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翔side「ふふっ」「んあ?翔くんどうした?」『こっち座ろ?』と雅紀に誘導されてソファーに座わると智くんもじゅんの隣に座り二人に囲まれ頬を隠しているじゅんが可愛くて思わず笑ってしまうと四人の視線を集めその中で嬉恥ずかしそうな視線と目が合った「じゅん…俺から話そうか?」「へっあ…ぼ…くが言う…」「ん…わかった」「あ…のね」「うんっ」「ぼく…しょうくんのことが…すき…なの」「へっ?あぁ…うん」『すき』…か…みんなの前で告白をされ
潤side「…っん」これ以上…はでも…情熱的なのに優しさを感じるキスがすごく気持ちがいい…それ以上に求めてくれることが嬉しいうごめく動きに自然と合わせて甘い雫を飲み込んでいく水音が反響して耳に届いて頭の中まで痺れてくるやばい…ゆるく反応し始めた俺自身を隠す為に身を捩るけど翔くんは気にもせず何度も角度を変え攻め続けてくるこれ以上…はマジでヤバイ…頭の中で警告が鳴り始めるとそれを感じたのか「ぁは…
翔sideまだ知らないじゅんの体に誰かが触れたと思うと苛立ちも悔しさだって全くない訳じゃないだけどこんなに穏やかな気持ちで受け止められたのは今まで過ごしてきた時間の中で俺にしか見せない顔や俺しか知らない癖をいくつも知っているという自信があるからそれに泣きながら『嫌いにならないで』そう縋るじゅんを愛しいとその気持ちの方が強かったからだ刹那の時間を俺を思いながら…寂しかった?苦しかった?…虚しかっただろう結局
智side「ごめん…」「なんで謝んの?ってか…謝らせてるの俺だよね?…ごめん」「じゅんが謝る事ないじゃん…」そう言って見つめ合う事数秒…しゃがみ込み視線を合わせて「智が不安にならない位…好きになるから…」強い決意とも感じた言葉を聞いたんだ『好きになる…』か…その言葉にも返事をすることが出来なかった潤が好きだと言ってくれるなら…それだけで好きな度合いを測れる物差しなんてこの世には存在しないんだそう言い聞かせてきたけどもっともっと…
翔sideどこで話をしようか…繋いだ手の先少し後ろを歩くじゅんを見ても俯いていて表情が分からない道行く知らぬ人の視線なんかどうでいいどうせ…名前も知らない人とはこの先も知り合うことはないそれよりも手を離したらどこかに消えていってしまうんじゃないかってそう思えて離す事なんかできなかった「じゅん…電車乗るから」頷いたのか…いないのか…分からなかったけど声は聞こえている変わらず俯いたままだけどポケットからスマホを出して改札を抜け
潤side「ふぁあ…」「随分眠そうですね…」「あ…」温められた車の後部座席に乗り込むとミラー越し佐藤と目が合った「ちゃんと寝れてます?」「へっ?あ…まぁ…」寝れてる…あれから熟睡はできたけど睡眠時間が短いせいもあってまだ眠い…もう少し寝てたかったな…『じゅん朝だよ』『ん…もう少し…』『起きろって』『う…あと5分…』だって眠いんだもん翔くんいつも迎えの時間より早く起きてるしもうちょっと寝てても間に合うはず温かな
潤side「…その事で翔さんと何かあった?」「へ?…」「あったんだね…」ん…もう…にのの観察眼…鋭すぎない?「何があったの?」「…うん…じつは…ね」この前お家に遊びに来てくれた時の事を話す間じっと真剣に聞いてくれていた「俺のせいだね…」「にののせいじゃないよ…」「だからね?二人っきりになるのが怖くって…あ…しょうくんが怖いんじゃないよ?」「分かってる…翔さんが潤くんに甘々なのは」にのにもバレてたの?しょうくんはずっといつも俺
潤side笑った顔美味しそうに食べる顔低い声優しい眼差し全部思い浮かべれば全部が好きでこれ以上好きになってはいけないとそう思っているのにどうしてもこの気持ちだけは無くならなくて一緒にいれる時間は楽しいのに一人になると少しだけ苦しくなった「はあぁ…ごめ…ふふっなんか溢れちゃった」涙も止まる頃見えてきた自分の思いこのままでいいだから…お願いもう少しだけ…しょうくんの傍にいたい誰にも言えぬ思いを話せたことで心はど