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108D5126歳の初産婦。妊娠37週。2時間前からの上腹部痛と悪心を主訴に来院した。前回までの妊婦健康診査では特に異常を指摘されていない。意識は清明。身長160cm、体重66kg(非妊娠時58kg)。体温37.0℃。脈拍72/分、整。血圧146/92mmHg。子宮底長31cm、腹囲95cm。下腿に軽度浮腫を認める。尿所見:蛋白2+、糖-血液所見:Hb13.0g/dl、Ht42%、白血球数10300、血小板7.0万、血漿フィブリノゲン432mg/dl(基準200~400)血液生
こちらの続きです。実母と二手に分かれて、私は外来の処置室で術前検査のための採血を行いました。そのまま病棟へ上がり、部屋の準備が出来ていないので今度は病棟の処置室へ案内されます。術衣に着替えるように指示をされて着替えていると、ベット周りを囲うカーテンがシャッ!「!!」担当医とは別の女医さんでした。女医「あらら!やっぱり!!誰、着替え指示したスタッフはあなたはいつショック状態になって倒れてもおかしくないの。男性なら死んでるわよ、この採血結果じゃ。ちょっと誰か着替え介助して〜!」今の私
こちらの続きです。今回症状や結果の説明多めで読みづらいかもしれませんまた、当時の記憶なので専門家の人が見てツッコミどころ多ければすみません。。帰宅する頃にはすっかり朝でした。食欲はないため倒れ込むようにリビングのソファに横になります。(まだ痛い。はやく痛み止め聞いて欲しいな。)ですがその日の昼•夜と追加で薬を飲んでも痛みが改善する様子はありません。たまらず翌日の診療時間内に産院へ電話を掛けました。薬を飲んでも痛みが改善しないことを告げると予約外で診察をして下さるとのこと。主人は
こちらの続きです。紹介された大学病院は姉②が以前に事務で働いていた場所でした。(自分は三姉妹の末っ子なので長女を姉①、次女を姉②とします)姉②「初診なら予約時間関係なく8時半くらいには行ったほうがいいかも!診察前の事務手続きに時間かかるんだよね💦」とアドバイスを貰ったので実母の送迎で早めに病院へ到着し、採血を済ませ待機していました。必要ないと良いなと思いつつも念の為に入院のセットも持参しました。待合室で座っていると、何故か看護師さんが車椅子を持ってきてそちらに座るよう促されます。背中
こちらの続きです。車椅子で手術室へ運ばれて、手術台に寝かされます。自分も口腔外科に勤務していた時はオペ室に入ることがありましたが、緊急オペの患者さんはこんな気持ちなんだなとぼんやり考えていました。担当者「もうじき全身麻酔していくからね。このあと赤ちゃんはすぐ産まれるよ。お母さんの麻酔が赤ちゃんにも効いてるから眠ったまま産まれるんだ。でも大丈夫。しばらくはNICUで管理になるからね。今日は会えないかもしれないけど、なるべく早く面会できるように言ってみるからね。」そう、私の出産はまさに新型コ
こちらの続きです。(、、、痛い。寝違えた?いやこれは違うな。なんか違う気がする。)内側からズンズンと湧き上がるような鋭いような鈍いような、初めて味わう痛みでした。当時初産で陣痛の経験がない私でしたが、痛みの特徴が•明らかに右側に偏っていること•腰ではなくて背中にあたる高さであること•波がなくずっと痛いこと以上から陣痛とは違うと判断できました。(今日[日付変わったので昨日]の診察で子宮頸管長が短いと言われているし。関係あるのかな?え!ていうか!こわい!なに!この痛み!!!)
こちらの続きです。担当医が説明してくれたヘルプ症候群について、特徴は•原因は分かっていない•妊娠後期に発症することが多い•患者は高齢であったり高血圧を伴うことが多い•治療方法は妊娠の中断(分娩)しかない•放置すると母子ともに命の危険がある症状は•溶血(赤血球が壊れる)•血小板減少•肝機能の異常症状の頭文字をとってHELLP症候群と呼ばれているそうです。(助けて〜のヘルプとは関係ないんですね)その他自覚症状として•上腹部の痛み(私の胃痛はこれでした)•右の背部痛など
こちらの続きです。産院の夜間窓口で名前を告げ、主人に支えられながら助産師さんに案内された診察室へ入り先生が来る前に採血を済ませました。深夜のため担当医の院長はもちろん不在。外勤の先生に丁寧に診察してもらいました。外勤医「エコー問題なし。子宮頸管長も3.8mmくらいありそうだけどなぁ。まぁ見方で誤差あるしね。赤ちゃんは元気ですよ。」(子宮頸管長3.8mm?わー良かった。1cm以上の誤差なんかあるのか。。)「子宮頸管長、良かったです。背中の痛みは何でしょうか。」外勤医「採血の結果、C
こちらの続きです。少しの沈黙の後、夫「今日、赤ちゃんが産まれるんだね。名前考えないとなぁ。まだ先だと思ってたから。あ、産まれた後の手続きとかは任せてね。あこさんは赤ちゃんのことに集中してね。」実母「楽しみだわァ〜!あ、記念に撮っておかないとね」(動画をまわす)後に動画を撮った理由を聞くと、娘の最期かもしれないと思ったと話してくれました。当時私もそれを感じていたので、私「行ってきます〜」努めて明るく振る舞う自分が写っています。2人がそれぞれ私のお腹に手を当てて、赤ちゃんにも語りか
先程、主治医がきて再度説明がありました、肝臓の値が悪くなってきており、肝臓も浮腫んでいるのではないか、血小板の数値が低くなってきており、通常横切開になる帝王切開を縦切開にするかもしれないと採血データから、HELLP症候群という病態に向かっていってると言われました縦切開の方が、視野が広がり再出血のリスクが低いのだそうです。審美的にはやはり、横切開の方がいいのですが横切開の場合は、大きな血管も近くにあるため出血の可能性があり、その場は止血出来ても翌日などに再度出血し、再手術になってしまう可能
これまでの出産レポ>①、②、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧HELLP症候群について、これが第2子を考える上でも、なーんか常に頭の片隅にあって。ちょうどいい機会なので産後レポという事でまとめます。産後落ち着いてから、HELLP症候群について経験された方のブログやらを読みまして、改めて私は管理入院中に分かって良かったなと思いました。そして症状もそれほどひどくはなかった。ネットの情報ですが、妊婦の0.2%くらいにある症状みたいです。そして高血圧の人や双子妊娠でなりやすい