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一日一季語2018年4月29日都忘れ(みやこわすれ)【春-植物-晩春】都忘れみかど遠流の御所の跡岡部六弥太岡部六弥太(オカベロクヤタ)大正15年5月福岡県生まれ。初心を河野静雲に学び、高浜虚子、野見山朱鳥、福田蓼汀に師事。福岡市で俳句結社「円」主宰。菜殻火賞、蓼汀賞、福岡市文学賞、福岡俳人協会賞、福岡市文化賞、福岡県教育文化表彰受賞。平成22年逝去。著書に句集『道化師』『土漠』『神の竪琴』『鰤雑煮』『夜須野』『松囃子』『厚
2018.06.29一日一季語青嵐(あおあらし《あをあらし》)【夏―天候―三夏】青嵐おとうといもうと剥落す田中亜美田中亜美(たなかあみ、1970年10月8日-)明治大学文学部卒、新聞社勤務を経て、東京大学大学院人文社会系研究科修了。1998年、「海程」入会、金子兜太に師事。2001年、海程新人賞受賞。2006年、現代俳句新人賞。2010年、邑書林のアンソロジー『新撰21』に100句入集。「はつなつの櫂と思ひし腕かな」「いつ逢へば河いつ逢
2018.04.17一日一季語松の緑摘む(まつのみどりつむ)【春―生活―晩春】緑摘む池の中より梯子立て青柳志解樹青柳志解樹(あおやぎしげき、1929年1月24日-)は、長野県出身の俳人。。1953年、林邦彦を知り、加藤楸邨の「寒雷」に投句。1957年「鹿火屋」に入会、原コウ子に師事。1979年「山暦」を創刊・主宰。1992年、句集『松は松』で第32回俳人協会賞、2014年『里山』で第3回与謝蕪村賞を受賞。2018年『冬木の桜』で第5
2018.05.26一日一季語植田(うえた《うゑた》)【夏―地理―仲夏】象潟の島を残せる植田かな五十嵐義知*2018.05.20あずさ号の車内からみた田植えの風景五十嵐義知一九七五年(昭和五〇年)八月二二日、秋田県横手市(旧平鹿郡雄物川町)生まれ高知大学理学部地学科卒業後、日本郵便(旧郵政省)入社、現在に至る一九九九年(平成一一年)「金浦吟社」入会二〇〇一年(平成一三年)「天為」入会二〇〇八年(平成二〇年)「にかほ俳句
2018.04.20一日一季語楓の花(かえでのはな《かへでのはな》)【春―植物―晩春】一切経堂開け放たれて花楓稲富義明(稲富義明)(いなとみよしあき)(1932~1998)佐賀県出身。第二十八回角川俳句賞受賞作品「かささぎ」【傍題季語】花楓(はなかえで《はなかへで》)【季語の説明】楓類は新葉が開きかかる頃、暗紅色の花をひっそりとつける。*楓の種です【例句】仏足