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テンペラ画の古典技法では板に絵を描きます。そしてその板を自分で準備するところから始めます。でも絵を描くまでの道のりが遠いので、初めての人には、私が板に石膏を塗って磨いたものをお渡しして絵を描くところから始めていただいています。それでも最後まで描き終わらず、途中でフェードアウトする人もいました。2年前にテンペラ画のサークルに入って、すでに作品を1つ仕上げたSさんが、「絵を描くための板を準備するところから始めたい」と。では1からお教えしますと、張り切る私。1月
公募展に応募したくて、2017年に頑張ってF30号のテンペラ画を作成しました。公募展は大きい会場なので、大きい絵を出さないと映えないのです。この作品を2017年の全日本肖像画美術展という展覧会に応募しました。初めて応募したのですが、佳作賞をいただきました。生まれて初めてトロフィーというものをいただき感激しました。何しろ肖像画のプロに混ざっての応募ですから。これが今まで私が作成した最大の大きさです。F30号というサイズは910×727cmです。膠で溶いた
全く絵筆が持てないとき心がざわついているときひたすら、テンペラ画の下地作りなどの地味な作業をしています。地元のホームセンターで、12㎜のシナベニヤ合板をF6号2枚、M6号1枚、0号6枚をカットして貰いました。(メンバーズカードがあると、カット代がサービスになります)下地と石膏塗りのための膠(グルーウサギにかわ)を「1:13」で溶いて(40gの膠に対して500ml(ペットボトル1本分)の水・・・)一晩ふやかしておきます。水につけて半日おいた膠を、湯煎にかけ
2月13日から鹿児島市立美術館にて開催されています『絵の技法ー桶田研究室からの発信ー』を観に行きました。この作品展は、鹿児島大学教授の桶田洋明先生と生徒さん達による作品展です。油彩画・アクリル画・テンペラ画といった様々な技法で描かれた桶田先生の50号から130号の大作20点は美しく幻想的でどこか儚げな雰囲気を感じる作品でした『闇の森』薄暗い森を背景に思案しているような物憂げな表情をした女性が描かれた作品『湖面は未来を映す』幻想的な森を背景に女性と人形が腰掛けている作品この2点が特に印
ご訪問いただきまして、ありがとうございますCLE協会所属attraicolorsalon(アトレカラーサロン)ときめきコーディネーター平井芳香です週末に受講したカラーデザイン検定1級対策講座素材と色彩☆各種素材と新開発素材☆の続きです顔料や染料など、今や人工のものがほとんどですが、昔は天然の原料を使って作っていました。作るだけでもかなりの苦労があったので絵の具はたいへん高価かつ種類が少ないこともあり、王様しか肖像画を残すことがで