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(前回からのつづき☟)ということでここでは、「大腿骨頭が外方変位した軸足側の股関節」の調整法をご紹介しましょう。被術者は仰向けで、軸足側の股関節と膝関節を屈曲し、やや内転して足部を逆足に引っかけた体勢を取ります。①施術者は、被術者の軸足側の上前腸骨棘を片手で押さえ、逆手で軸足の大腿外側・遠位を内転方向に押して、軸足の股関節から大腿部の外側にかけてをストレッチする。(⇒臀筋群や腸脛靭帯へのカウンターストレイン)②その体勢を維持したまま、被術者の軸足の大腿外
(前回からのつづき☟)それでは「大腿骨頭が前方変位した利き足側の股関節」の調整法をご紹介します。被術者は仰向けで、利き足側の股関節を外旋+外転し、膝関節を屈曲して足で4の字を描くような体勢を取ります。①施術者は、被術者の軸足側の上前腸骨棘を片手で押さえ、逆手で利き足の大腿内側・遠位を押して、利き足の大腿内側にストレッチをかける。(⇒内転筋群へのカウンターストレイン)②その体勢を維持したまま、被術者の利き足の大腿内側を揉捏する。(⇒内転筋群・内側広筋・内
(前回からのつづき☟)①のカウンターストレインというのは、普段から引っ張られ緊張している筋肉を、さらにもう少し引っ張る方向にストレッチしてキープすると、「危険だからもうこれ以上伸びるな」という信号が神経から筋肉に送られ、結果的に筋肉の緊張が解けるとされているテクニックです。②の大腿外側への手掌揉捏は、腸脛靭帯の直上より少し大腿の前・後側にズラして行い、外側広筋や大腿二頭筋と腸脛靭帯とが重なった部位を狙うと、より効果的かと思います。③は、股関節を外転するのに連