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Part.10第6章離合(1)「ホ、ホー先生ですか?」メイティンは戸口に現れた人物を見て驚く。「先生、病院にいらしたんじゃ?」「今朝、退院した。メイティン、後でANAS社の案件に関する資料を俺のオフィスまで持って来てくれ」イーチェンは歩きながら話す。「この数日に何か重要なメッセージはあったか?」「はい」メイティンはすぐにメモをめくって、いくつか重要な伝言を報告し、少しためらいがちに言い添える。「ホー先生、《秀色》の女性記者から何度か電話がありました。単独インタビューをしたい
Part.8第4章運命(2)市内に戻る頃には、もう日が暮れていた。モーションは携帯電話で時間をちらりと見る。どうやら明日帰るしかなさそうだ。市街地まで出向いていくつかのホテルを聞いて回るが、どこもすでに満室との返答だった。最後にようやく都心に割高なホテルが見つかり、チェックインする。シャワーを浴びて、洋服を干してしまうと、寝るにはまだ早すぎるので、起き上がって階下へ行く。ホテルの目の前はY市で最も賑やかなジェングアン通りだ。Y市は風光明媚な街であり、多少なりとも名の知れた観光都市でもある
Part.11第7章不即(1)《秀色》の新刊が発行された。表紙でわが意を得たりと得意満面な笑顔の青年は新進気鋭の建築家だ。この2年間で、彼は国際デザイン展で多くの賞を受賞しており、評判が急上昇中である。「惜しいかな、あんまりイケメンじゃないのよね」シャオホンがかなり残念そうにコメントする。「ホー弁護士は男前なのに、残念ながら誰かさんはインタビューにこぎ着けなかったもんね」アーメイが大声で言う。「アーメイ、そんな言い方ないでしょ」シャオホンは彼女の険のある物言いに我慢できなかった
<第32話…最終話>19歳に戻りたいという思いから、二人で空想の世界へ。①…想像…自転車を押すイーチェン。川の横を二人で歩く。モ「ひとつ聞いてもいい?」イ「何を?」モ「なぜ私を恋人に?」イ「僕も分からない。あまり考えてない」モ「待って。いいの、何も考えないで」「誓うわ。いい彼女になるね」イ「控えめでいい」モ「わがままは言わない」自転車の後ろにモーションを乗せて二人乗り。(「シンデレラはオンライン中」みたい)フラフラと蛇行してしまう。イ「ほんの少し重いだけ。ほんの少しさ
(2015年)全32話原題:何以笙簫默英題:MySunshineウォレス・チョン/钟汉良レオ・ロー/罗云熙ティファニー・タン/唐嫣私の大好きなドラマ、恋心は玉の如きのウォレス・チョンの昔のドラマです。まぁまぁ好きな役者さんですが、このドラマでも一途に愛する役で胸キュンします。女主が大学の時に突然何も言わずにアメリカに渡米してしまって残された男主は傷つきながらも、ずっと彼女の帰りを7年もまっていた。大学時代を演じたのがレオ・ローさん若い時ですが、今の
<第26話>①イン・フイはオフィスに来たシンインを家まで送る。『欲張りな女は存在する。昔からそうだった』一見優しいインだが、心の内では…見下している。職場での悩みを話すシンインに、転職を勧める。戻って、電話1本で、新たな職場を見つける。その相手はディンフォン社のフォン社長…フォン社長というと、「お昼12時のシンデレラ」のフォン・トンを連想する。②イーチェンの故郷で。起きようとするモーションを引き止めるイーチェン。イ「一緒に寝てろ。動かないでくれ」「腕がしびれそうだから」「君が離
<第20話>①イーメイたちとの食事の帰りの車で。イン・フイからインタビューの話があったことを伝えようとするが、「知ってる」とイーチェン。ユエンフォンから「君は口を挟むべきじゃない」と言われるイーメイ。②インは裏でいろいろ動いている。モーションを香港によこすように裏工作。ファッションモデルで有名なミッフェルに取材できるという仕事をエサに。表に自分は出ないように、美味しい話をトレジャー社に持っていく。③急遽、出張に行くことになり、家に戻り荷造りをするモーション。荷造り中のト
