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まずはじめに、すべてのブログ内容はあくまでも「個人的な見解」であることを明記しておく。では、つづきを・・・【Q2】なぜ「湿し水は弱酸性が良い」のか?代表的な要因として・・・①油性インキ中に含まれる乾燥促進剤(通称ドライヤー)は湿し水がアルカリ性だと促進効果を阻害され乾燥不良の原因となる②UVインキ中に含まれる反応硬化剤および増感剤はアルカリ性のため、アルカリ性の湿し水とは仲良くなりやすく、過乳化しやすい(らしい、資材屋さん情報)③刷版の画線部の親油性維持(刷版はそもそもア
まずはじめに、すべてのブログ内容はあくまでも「個人的な見解」であることを明記しておく。*****************************さて、本日はインキローラー(給水ローラー含む)の表面構造について。そもそも新品のローラーをルーペで覗いてみたことはありますか?すべてのメーカーのローラーを知っている訳では無いですが、自分が使ったことがあるローラーに限って言えばすべてマット調の凹凸があるタイプです。ぶっちゃけた話、このローラー表面の凹凸がかなり重要な役割を担っていて、
まずはじめに、すべてのブログ内容はあくまでも「個人的な見解」であることを明記しておく。*****************************本日のお題はトラッピングについて。そもそも「トラッピング」とは「トラップ=罠」という語源から「罠にかける」からの「捕まえる」という感じで、インキが紙やブランケットなどを捕まえるチカラを転移性に置き換えて使われるようになったものだと「個人的には」考えてます。先刷りインキが後刷りインキをトラップ(捕まえる)していくこと、これをインキ同士が
まずはじめに、すべてのブログ内容はあくまでも「個人的な見解」であることを明記しておく。*****************************さて、本日はニップの調整方法に関してちょっとだけ触り程度に。オフセット印刷の調整の中でも最重要とも呼べる「ローラーニップ調整」ですが、最近の機械では基本的に「練りローラーはバネ追従の投げ込み方式、着けローラーのみマニュアル方式」という仕様が一般的かと思います。自分が新卒で働き始めた頃は社会的にも印刷業界的にも大きな転換期であり、社
ロコプリが採用している、オンデマンド印刷は、トナーと呼ばれるミクロサイズのカラーの粉を、静電気で用紙に転写し、熱で定着させる印刷方法です。インクを紙に染み込ませて印刷する、オフセット印刷とは違い、トナーは、紙の表面に載っている状態です。したがって、オフセット印刷の様に、インクが乾くまでの間の色移りや裏移り(印刷物を重ねたときに印刷面が上の紙の裏に色移りする事)を起こすことはございませんが、印刷された紙を折り曲げたり、こすったりすると、トナーが剥がれる事があります。この剥がれたトナーが付着す
まずはじめに、すべてのブログ内容はあくまでも「個人的な見解」であることを明記しておく。*****************************さて、本日のお題は「ローラー洗浄」について。あくまでも今回は「洗浄」であって「メンテナンス」ではありませんので悪しからず。みなさんのところではどういった手順・内容で毎日のローラー洗浄をされているのでしょうか?最近のオフセット印刷機には「ほぼ」ローラー自動洗浄装置がついていると思いますので、おそらくは仕事終了時に自動洗浄をするだけとい
付け合わせ印刷と単独印刷の違いって何?「付け合わせ」はプレス用語で、印版の効率的利用のために別の印刷物も一つの印版に混在させて印刷することです。付け合わせ印刷(合版印刷)とは、資材を無駄なく使うために、同じ仕様の印刷物を一つの版に合わせて一度に印刷する方法です。無駄なく印刷が入るので、印刷版・用紙・インキ使用量の削減が可能になります。資源の使用を極力減らすことで、環境負荷が低減するとともにコストメリットもお客様にご提供できます。「単独印刷」はお客様のデータのみを