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…「うん、うん、良かったね~」…「沙織が幸せならそれでいいよ」…「わたし?わたしはいいんだって(笑)」彼女の電話はいつ終わるんだろうか。さっきからずーっと待って、もう1時間経つ。はやくベッドいって布団に入っていちゃいちゃしたくて、でも、後ろから抱きしめても耳をかじっても、なんの反応もない。つまんない。だから、布団に入り、考える………急遽学校の仕事が入ってしまった今日は実彩子とゆっくりできると楽しみにしていた。俺が似合うって言った紺の浴衣を着て来てくれたのは、ほんとは、すごく、嬉し
知らないうちに涙が溢れていた。みんなの話を聞いてたら本当に他に女の人がいて、にっしーはそっちで満足してるんじゃないかって思ってきて。今までキスしてくれるだけで、彼の匂いに包まれるだけで、一緒にお風呂に入れるだけで…それだけで幸せだと思ってたのに。今になって私はまだにっしーのものじゃないんだって、早くにっしーだけのものになりたいって欲が湧いてきてしまう。にっしーを疑ったり、欲にまみれてるそんな自分もなんだか嫌で涙が止まらない。友1)ごめん…、そこまで…宇)大丈夫だよ…これ、お代だから
生温い風が吹いて風鈴がチリンチリンと、音を立てる。今日は地元の夏祭り。昨日、夜遅くに帰ってきたから、朝はゆっくりできるねって楽しみにしていたのに。あなたは「ちょっと行ってくる」って、出かけてしまった。お昼頃、沙織たちに一緒に行こって誘いを受けた夏祭りも、なんか物足りない気がして。でも1人ではいたくなくて、しーちゃんは彼氏と行くって言うから沙織と遊びにきた。「いいよね〜しーちゃんは。かっこいい彼氏と浴衣デート、わたしもしたい。」なーんて言ってる沙織は、今夜あたりに彼氏ができるんだろうなあ
日高から連絡が入った"宇野を向かいに来い"と。今日はLIVE終わりにみんなが飲みに行ってる中、俺は来月発売されるソロのシングルのことの打ち合わせでホテルにいた。こっちも忙しいんだよ、色々と。そう思いながらも渋々クルマを出して向かいに行く。ガラガラ…なんか雰囲気のいい店だな…「奥に行ったらいるよ。」入口で立ち止まっていたら、店主が声をかけてくれた。もう、ほかの客はいないみたいだ。ふすまに手をかけようとすると、"ねぇ、たっかーまだぁ?"み…さこ…?気がつくと、俺は勢い良くふ
最初から実彩子しか考えてなかったよ…『試写会行ったあと考えたんだけどさ』…「ん?」…『実彩子、一緒に歌ったりしてみる?』…「え?」…『だから、BeautyandtheBeast』…「………」…『聞いてる?』…「………」…『ねぇ……「歌う。歌いたいっ」…『……ふふっ、そうこなくっちゃ(笑)』明日のために準備してたら彼から電話があった。灯りをつけたままそっと布団に入って、彼の心地よい音程にうとうとしながら相槌を打っていた。普段そういうことは直接言ってくるのに、ほんとに
電話が終わったころには、もう寝ていたちょっと困った顔をして眠っている彼に、さっきまでの勢いはなくて。長いまつげに綺麗な鼻筋、ぷっくりした唇、起こさないように「おやすみ」と頬にキスを落として。そっと、目を閉じた。?:あんま、無理すんなよ…無理はしてないよ、シアワセだから。夏休み明けの学校に行くと、いつもの人達が集まっていた。元気な日高くんが「ありがとな」って、声をかけてきた。すんごい嬉しそうだから、「良かったね」って。沙織も「ごめんね、、一緒に見れなくて」って電話で散々話したのに