Part.9第5章回想その後、数日続けてモーションは屋外ロケに出かけたため、取材の件にはノータッチだったし、すでにゴジイさんと配置換えの話を済ませていたから、もう関わりないものと認識していた。この日、比較的順調に撮影が終了し、モーションは早々に雑誌社に帰って来た。トイレで手を洗っていると、アーメイと女性同僚たちのゴシップに引きずり込まれた。「モーション、あのエリートさんの特集はお蔵入りになるかも」「どうして?」「タオ・イージンったら、本人との面会すら叶わずに、ことごとく拒否されてる
<第31話>①イーメイがバッタリと会ったイケメンの男性は…以前取材で出会った人、チャン・シュー。農村では親が出稼ぎに行き、留守児童が増えているという社会問題がある。そこに演奏した縁でボランティアで子供たちに音楽を教えたり、お世話をしている。そして、そこに取材に行ったイーメイは彼と知り合い、時々手伝っている。②病院で診察すると妊娠していなかったことが判明するシャオシャオ。ユエンフォン「気にするな。いずれできるよ」シャオ「元々恋人同士じゃないし、妊娠してないとわかったなら、お互いの道を
Part.1第1章再会(1)再び彼を目にしたのは、7年後、週末の買い物客でごった返す超満員のスーパーマーケットだった。チャオ・モーションは1人ショッピングカートを押し、人波を縫って進むのに苦労していた。外国から帰って来たばかりの彼女は、まだこんな人混みに免疫がついていない。しかし、こういう活気に満ちて慣れ親しんだ場面は自然と彼女を笑顔にさせ、このかしましい故郷の言葉を耳にすると心を強く動かされる。他の人たちも自分と同じように帰国したばかりなのかどうかは知らないが、心の中の興奮と喜びは抑え
<第23話>①モーリシャスに新婚旅行中のモーションとイーチェン。アメリカで養子にしたというシャオジアのことを聞くイーチェン。話そうとすると、「もういい」と、聞くのをやめるイーチェン。聞くのがコワイのか。②妹のイーメイはモーションが結婚していたことをインから聞いて、言いつけるために法律事務所へ行くがすでに旅立った後でいなかった。『離婚歴のある彼女より私のどこが劣るというの!』と腹を立てている。恋は条件の優劣で決まるものではなく、愛しいと感じるかどうかだと思うんだけど。。。ユエン弁
<第24話>①トレジャー社モーリシャスの写真を見せるモーション。午後にはイーチェンの同僚のシァン・ホン弁護士の取材をするように言われるが、シャオシャオの出るドラマの記者会見と重なっていると言うと、「そこには俺が行く」とユエンフォン。ドラマ「都市のホワイトカラー」の記者会見。シャオシャオの女優デビュー作。遠目から心配そうに眺めるユエンフォン。②法律事務所イーチェンに留守の時にイーメイが来たことを伝えるユエン弁護士。ユエン「トレジャー社がホンの取材をする。なぜ俺じゃない?」イ
<第28話>①ファッションショーの取材に行ったユエンフォンはモデルとして颯爽と歩くシャオシャオのことが気になり、仕事である写真を撮っていられない。まさに東洋の美という風情。撮影されている様子をこっそり見る。気になって仕方ないらしい。ユ「情けない。逃げるなんて。俺は何を恐れてるんだ?」一夜を共にしたことが頭から離れない。~回想~シャオシャオから「責任を感じなくてもいい」と言われても、「俺は初めてだったんだぞ」「なし崩しに終わらせようとするな」と。「ダメだ。堂々としてろ」と自分に
<第25話>①イーチェンが料理するということで、二人でスーパーに買い物に行く。イ「太らせて抱き心地をよくする」イ「スーパーは苦手だった。夫婦やカップルが多いから。羨ましくて怒りを覚えた。…君に対して」モーションは後ろからイーチェンに抱きつく。イ「人が見てると言ったろ。その歳で甘えるとは…恥ずかしい」モ「あなたの体温を感じていたいの」モ「あの日、あそこで再会したよね」イ「あの日、財布を落としたのがトラブルの始まり」モ「私の魅力のせいで落としたのよね?」拾ってくれた警備員を思
<第17話>①「好きな女性のタイプは?」と聞かれるイーチェン。~回想~・新学期に弁論部は学内で新入生の勧誘をしている。そこにモーションの姿があった。・権限を使って入部させたな、と言われる。・初めてのキス。・運動不足のモーションを走らせている。「あなたを追いかければ早く走れる」と言うモーション。・優秀どころか正反対。そそっかしくて頭痛の種。・勉強を見ても隣でうたた寝するモーション。・連れてった授業で教授に質問されてちゃんと答えることができない。「美人でしょ?」「まあね。だ
