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「女殺し油地獄」(1957)近松物の5度目の映画化作品をU-NEXTで観ました。初見。監督は堀川弘通。予告編はありません。市中引き廻しの刑で行進している馬上にいる罪人の名は、河内屋与兵衛(二代目中村扇雀)。大阪天満の油屋河内屋の長男で、亡き実父の跡を継いだ義父徳兵衛(二代目中村鴈治郎)と実母さわ(三好栄子)の元でワガママ放題に育った遊び人。仕事はせずに遊女の小菊(藤乃高子)に入れ揚げていて、ウソをついて親の金を持ち出すだけでは足りず、口入屋の小兵衛(田武謙三)からも偽の印鑑
南座での當る丑年・吉例顔見世興行は、昼の部に続いて、夜の部に行ってきました。曽我兄弟の仇討ちに基づく多くの曽我物の中でも、様式美たっぷりで祝祭色の強い「寿曽我対面」から。見どころのひとつは、「対」で演じられるお役の組み合わせ。今回は、これが當りだったかも。和事と荒事、敵役と正義役、叔父敵と端敵、十郎と五郎の恋人役の傾城。そこに猛者言葉の奴荒事など。ニンであれば良し、そうでなくても他の役者との相性で良し、背伸び気味でも周りが支えて良し。肩ひじ張らずに、自分の楽しみ方で