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それはまだ駆け出しの汁男と呼ばれていた頃だ。時代の流れは、人数物!いわゆるブッカケたる物が流行りの中心だった。我々下っ端のエキストラや汁男は、毎日それなりに忙しく現場から現場へとハシゴを強いられることも多々あった。20人の時もあれば、100人の時もある!毎日少なくとも2回、多くて4回くらいは精子を出す。すると単純計算で5000円×4=20000円税金ヌいてもなかなかの日当だった。ただ労力や体力は思いの外削られて行く。少しでも早く、この集団から抜け出して一人前の男優にならなければ
当時の市場はまだVHSビデオデッキとテープの時代が続いていた。それに伴い、コンビニでもエロ雑誌やエロ漫画なるものが人気で、どの店も置くようにしていた。その頃、巷を賑わせていた流行と言えば渋谷の109通称"マルキュー"に集うマンバギャルなど女子高生を中心に発信され、渋谷道玄坂は人で溢れていた。※イメージ画像(マンバギャル)出典wiki1999年から刊行されている人気ファッション雑誌men'seggもピーク時を迎えていたのかも知れない。そんな時代の流れを、AV業界がみ
時を戻そう(ぺこぱ)時代は平成に移り変わり、激動な歴史を予感させる1991年頃の話である。俺は、とある進学校への受験に見事合格を果たし、新たなる門出を迎えようとしていた。ある目標を達成させるため、寝る間を惜しんでひたすら受験勉強に勤しんだ。そうその学校でなければならない理由があったのだ。某私立◯◯高等学校は、進学校化を目指すために共学校にと変貌を遂げる年であった。俺たちが入学した年度は、元々の女子校だった高校にテコ入れとして男子生徒を迎える事となっていた。その結果1クラス
この業界、本当に色んな人の集まりだ。変わり者が多い世界なのかも知れない。今回の登場人物であるS監督の現場には何度か呼ばれたことがあった。←S監督このSさんもまた一癖も二癖もある人で、男色の噂もチラホラ。両刀と考え、実際はどちらに比重を置いているのか定かではない。その出で立ちは、トレードマークのカラフルなハンチング帽に白髪混じりの長髪。70年代サイケデリックを取り入れたような古着を好んでいたように思える。身長は決して高くはなく、一見絵画などを愛するアーティスティックな風