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※今回のブログ内容は慎重に扱う話題です目を背けたくなる内容かもしれませんいつものギャグは控えさせていただきます(多少は)全前脳胞症前脳の形成過程における障害により発生する先天異常であり、顔面正中部の形成障害を特徴とする。ヒトの前脳の発生異常の中で最も頻度が高く、およそ10000人に1人の割合で出生するが、全妊娠中ではおよそ250人に1人の割合で発生するとされている。よって多くの全前脳胞症の胎児の多くは妊娠早期に自然流産となる。全前脳胞症脳のパターンが3つあって無頭葉型(
ひまりが産まれて1週間。ひまりの誕生はもちろん嬉しいことでしたが、恐らく私にとっても、旦那にとっても、辛くて長い1週間だったと思います。産まれる前から胎児異常が見つかり、産まれてからも次々と見つかるひまりの病気…。病名が判明するなり、スマホで検索し、数々の医学論文などを読み漁る日々でした。そして、たどり着いた結果……ひまりのような症例はVATER症候群(VATER連合)といいます。VATER症候群(VATER連合)とはVATER症候群(VATER連合)は、V=椎体異常、A=肛門
今日ゎ、🐤の病状についてもう1度詳しく書こうと思います。💣単一臍帯動脈臍帯(へその緒の血管)の中には、1本の臍帯静脈と2本の臍帯動脈があります。腹部の大動脈は左右に分かれて、これがさらに大きく2つに分かれますが、臍帯動脈は、その内のひとつである左右の内腸骨動脈から成り立っているので、通常2本あります。臍帯動脈が1本である(単一臍帯動脈)のは、もともと1本しか形成されなかったためか、あるいは2本あったものが途中で1本が萎縮してしまったためにそうなったのか、原因には2つの説がありますが、
こんばんは(´・ω・`)✨ブログ、リニューアルしました♡ジャンルを妊娠記録→子育てに変更しました😁(やっと変え方が分かったw)ブログタイトルも変更しました!!プロフィール、ブログ情報も変更しました。ブログ読んで下さってる皆様、いつも温かいコメントやメッセージ本当にありがとうございます。全て読ませて頂いております。なかなかお返事が出来なくて申し訳ありません..皆様からの応援メッセージのお陰でとても勇気づけられております。とても文章を書くのが下手だし、読みづらいブログなのにいつ
里帰り出産する産院の受診予約を10月6日に早めました。スマホで「胃がみえない羊水過多」と調べてみると、赤ちゃんの『食道閉鎖』という病気の疑いが出てきたことが分かりました。通常、胎児は羊水を飲み込み、飲み込んだ羊水を排泄しているらしいのですが、胎児の食道が胃と繋がっていないと、羊水が飲み込めないので、胃が膨らまず、エコーで胃を確認することができない。胎児が羊水を飲めないので、妊婦は羊水過多となるというものでした。そして、この病気は様々な合併症があり、心疾患も多く併発していると…そう言わ
こんにちは‼LabアシスタントのTです。皆さんは不妊治療で生まれるお子様には先天異常が多いんじゃないの?と疑問に思ったことはないでしょうか。不安に思う事はありません。国内外の報告を精査すると先天異常の割合は自然妊娠と同等であることが報告されています。(Savageetal.,2011;Bonduelleetal.,2005)当院でも、出産及び予後調査として、妊娠・出産された方へ出産時の様子、その後の成長の様子をお聞きしています。こうして得られた内容をまとめ、浅田LC
11w0d。流産確定後、心拍再開、経過観察中です。いつもありがとうございますお久しぶりです相方氏といると、全然アメブロにログインして日記を書く時間がありませんでした昨日、大学病院の初診を受けました。賛否両論あると思いますが、羊水検査を受けるためです。NIPTという選択肢もあるかもしれませんが、小さいけれど重篤な転座が分からないこと、性染色体異常が分からないこと、陽性的中率が85%でしかないことを考え、羊水検査を希望しました。とは言え、羊水検査も万能ではありません。大学病院だと、
今日は朝イチで臨床遺伝学の医師と面談しました。主なテーマはVATER連合の事です。以前の記事でVACTERL連合を載せましたが、VATER連合でもあるのです。VATER連合とは先天異常症候群でして、それぞれの病名の頭文字を繋げたものです。つまり病名が複数あるという事です。V…椎体(背骨)異常、A=肛門奇形、TE=気管食道瘻、R=橈骨奇形および腎奇形という5徴候に加えて、C=心奇形(cardiac)、L=四肢奇形(limb)が合併する事もあり、この場合、VACTERL連合と称する。循環
生まれつき口輪筋リングの連続性が断裂しており、初回手術にて口輪筋の再建を行います。口輪筋が皮下で完全に再建できていない場合、鼻翼が外側に流れたような変形を残します。また口輪筋断裂部が薄くなり、口唇の厚みが非対称になっています。上口唇の瘢痕により赤唇部の弓形(Cupid’sbow)がつり上がったり、下がったりして変形を残します。更に傷跡が目立つ症例も多く見られます。口蓋裂を伴う症例では上顎の発育が悪く、咬合が合わないなどの障害も残します。上顎骨は一般的に