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20年ぶりに刷新される新紙幣5000円札のイメージ。津田梅子の肖像写真が、津田塾大学が公的につかっている写真を反転したものと話題になっています。こちらが津田塾大学HPに掲載されている「女子英学塾開校当時の津田梅子」比べてみると、首から上の部分を反転させ着物の衿合せはそのまま(右前)になるように加工されているようにみえます。ただ写真を反転させると左前となり死装束の着付けとなってしまうからです。着物はファッションであり自由とされている中でも、左前の着つけは忌まれ縁起が悪いとさ
枕草子に「青畳と高麗縁の取り合わせが美しい」とあります。私も大好きです。着物収納のためにつくる部屋には、高麗縁の畳を敷き詰めたいと考えて、畳と畳の大紋高麗紋をあわせるため、紋にあわせて畳床の墨打ちをし、それにあわせて障子と収納を設計しました。大紋高麗縁は雲形と菊が織りだされた綿糸の浮織物。神社仏閣の座敷や床の間でつかわれています。もともとは、皇族、摂関家、大臣が座る畳の縁につかわれていました。時代考証としては間違っていますが大河ドラマのセットではよくつかわれています。畳と畳の文様をきっ
「着物を着たいけれど着物友達がいないので着る機会がない」というお悩みを度々お聞きします。着物に限らず、共通の趣味を持っている人との話は盛り上がりますし楽しいものですが、麻雀のように面子が揃わなければゲームそのものが成り立たないわけではありません。着物は着物友達がいなくては着られないものでしょうか?それは「みんなが着物ならアレコレいわれない」そして「着物でいることが普通という安心感」と「自分だけじゃないという心強さ」からくる気持ちの問題のような気がします。着物を着る人の多
いつもお世話になっているナデシコプロさんが私の還暦パーティを企画して下さいました❣️❣️❣️誕生日は7月ですが、還暦は一年続きますからね…場所は恵比寿のイタリアンレストラン『DELLACOLLINA』✨✨✨(実は5年前にもこちらで55歳の誕生パーティをさせて頂いてます)東京一かっこいい桧垣オーナーと✨✨✨蝶ネクタイが決まってます❣️❣️❣️今回はとにかく振袖が着たくて、娘の成人式でもお世話になった灯屋さんで真っ赤な振袖をレンタル💖💖💖こちらの振袖は桜の地紋が
時代劇や小説の通説の型にとらわれることなく、一次史料に基づいた独自の見解(しかし調べると尤もだと思うこと多々あり)の解釈で話がすすみ、歴史好きにはたまらない…「センゴク」シリーズ。その作者と仙石秀久の子孫の方とのランチにご相伴させていただきました。右手前から反時計回りに、衣紋道高倉流宗会頭の仙石宗久先生、有職文化研究所の橋本麻子さん、私、漫画家の宮下英樹先生、講談社の宮下先生の担当編集者の方と「センゴク」を実写化するとしたら、キャストは誰が良いかしらん…っと、原作者と子孫の前で妄想を
ブログ最終日に、これだけはもう一度お伝えしておきます。経済産業省の和装振興協議会でのテーマであった「高付加価値のこだわり製品としてのきもの」の消費者の動向朝香沙都子が意見として具申したのは、<高付加価値の製品を購入する消費者が売り手に求めるもの>高付加価値なものになるには、そこに理由があるはず。素材、技術、加飾表現の手間隙や稀少価値など。•売り文句と商品があっているかいないか商品と売り文句が違っていれば、その商品そのものに問題はなくても、消費者にとっ
早いもので今年も年の瀬ですねいつもなら今頃はお正月の支度におおわらわですが、実は我が家はただいまダブル喪中。。。夏には夫の父が、そしてつい先日私の母も亡くなったので、お飾りなどは控えて新年の準備は大掃除のみです…それにしても先月から今月にかけては入院中だった母のお見舞いから葬儀、亡くなってからの各種手続き、その合間をぬって締め切り&観劇…ととにかく慌ただしい日々でした。。。母が亡くなって淋しい気持ちはありますが、今はすべて終わってホッとしているところです…
着物を着る理由は人それぞれです。洋装が普通の毎日で着物を着ることは非日常の方がほとんどだと思います。着物を着るだけで、ワクワクした高揚感を得られる、気持ちがシャンとしてあらたまる、その感覚を忘れずに大切にした上で、着物を着ることが特別なことなのではなく、洋服と同じく、着物の中に、日常に着るものと特別な時に着るものがあるということを、知って欲しいと願っています。環境も価値観も人それぞれです。なので答えのようなものはありません。それでも誰でも共通していることが
