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小林多喜二のお墓を見てきたので、そこへの行き方を記しました。当ブログはそもそも、日本にある某”キリスト教系・外来・新宗教”(俗にいうキリスト教原理主義の”カルト宗教”)をそのオープン・データから呑気にグラフで分析したりしてたはずなんですが、今回は関係なし。ま、脚注・参考資料には相変わらず、ごった煮的にいろんなことを書いていましたが、それもやたらと長くなったので今回は三つだけ残して削除したよ(少し読みやすくなったかな)。では、本題。・・・・・・・・・・今年
独り読書会というのも悪くない。単なる読書であれば、読後に面白かった・そうでなかった、後味の良し悪しなどのぼんやりした雑感で終わってしまうところであるが、気の持ち方を「読書会」ということにすれば、そこにちょっとした調査や自分なりの考察に頭を働かせる時間を作ろうと務めるので、ゆっくり深く読めた気になる。勿論、長編ではなかなか手間をかけることになるのと、途中から意識が分散し作品との根比べによる忍耐強さが要求されるので、私としてはコクの効いた短篇(短い程いい)が、考察に向いているのではないかと思
GW始まりましたね。いつの間にか、みどりの日が昭和の日になってた(あ、もう大分経つか)。それにしても今日も暑い。夏かいな。地球の悲鳴が聞こえます・・・そんな今日は、プロレタリア文学でも有名な宮本百合子のエッセイ作品。彼女は今のお茶の水女子大附属に通っている頃から小説を書き始めたそうですが、その大正時代の女子校を綴っています。私も中学高校が女子校だったので、女子校特有の感じってすごく良く解るのです。うちはカソリック学校だった為、特に厳しくて厳しくて・・・(遠い目)。で
「プロレタリア文学」ってあんまり読んだことないから1つ2つ読んでみようって思ったんですよねー。この『セメント樽の中の手紙』を選んだのは、紹介文句に「トラウマ級」ってあったから。不穏さ醸してるからめっちゃ気になって!一応ネタバレご注意↓ふぃ~~なるほど。これは強インパクト!!確かにトラウマる人もいるかもしかもこの短編って教科書に載ったりしてるのね?午後イチの気だるい授業でも、これ読まされたら眠気ブッ飛びそう……。生活苦に喘ぐ労働者与三。仕事中にセメント樽の中から小箱を見つける
太田愛さんの新刊「未明の砦」を読みました。発売日は7月31日でしたが、徳島では書店に並んだのは3日後でした。大手自動車メーカーの工場で働く期間工2人と派遣工2人が、経営者の圧政に対抗するため労働組合を結成していく物語です。トヨタがイメージされますが、実態もこんなに厳しい労働条件なのかな…?と思ったりします。プロレタリア文学?という感じかな…605ページの大作で、とても面白く読ませていただきました。ただ、非正規労働者を継続して5年以上雇用すると正規雇用にしなければなら