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今回は、ポロ式双眼鏡の元祖的存在であり、世界初の8×30規格の広視野双眼鏡、ザ・双眼鏡、双眼鏡の鑑、とも呼ばれる、カールツァイスイエナデルトリンテムCARLZEISSJENADELTRINTEM8×30について、語ってみたいと思います。CARLZEISSJENADELTRINTEM8×30RichterModelCARLZEISSJENADELTRINTEM8×30
元々は、LEICAが好きだった私は、デルトリンテムとの出逢いがキッカケで、ZEISSに再度、注目するようになり、(以前は、あまり好きでは無かった。)更に、デルトリンテムに興味を持ってから、その後オーバーコッヘンとも出会った。そして、次第にLEICA派から、ZEISS派となっていった。私をZEISS好きにさせるキッカケが、デルトリンテムであった。左=CARLZEISSOBERKO
ツァイスイエナのデルトリンテムについて、色々と語って来たが、もう一つ忘れてはならないのは、西ドイツに作られた、カールツァイスオーバーコッヘンの存在だ。CARLZEISSOBERKOCHEN8×301945年4月、ジョージ・パットン率いる米軍が、敗戦国であるドイツのイエナに侵攻し、カールツァイスイエナ工場を占領する。翌月の5月、イエナ周辺の領土をロシアに引き渡した後、イエナ工場の機器
(新情報入手の為、2019年4月25日に追記・改定)まだの方は、まずはこちらをどうぞ♪前々回、CARLZEISSJENADELTRINTEMツァイスイエナデルトリンテムの世界前回、続編ZEISSDELTRINTEMツァイスデルトリンテムの世界~製造時期詳細の比較時は、1900年代初頭。第一次世界大戦当時の話である。この時代は、ドイツ国内でも双眼鏡への需要が非常に強かった。この当時、双眼鏡は重
デルトリンテムは、1920年に世に出された訳だが、私の手元には、その1920年代初期のデルトリンテムが、数台ある。いわゆる、創生期のデルトリンテムである。デルトリンテム・ジェネシスだ。1925年製DELTRINTEMGENESIS私が所有している、この時代のデルトリンテムは、1924年~1927年くらいまでのデルトリンテムである。(1930年以降は、別扱いとする。)
デルトリンテムよりも、更にレアで非常に人気のある、幻のポロの名機と言われていたオーバーコッヘンであるが、Bタイプだけでなく、通常の8✕30にも、前期モデルと後期モデルが存在する、という事実を、最近新たに確認したので、記事にしようと思う。(前期と後期の中間の中期モデルも存在する。)これは、私も最近まで知らなかった事実である、と言うよりも、これまで気が付かなかった。また、この事実をこうして公開
ヨーロッパの双眼鏡文化は、本当に奥が深いと感じる。ヨーロッパでは、日本とは比較にならないくらい、昔から、オペラ鑑賞が盛んである。そんな、オペラ鑑賞が目的で作られた双眼鏡が、この、カールツァイスイエナのテアティス、オペラグラスの歴史に残る、不世出の大傑作だ。CARLZEISSJENATHEATIS3.5×15GOLD1929年から、1980年の長きに渡って作られ、このテアティスに限っては、19
先日、BLRMY'zOPTICAL開業当初から、何度もお世話になっているお客様から、とある双眼鏡のオーバーホールのご依頼を頂いた際に、SVBONYSV2028×32EDをお貸し頂いた。私自身は、最近の双眼鏡事情には、あまりと言うか、まったく詳しくはないのだが、お客様が言われるには、とても良く売れている有名な双眼鏡らしく、気軽に使うには格好の双眼鏡の一つだと思うので、一度試されてみますか?と言う事で、ご依頼品の愛機