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ー戴冠式の祝賀行事(その2)2月12日の戴冠式典に続いてその夜は宮殿で国王主催の晩餐会が行われました。二日後の2月14日には、アリイオーラニハレの正面にカメハメハ大王像が置かれ、その除幕式が行われました。現在もホノルルのシンボルとなっているあの像です。祝典は2週間にわたって続き、花火大会、ルアウ、宮廷舞踏会、競馬、ボートレースなど様々な慶祝行事が繰り広げられました。そして2月24日。イオラニ宮殿では、盛大なルアウが開催されました。5000人もの参加
訳注:③王冠この戴冠式のために、カラカウア王は2年前の世界歴訪の訪問先の一つ、ロンドンで王冠を二つ作らせていました。当時のパシフィック商業新聞(PacificCommercialAdvertiser)紙の記事によれば、王妃の冠は「265個のダイヤモンド、20個のオパール、エメラルドとルビーが8つずつ、それに無数の真珠」が散りばめられていたと言います。宝石の原産地はイタリア、フランス、ペルシャなどだそうです。カピオラニ王妃を讃える歌(MeleInoa,
訳注:⑥戴冠式の祝賀行事(その1)戴冠式典が行われたのは1883年2月12日月曜日のこと。午前10時、ロイヤルハワイアンバンドが所定の位置につきます。10時15分、宮殿のゲートが開門され、招待客たちが入場。11時きっかりに、曇り空の下、国王夫妻がパビリオンに進み、その前を露払いとして歩くのは9歳のカイウラニ王女で、レースの縁取りのある水色の絹のドレス、髪にはペールブルーのリボンを結んでいます。法螺貝とトランペットの音色が響き渡り、国王夫妻がパビリ