私と隆弘は離れていた時を埋めるように、お互いマメに連絡を取り、少しでも会えるようにした。メガネやサングラスをしていても、堂々と外で会っていた。すぐに週刊誌が私と隆弘の熱愛報道を出した。千「"Nissy(歌手)・宇野実彩子(モデル)熱愛!高校の同級生が雑誌での共演で再会し、MVのような恋に発展か?!"」実「千晃、楽しんでるの?」千「楽しんでるって言うと聞こえが悪いけど、それ以上に嬉しいの!」実「私ね、千晃がいなかったら頑張って来れなかった。隆弘と再会することなんてできなかった。自分の気
日高くんが俺の相手しろって言うから、家に行ったけど案の定抱かれた。もう何回目だろうか。曲を作るのがうまくいかなくて、切羽詰ったときに呼び出される。最初は飲みに付き合うだけだった。それがいつの間にかそういう関係になってしまった。"愛してる"って何度も囁いてくれる日高くんは、優しいし頼りになる。けど、抱かれてるときも違う人を思い浮かべてしまうわたしは、きっと日高くんのベストな相手ではない。周りに可愛い女の子、いっぱいいるじゃん。わたしじゃなくて、いいじゃん。いつまで続けるの?こんなこと
私は頑固で意地っ張りだ。最近、少しだけ素直になれたと思ってたけど、全然そんなことなかった。勝手に私のことを振った人のことなんか好きじゃない。心の何処かで、そう決めつけていた。Mikaのことも言い訳にしていたのかもしれない。そんな優しい顔で「泣いてたね」なんて言われたら、認めるしかないじゃんか。真っ直ぐに「好き」という気持ちを言葉で伝えてくれる君は昔からずるい。何度も私を驚かせて。いつもだったら気にしないスクランブル交差点のモニターいつもだったら君の広告を見ないようにしていたい
隆弘side仕事が終わって、俺は実彩子のマンションに向かった。マンションの行き来は、付き合いだしてから千晃の許可をいただいた。なぜ千晃の許可が必要なのかはわからないが、そこを言うと怒りそうなのでやめておく。合鍵はもらっているが、部屋の前まで行くとインターホンを押す。実彩子に玄関を開けて欲しいから。実「お疲れ様」隆「実彩子も、お疲れ様」「おかえり」と言ってくれる日が早くきて欲しいな。実彩子はご飯を作って待ってくれていた。昔から料理は上手だったけど、さらに腕を上げたと思う。ご飯
西)みさ…こっち向いて座って?宇)うん…もう私の体は彼からの刺激が欲しくて、彼の思うままに動く。西)はぁ…っ、ん…宇)んっ…、はぁ…激しいキスが繰り返される。そして、一旦彼の唇が離れたかと思うと、私の胸の中心部に吸い付いた。宇)あぁん…、んっ…これまでにないくらいの快感。彼は口の中で弄んでいる。すると、口を手で押さえるだけじゃ収まらない私の体は大きく反応してしまった。中から溢れ出してくるのが分かる。宇)にっしー…ごめん…西)ん?私の胸に吸い付いていた彼が顔を上げる
夢香side「大島、あのさ。」「ん?夢香がくるとか珍しいじゃん。」「みさちゃんのことなんだけど…。」「あの子、いい子だよな。素直だし。あ、そうだ、んでなんだった?」言っていいのか分からないけど、みさちゃんのためだから。頑張れ、私「看護師の分際でこんなこと言っちゃダメなのは分かってるんだけど…みさちゃんのスマホ、病院の負担で新しくできないかな?さっきね、屋上にみさちゃんを届けたときに、高校生の男の子がいてさ。多分私がみさちゃんの看護師って
side実彩子実「わぁ…っ!綺麗…!」隆「気に入った?」ここは高級ホテルの最上階隆弘がとってくれたスイートルーム息を呑むほど綺麗な夜景後ろから私を抱き締める愛おしい人…そう、今日はX'masそして、私達の結婚記念日実「うん、すっごく。こんな素敵なところに泊まれるなんて幸せ…!隆弘有難う!」隆「どういたしまして♪」実「あっ、そういえば今ごろ、陽介達どうしてるだろうねっ?」今日は2人はお留守番私の弟が、泊まりで面倒をみてくれてるだから、久しぶりに隆弘と2人きりでゆっくり