ブログ記事1,861件
昨年12月、日本の法務省は2023年版の犯罪白書を公表し19年ぶりに未成年者の犯罪件数が増加して検挙数が前年比2.5%増の2万912人となったことを発表しました。中国でも未成年者の少年犯罪が上昇傾向にあり、2021年から2023年の3年間で未成年者が起こした犯罪件数が73178件となり、98426人の未成年者に有罪判決が下されています。中国メディア・新華社(4月16日)は、未成年者による殺人事件も増加する中、2021年に刑法が改正され12歳以上から刑事責任を問えることになった中国で、すでに12
日本の文科省に相当する中国教育部は、今年から中国国内の複数の大学で、新学部を導入することを発表しました。中国メディア・上観新聞(4月11日)は、今年から正式に各地の大学で創設される「国家安全学部」について報じています。国家安全学部を管轄するのは、スパイの取締りや、諜報活動などを行う中国政府直属の情報機関である国家安全部です。国家安全学部を創設した狙いについて、中国メディアは「複雑化する国際情勢や中国国内外の安全保障問題に対応していくため、世界レベルの広い視野を持った人材、戦略的思考を持った人材
今年、韓国で社会を震撼させる事件が起こりました。“n番部屋事件”と呼ばれる事件です。あまりにも卑劣で悲惨な事件だったことから、韓国や日本の報道機関で報道規制が行われたとも言われています。この事件は、会員制チャットルームで20万人以上の会員たちが、女性に虐待行為をしている動画を閲覧し、楽しんでいた、というものです。事件が明るみになるや、複数の会員が自殺するなど、今もその余波は続いています。そんな中、今度は中国で、“動物n番部屋事件”と呼ばれる事件が発生しました。中国メディアによると、中国国内の
日本ではここ数年、レイプドラッグを使用した犯罪が数多く発生しています。レイプドラッグとは、女性が意識を失っている間に性的暴行を行うべく、飲み物に混ぜて使用する睡眠作用のある薬のことです。中国でも度々同様の犯罪が発生していますが、江蘇省南京市の警察当局はこのほど、このレイプドラッグが目薬という名目で大量にインターネット上に流通していたと発表。警戒を呼び掛けています。中国メディアによると、インターネット上で、γ-ヒドロキシ酪酸(ガンマヒドロキシらくさん)と呼ばれる違法薬物が「目薬」として販売され
中国で相次ぐ動物虐待のニュース。中国のSNSでは、「動物虐待をオーダー」というキーワードがトレンド入りしています。今回中国メディアは、中国国内でビジネス化している動物虐待の実態について報じました。中国河南テレビの報道番組・都市報道(4月10日)は、動物虐待を行う組織の実態を取り上げています。番組に情報提供した中国国内の動物保護のボランティア団体によると、中国では以前からネット上で、犬や猫などを虐待する動画を配信したり、虐待動画を販売する行為が多発しているとしています。番組では実際に、動物の虐
4月8日、駐華外国記者協会が2023年の中国メディア環境に関する報告書を発表した。会員157人のうち、回答した101人の答えに基づいて作成された報告書によると、81%が中国共産党当局の介入や嫌がらせ、暴力を経験している。報告書は初めて、中国当局が記者の行動を追跡するためにドローンを使用している事実を明らかにした。北京駐在の特派員からなる「駐華外国記者協会」(FCCC)の最新調査によると、2023年、中国共産党当局による中国に滞在する外国人記者への圧力が一層強まり、監視や嫌がらせ、