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あるいは、夜の夢そのものも、昼の現実と連続しており、両者のあいだには程度の差しかないのではないか、という話になる。というのは、「超現実」とは、われわれが現実だと仮に思っていたもののなかから露呈してくるものなんで、夢もまたそういう性格をもっているのかもしれない。これがシュルレアリスムの、「超現実」についての考え方です。シュルレアリスムとは何か/巖谷國士これも愛なんだと思うな...意外にも?ラストは少しホラーチックな気がしないでもなかったけれど、、ある日思いもよらない形で心の闇
2024年4月25日”マンティコアー怪物ー”ん〜、これは微妙。評価に困る。”ドライブ・マイ・カー”とか”PerfectDays”を見た時の感想に近い。つまり、何が言いたいの、ということ。どこにも話の盛り上がりがないし、オチはないし、ただただ退屈だった。是枝監督の『怪物』がカンヌ国際映画祭でクィア・パルム賞を受賞したことから、逆にこの映画のクィア性は誰のどの要素なのかという問いかけがなされ、最近議論になっているらしい。是枝監督自身は、「LGBTQに特化した作品
映画「マンティコア」2022カルロス・ベルムト監督(シネマート)★★★面白い脚本、面白い描写が満載。どうしても共感できない心理描写があったため評価は低めにしているが、この監督にはこれからも注目したい。
あらすじを読んで興味を持った作品です。《あらすじ》公式サイトから空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーのフリアン。VR空間で獣のデザインを立体的に形作っていく。ある日、自宅で作業をしていると助けを求める子どもの声が。アパートの向かいの部屋から炎があがっている。玄関のドアが開かずパニックになっているクリスチャン。フリアンは必死にドアを蹴破り救い出す。夜中、息が苦しくなり目を覚ますフリアン。病院にたどり着くと気を失ってしまう。しかし、心電図も検査の数値も正常だ。強いストレスや恐怖
マンティコア怪物公式サイトチラシより空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーのフリアン。同僚の誕生日パーティーで美術史を学ぶディアナに出会う。内気で繊細な性格のフリアンだが、次第に聡明でどこかミステリアスなディアナに魅かれていく。しかし、フリアンは隣人の少年を火事から救った出来事をきっかけに原因不明のパニック発作に悩んでいた。やがて彼が抱えるある秘密が、思いもよらぬマンティコア「怪物」を作り出してしまう・・・。フリアンが自分自身のなかに見たマンティコア「怪物」とは何なのか。もしそれ
空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーの青年フリアン。彼が、自分自身のなかに見たマンティコア(怪物)とは何なのか。なるほど、「怪物、だーれだ?」ではない訳だ。しかも、キャッチコピーに「心の闇のタブーに踏み込んだ、衝撃のアンチモラル・ロマンス」と書かれれば、どこか不道徳でワクワクする。(これは誤解だった)監督はスペインのカルロス・ベルムト。日本のアニメやゲームオタクの監督だから、映画の中に日本食や日本文化がどんどん出て来て、映画のテンポもゆっくりだし、感情の描き方も大げさな描写はない。
東京国際映画祭コンペティション部門「マンティコア」を観ました。ストーリーは、ある日、家でゲームキャラのデザインをしていたフリアンに、“助けて“という声が聞こえてきた。切羽詰まった子供の声で、驚いたフリアンが窓から覗いてみると、隣家の部屋が燃えている。すぐに隣家へいき、ドアを叩くと、子供が助けてと叫んでいる。ドアを蹴破り、消火器でキッチンの火事を消火する。隣家には母と息子が住んでおり、母親が仕事に行っている間、少年が1人で留守番をしていたのだ。古い家で、キッチンのカーテンに火