去年、着付けを習いに先生の浴衣を借りて初めてのレッスン全10回のコースで着物を着られるようになる初心者コース最後は浴衣をと幅も少しなんとか一人で着られるようになった着物最後のレッスンには着物を着て電車とバスで1時間以上の移動は初めて着物を着て出かけるには勇気がいりましたが出かけられたという自信にもなりました。去年のある日少しだけお出かけもしました。
藤岡組紐店にお願いしていた帯〆が組み上がってきました。鳥の足跡の四分紐の帯〆です。染めもの中野の中野スズミのヤンバルクイナの帯にピッタリ〜♪思いついてお願いしたのはいつだっただろう…と思ったら、何と2014年の夏だった@@;朝香沙都子『君は組紐の綾書をみたことがあるか…?「NIPPONの技現代の匠展」at京王百貨店新宿店』新宿京王百貨店にて開催中「NIPPONの技現代の匠展」へ(~7月16日まで)伊賀くみひもの藤岡組紐の藤岡潤全さんと私、身長がないこともあって季節を
着物生活をしている私は、浴衣は家着として通年着用しています。有松の旅でお願いした浴衣が続々と仕立てあがってきました♪有松絞り「かすみ紅葉」三浦絞り/藤原すみ江巻き上げ絞り/近藤鈴枝、原田成男染色/三浦鈴世三浦絞りのエ霞藤原すみ江さんは、ワタクシが2013年に有松へ来たときに、絞りの実演をされていらっしゃいました。この糸解いてみる?とちょっとだけやらせていただいた♪巻き上げ絞りの紅葉着物と浴衣は、身頃×2、衽×2、袖×2、衿、共衿の平面裁断が特徴
トンデモナイ高額な価格をつけ電卓を叩いて売るようなことはやめていただきたいと思っていますので、製造元が希望小売価格を決めて流通にのせ、エンドユーザーは自分にあった信頼できる呉服屋さんで安心してお買い物をできるというのが、理想だと思っています。昨今では、ネットでの購入や着付教室での販売が増えています。きものイベントでは、製造元が直接お客様とお話をし対面販売することもでてきました。こうなってくると、果たして、問屋さん、呉服屋さんは必要なのだろうか…、と、エンドユーザーなら誰でも思うと思
本日3回目の投稿四国の旅レポ、最後にご紹介するのはこちら。石垣の名城、丸亀城へ♪そして、丸亀城といえば…、平四つ目結の京極氏の家紋です。古代米琉の置賜紬に長沢蘆雪「狗児図」のデジタル捺染の帯。瓦の家紋、絣の文様と似ていませんか???ちなみ柄には無理があるかしらん。高く美しい曲線を描く石垣…✨丸亀城の石垣の曲輪は雛壇のように配置されていますが、2018年に南側の三段の中段から崩落し現在修復作業中でした。崩落した石垣、帯曲輪の石垣を解体撤去し、2021
今年は家族の予定が合わず延期になっていた雛祭り🎎我が家では毎年旧暦の3月3日(今年は4月11日)まではお雛様を飾っているのですが、今週は来客のタイミングでようやく夫の特製ちらし寿司を味わえる事になりましたいつも酢味噌和えにする菜の花は今回ナムルにしてもらったら、めちゃくちゃ美味しかったです❣️❣️❣️この週末は桜が満開になりましたが、花曇りでうすら寒いこんな日はまだまだ袷の鬼縮緬もいけますね✨✨✨小紋、帯とも浦野理一✨✨✨ソメイヨシノが終わってもまだまだこれから
今年の着物始めは赤の郡上紬…去年も確かこの着物から始まったと記憶していますが、それだけ着やすくとても気に入っている一枚です✨✨✨御所解風のアンティーク帯に夫からプレゼントされた帯締めを…✨✨✨道明の四色段染めはどんな帯にもマッチする優れもので、何本か持っておりますが最近はついこればかりになっています着物で出かけた先は六本木ミッドタウンの虎屋茶寮年始から1月20日までは白味噌のお雑煮が食べられるので今年も伺いました✨✨✨夫はお汁粉、娘はあんみつを注文しましたが
1878年(明治11年)創業の富士屋ホテルが耐震補強工事のための2年間の休業を終えて、この夏にグランドオープン。明治、大正、昭和、平成、そして令和。142年の長きに渡って世界中の人から愛されてきたホテルです。世界的疫病がなかったら…、東京オリンピックに合わせて世界中からたくさんの人が訪れていたことでしょう。瓦葺屋根と唐破風の玄関寺社建築の和洋折衷木造建築様式です。この開店扉は日本でつかわれているもので一番古いもの懐古趣味のものにとっては宝探しができそうなぐらいク
