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今日のトレネは、今も多くのフランス人に愛されている歌「さくらんぼの実る頃LeTempsDesCerises」1942年の録音です。まさにフランスがナチス・ドイツに占領されていた時代ですが、トレネは愛国の想いを込めて昔から愛されているこの曲を歌ったのではないかと想像されます。そうは言っても、歌いっぷりは決して重くならずいかにもトレネ流、ジャズの軽快なリズムに乗せて粋に洒脱に歌っています♪この曲は、トレネの他にイヴ・モンタン、シャルル・アズナヴールといったシャンソン界の大御所たちも歌
今日のトレネは、1954年の曲「街角CoindeRue」トレネ自身の作詞・作曲ですが、こんなエピソードがあります。トレネはある日ジュリエット・グレコと出会うのですが、そのとき彼女から「何かいい歌はないかしら?」と相談されます。するとトレネはナプキンにそのとき頭に浮かんだ歌を書きつけ、グレコに渡しますが、それがこの「街角」だったということです。ちょうど「ラ・メール」を作曲したときのエピソードとよく似た話ですが、いかにも才人トレネらしい(笑)この曲はトレネ自身も歌っていますが、グレコ
今日のシャルル・トレネは、とても軽快で愉快な歌「カナダ旅行VoyageAuCanada」をアップします。1951年の曲で、日本でも1961年にNHKの「みんなの歌」で芦野宏さんが日本語で歌っています。初めてこの曲を聴いた時、面白くて楽しい歌だなとは思いましたが駕籠で行ったり、泳いで行ったりってなんのこっちゃと不思議に思っていました。原詩にあたってみてようやく謎がとけました(笑)要するにこれ、語呂合わせです!トロント(Toronto)とアノト(enauto:車で)モンレアル(
あの頃EnCeTemps-Là詞:CHARLESLOUISAUGUSTINGEORGESTRENET(CharlesTRENET)曲:CHARLESLOUISAUGUSTINGEORGESTRENET(CharlesTRENET)訳:有馬泉・峰岸佑企子・矢田部道一1944年に、シャルル・トレネは自分はどマルクス兄弟の弟のハーポ・マルクスに似ているどこにでもいる顔だと言ったことで新聞で非難されました。というのもマルクス兄弟はユダヤ系のアメリカ人だから
今日は、トレネの代表曲の一つ「ラ・メール(LaMer)」この曲はフランスがナチスによって占領されていた1943年に書かれました。当時トレネはフランス中を巡業していたのですが、地中海沿いのモンペリエからペルピニャンに向かうフランス国有鉄道(SNCF)の車中で書かれたと言われています。逸話によるとトレネは車窓から見える地中海を見て、SNCFのトイレット・ペーパーの上に10分で詞を書き上げたそうです。曲はレオ・ショーリャックが付けました。トレネも周囲の人々も、最初はこの曲は平凡で特に独創的な
今日のトレネは、第二次大戦中ドイツ占領下の時代に作られた曲「優しきフランスDouceFrance」1940年6月13日、ヒットラーの率いるナチス・ドイツがパリに入城。トレネはそのときニースにいましたが、パリに戻ることを決意。1941年2月にアヴニュー劇場のステージに立ち、この歌を歌います。いかにもトレネらしい祖国フランスへの想いのこもったこの曲は、一般のフランス人だけでなく、レジスタンス運動に加わっていた人々の愛聴曲にもなったのでした。他に占領下で作られた曲としては、「残されし恋に