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2025年2月にファイザーからアモキサン販売終了がアナウンスされた。アモキサン販売休止については過去に2つ記事をアップしている。最初の記事は、アモキサンにニトロソアミン化合物が混入していたことにより、アモキサンの販売が休止される話。以下はその記事である。『アモキサン自主回収の話』ファイザーは2022年8月、アモキサンカプセル及び細粒に発癌リスクのあるノトロソアミン化合物が検出されたことを受け、他の抗うつ剤への切り替えを要請している。こ…ameblo.jp上記記事から抜粋
今回、令和5年2月からアモキサンは順次自主回収になり処方できなくなる。『アモキサン自主回収の話』ファイザーは2022年8月、アモキサンカプセル及び細粒に発癌リスクのあるノトロソアミン化合物が検出されたことを受け、他の抗うつ剤への切り替えを要請している。こ…ameblo.jp今回はアモキサン中止の感想などをアップしたい。アモキサン自主回収にあたり半年ほど猶予期間が設けられたため、最初頃はあまり処方は変更しなかったが、11月頃から順次、漸減中止していった。アモキサンを処方している患
今日は、久しぶりに精神科の記事。トリンテリックスは2019年11月末に発売され、既に半年近く経つ。トリンテリックスはこのブログをパソコンで見た場合、左側のテーマにない。テーマ数は上限に達しており仕方なく向精神薬のテーマに入れている。古い向精神薬を一括し、新しい薬、例えばイフェクサーもテーマに挙げたいが、整理が容易でない。古い記事を整理しようとするとエディタが異なるため、各パラグラフの間隔が恐ろしく広がり修正にかなり時間がかかるのである。これはアメブロをやっている人ならわかる。さ
今回は前回の続きのような記事である。長期間、トリプタノール25㎎とアモキサン25㎎を処方していた人がいた。その患者さんは一時はECTまでした人で過去ログにも数回出てくる。トリプタノールは3環系抗うつ剤だが、効果はかなり高い薬である。しかしトリプタノールは眠さや肥満が出やすい薬で、今はあまり処方されなくなっている。古い抗うつ剤で今でも比較的使われているものはアモキサンだと思う。(とはいえ僕の外来患者さんで11名。サインバルタは50名を超える)処方変更を決断した理由は、ここ1年で次第に体
うつ状態の人で初診時に吐き気がある人がいる。不安を伴う人が多い印象である。また、たまに吐き気に加えめまいがある人もいる。今回はこのような人たちの治療薬について。近年は、うつ病治療の上位にSSRIが推奨されている。例えば、レクサプロ、ジェイゾロフト、パキシルなどである。しかしSSRIは初期に嘔気が出現しやすく、感覚的にはかなり処方しにくい。僕は基本的には嘔気があるうつ状態の初診患者にはSSRIは処方しない。なぜなら、患者さんが一大決心で精神科に受診したのに、精神医療に幻滅しかねないから
最近はめっきり暑くなりましたね☀️酷い離脱症状が出始めて15ヶ月経ちました。まだ離脱症状も残ってるし、不眠も残ってますが、精神的にはとても落ち着いてます。普通に暑さでバテてますちょうど4年前の今頃の話です。4年前の3月頃から鬱病の治療を始めました。お薬はアモキサン(抗うつ剤)セロクエル(抗精神薬)メイラックスレキソタン(ベンゾジアゼピン)当時私は銀行で働き始め、研修を頑張ってました。覚えなくてはいけないことがたくさんあり、毎晩夜中まで勉強してまし