い込みのような傷跡を無くしたいというお悩みでした(患者さんの希望で左目だけをお見せしています)。ご相談にいらっしゃる患者さんの多くに、このような傷跡を見かけます。二重切開法と目頭切開の手術を同時に行うことは、デ
10月14日のブログで紹介した方です。20代の女性で、他院で二重の埋没法1回、切開法2回、目頭切開法を2回と修正手術を繰り返してきました。二重の幅が広すぎることと、目頭が開きすぎでその傷跡も気になるということで、二重を自然なレベルの末広型にして、目頭は蒙古ひだが少しある位まで戻したいというご希望でした。まず、私が古川法で、開きすぎた目頭に蒙古ひだを形成するように元に戻しました。その後、約半年後に切開法による二重幅を狭くする手術を当院の上茂(かみしげる)先生に行っていただきまし
二重まぶたを作る手術は安定の人気です✨二重まぶたを作る手術は、①細い糸を埋め込む埋没法②皮膚を切開する切開法の2つに大別されます。日本の美容業界では、お手軽な埋没法の方が切開法より圧倒的多数ですが、あじクリでは切開法が大人気で、埋没法よりかなり多くのご指名を頂いています😊二重切開法は、皮膚の切開縫合や内部処理など、丁寧・適切・確実な技術が必要ですが、ご指名数が多いのは、その技術を認めて頂いているのかなと捉えて気持ちのエネルギーにしています💪🏽二重の乱れの調整、左右差の調整、ハム目の
こんばんは。新宿ラクル美容外科クリニックの山本厚志です。ここ数日で、福島県、長野県、静岡県からのご来院がありました。ご遠方からのご来院、大変ありがとうございます。また、相変わらず手術が続き、忙しく毎日を過ごすことが出来ています。沢山のご来院に感謝しております。明日も、どうぞ宜しくお願いいたします。今日は、「全切開法二重術」の術後経過を紹介します。症例は20代女性。幅広の平行型二重で外れない二重が良いとのことで、「全切開法二重術」をご希望されていました。また、目の上の上眼窩脂