<第21話>①ホテルの部屋でイーチェンの帰りを待つモーション。待つ間に寝てしまう。戻らないイーチェンはイン・フイと朝までビリヤード対決をしていた…イーチェン「(料金は)1719につけてくれ」とスタッフに言う。イン「部屋をとってないと」イ「そんな話を信じたんですか?」イン「弁護士め!」何も知らずのんびりと同僚と朝食をとるモーション。②ミッフェルのインタビューの仕事をするモーションたち。サングラスを外すよう頼んでも、「格を下げるような仕事に顔は出さない」と高圧的なミッフェル。
Part.4第2章転身(2)「お、お見合い?」モーションは声を大にして叫ぶ。「ちょっと声を抑えて!」ルンルンは彼女の口をしっかりふさぐ。モーションはアーアウーウと声音を漏らし、ルンルンが釘を刺す。「わめき声を上げちゃダメ。いい?」モーションは素早くうなずき、自由になると同時に質問する。「シャオホン、お見合いに行く気?」「私じゃなくて、私たち」「私も?な、何でよ?」モーションはキョトンとする。「社内の彼氏いない女子の中では私たちが最年長なんだよ。訪れたチャンスはしっかりつ
<第22話>①イーメイがイーチェンの妹と知り、彼女からの取材を受けることにしたイン・フイ。②家に戻るイーチェンとモーション。「疲れた~」と言うモーションに、「荷物は片付けるから早く寝ろ」と言うやさしいイーチェン。ひとりになって、ポケットから小さな箱を出して眺める。箱に入ってるのは指輪?何かプレゼントだよね?③トレジャー社。ダーバオ(同僚)がイージア(チーフ)にモーションの結婚のことを口走ってしまったよう。怒ったイージアは退職届けを出す。(以前イーチェンに取材したくて、ツテを探
<第19話>①トレジャー社にイン・フイから取材の件で連絡が入る。モーションは仕事があるからと、ユエンフォンに行かせる。インはそれに不服で、モーションに来て欲しいと強く希望する。結局、モーションが対応することに。取材を受けるのは口実で、「愛を取り戻しに来た。君はどうしてた?」と言うイン。「結婚したの」と少し嬉しそうに話すモーション。インの相手が自分とは思っていないモーション。昔の恋人の愛を取り戻しに来たと思っている。②イーチェンの法律事務所には、インの秘書が仕事の依頼をしにやっ
<第16話>①イーチェンの家で(二人の新居でもあるのだが)、お祝いに来たシャオシャオと。シャオ「ルー・ユエンフォンは何者?会うたびに嘲笑ってる」「結婚のことイーメイは?」と聞かれるが、結婚式も写真もないと知ってあきれられる。指輪もない。シャオ「なぜ秘密に?」モーション「まだ怒ってるのよ」過去に結婚していたことに。②イーチェンが帰った時、モーションは台所で“滋養強壮のスープレシピ”の本に載っている料理と格闘中。そんなモーションを眺めている。モ「いつ帰ってきたの?」イ「5分前」
<第18話>①モーション。イーチェンのカードで彼のコートを買う時、彼の名をサインする。昔、彼の名前を書く練習をさせられたことを思い出す。回想~将来を約束した恋人って感じかな~二人で車で帰る。イーチェン「さっきから何を隠している?」モーション「あなたにコートを買ったの。だから記念式典に連れて行って。使ったのはあなたのカードだけど」イ「帰ろう」②式典の日。出かけようとしないイーチェン。ユエン弁護士に任せたと。モーション「じゃ、ユエンさんと行ってくる」と明るく言う。イーチ
<第27話>①イン・フイのところに元彼女のシンインが彼の好物だった手羽先のコーラ煮を差し入れに来る。一旦は受け取ったが、「捨てろ」と秘書に言う。今となっては何も価値がないものなのだ。INSO社の粉飾決済の件で帰国せざるをえないイン・フイ。乗り切れると思うインに、弁護士は「現実を見てくれ。大変な危機だ!」「(公文書)偽造の件が表沙汰になったら大変だ」と告げる。②米を研ぐモーション。モ「明日の朝食は私が」イ「朝食に払う金も無くなったか?」イ「粥を作るのか?」「一日の計は朝にあり」