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大河ドラマ『光る君へ』は、次回(というか明日!)いよいよ「寛和の変」が描かれます。「寛和の変」は、寛和2年6月23日夜(986年)、時の帝・花山天皇が、元慶寺において突如として出家し、勝手に皇位を下りてしまった事件。↑この予告のサムネールが秀逸すぎるww最愛の寵姫を失ってしまった悲しみにくれる天皇を「后さまのために出家されては」と言葉巧みに連れ出した、藤原氏による政変であったとされています。黒幕は、藤原兼家。これによって次期天皇となる一条天皇の祖父にあたる人でした。
【京都】大河ドラマ『光る君へ』紀行第10回『元慶寺』65代天皇・花山天皇は藤原道兼の勧めにより元慶寺で出家。歴史物語『大鏡』ではこの出家は藤原氏の謀略と書かれています。【元慶寺御朱印】【元慶寺御朱印】花山法皇は廃れていた西国三十三所観音霊場を復活させたことからゆかりの深い元慶寺は番外札所となり多くの巡礼者が訪れています。【鐘楼門】鐘楼門の上には菅原
『大鏡』は平安時代後期に書かれた歴史物語です。大宅世継(おおやけのよつぎ/190歳)と夏山繁樹(なつやまのしげき/180歳)という2人の老人※架空の人物が中心となって昔の出来事を語っていく中で、歴史が綴られるという趣向。まず最初に天皇の伝記(文徳天皇~後一条天皇)が語られ、そのあと、大臣たちの伝記に移っていきます。こういう構成を「紀伝体」といいます。今回から数回にわたって花山院の出家についてのエピソードを連載します。次の帝は花山天皇と申しあげた。冷泉院の第一皇子である。御母は贈