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三次創作小話「忘羨その後」(112-16)(雲深不知処にて)ウェイインとランジャンは、蔵書閣の前に降り立つと、修練場に向って歩き出す。ちょうど、蘭室の方から歩いて来たジンイーが、声をかけた。「赤子は元気でしたか?」振り返った二人を見て、ジンイーは、腕を組み、「林の中にでも落っこちたんですか」「ああ」と手を打ち、「遊んでたんですね」と言う。「なんのことだ?」ウェイインは肩をすくめた。「はいはい。それより、サンランが来てます。今、蘭室で手伝ってくれています。色々あって、、、座学を再
三次創作小話「忘羨その後」(107-8)(静室にて)ウェイインは縁側で、手酌している。夕暮れ時、突き抜ける空はまだ青いが、山の端は茜色に輝いている。真っ暗な山の裾野には、ぽつりぽつりと闇に溶けそうな灯が見える。ランジャンが、「工人への支払いだが、」と言うと、ウェイインは酒甕を持って、ランジャンの目の前に安座*した。「ええと、三日後に温家で落ち合う予定だ。頭領※が、スージュイに会いたいと言っているから、例の市場で完成祝いをするつもりだ。スージュイには、伝えてある」急に正座をして、