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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・専門知識初めに、図の夏のモンスーン期(6月〜9月)の200hPa及び850hPaの流線関数の平年値の読み方から簡単に触れておきますと、各図の下の凡例に着目しますと、青色が濃くなるほど負の値で反時計回りの流れ、北半球では低気圧性循環(南半球では高気圧性循環)が強くなり、逆に赤色が濃くなるほど正の値で時計回りの流れ、北半球では高気圧制循環(南半球では低気圧性循環)が強くなることを示しています。(a)これを踏まえてチベット
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・専門知識(a)本文の通り、夏に北太平洋で発達し、日本付近に張り出す停滞性の高気圧を太平洋高気圧(北太平洋高気圧)とよんでいます。太平洋高気圧は、ハドレー循環の下降流域に生じる亜熱帯高圧帯で発生し、その下降流に伴う断熱圧縮によって気温が高くなります。したがって、本文の内容は正しいということになります。(b)初夏にオホーツク海や千島近海を中心に発達する停滞性の高気圧をオホーツク海高気圧とよんでいます。
こんばんは。今回で第58回試験の学科の最後の問題となります。最後の専門知識は、夏のモンスーン期の200hPaおよび850hPaの流線関数の平年値の図を用いて本文の(a)〜(c)の下線部の正誤を判断する内容になっています。図の読み方を簡単に述べた後、(ア)〜(ウ)の領域をどう読み取るのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第58回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。29日分の考察編は次回更新の予定です。