12月前半はモーレツに原稿を描いていた私。。。今年最後の仕事はオフィスYOUの『ふくねこと年女』✨✨✨読み切りシリーズでさまざまな世代の年女を描こうと思っておりましたが、前回の主人公で私と同い年の佳子さんが気に入って今回はその続編…ぽいもの(?)になっています絶賛発売中のオフィスYOU2月号を年末年始のお供に是非よろしくお願い致します💖💖💖さて…、ようやく原稿が終わってホッとひと息…来年に向けて英気を養おうと、向かった先は京橋のアーティゾン美術館✨✨✨た
寒暖差が激しいせいか最近どうも体調がいまいちな私。。。寝込む程ではありませんがなんだか元気が出ない感じです…桜の開花宣言🌸がそろそろ来そうなので、桜コーデを考えてわくわくしていましたが、このところ寒い日や雨の日ばかりで意気消沈気味に…これではダメだと気を取り直し、濡れても問題ないウールの着物を久しぶりに着て小雨の降るなか出かけましたこちらはもう10年近く前にネットオークションで一目惚れして落札した反物から仕立てたもの✨✨✨たぶん昭和(戦後)のものだと思います
はじめて夫の実家へ帰らない年末を迎えています。しかし、嫁稼業はなくとも、慌ただしい…。落ちついて記事がかけておりません。なんてこと@@;2021年からの動きについてお問い合わせをいただいておりますが、ちょっとインターバルを置いて、自分を整えたいと思います。SNSについては、着物エンドユーザーとしてリベラルな目線と立ち位置を保つために、誰にもいいね!しない、facebookも例外なく誰ともつながらず友達0人、インスタは誰もフォローせず、という方針を貫
みなさま✨✨✨先月もたくさんの「いいね👍」やあたたかいコメントをどうもありがとうございますコメント頂いた猫っ母さん🐈🐈🐈しんじゅさん、ykさん、yukoさん、Mieleさん、チャコさん🧡🧡🧡みなさま、どうもありがとうございました公式アカウントの設定上個別のお返事は出来ませんが、みなさまからの「いいね👍」やコメントが私の大きな励みになっておりますので、これからもどうぞよろしくお願い致します❣️❣️❣️さて…、先月は気温の寒暖差のやられて腰痛が出たり気分が
みなさま✨✨✨先月もたくさんの「いいね👍」やあたたかいコメントをどうもありがとうございますコメント頂いた猫っ母さん✨✨✨チャコさん、Mieleさん、でこっぱちさん、yukoさん、ちろさん、ykさん🩵🩵🩵みなさま、ありがとうございました公式アカウントの設定上、個別のお返事は出来ませんが、みなさまからの「いいね👍」やコメントが私の大きな励みになっておりますので、これからもどうぞよろしくお願い致します❣️❣️❣️さて…、もう11月だというのに今年はやけに暖か
みなさま✨✨✨先月もたくさんの「いいね👍」やあたたかいコメントをどうもありがとうございますコメント頂いた猫っ母さん✨✨✨すぬさん、チャコさん、さとやさん、Yasueさん、kiyoppi1219さん、マキともさん、ryoyo5963さん、朱雀Suzakuさん、Mieleさん、テトさん、ぴんちゃんさん、ryoyo5963さん、yukoさん、ykさん🩵🩵🩵みなさま、いつも本当にありがとうございます還暦パーティはもちろん、キティちゃんに対する愛あるコメントは私と
☆プロフィール☆朝香沙都子さんのプロフィールページ朝香沙都子◇きものコラムニスト♪「きものカンタービレ♪」は365日着物生活のコーディネート覚書としてスタートしました。着物好きの方に興味を持っていただける情報をお届けしています。つくり手の代弁者となる記録人であり、体現者である着物エンドユーザー。産地の着物を産地で着る、着物の里帰りの旅をする「着物トラベラー」でもあります。雑誌「美しいキモノ」執筆、NHK…profile.ameba.jp◎婦人画報デジタル連載中♪朝香沙都
雛祭りには桃色コーデ💖💖💖…という事で、目下のお気に入りの久米島紬に浦野理一の薄桃色の縦節紬の帯、同系色の帯揚げを初おろししてお雛様たちと記念撮影ですラブリーすぎてなかなか使う機会ががなかったこの帯揚げ、濃い色の梅の柄を覗かせるのが思った以上に難しくていつもと違う締め方に。。。もう少し工夫が必要ですね前ポストでマキともさんとMieleさんが気づいてくれた通り、ヘア・アクセサリーは20年以上前に夫にプレゼントして貰ったルイ・ヴィトンのものです🦋🦋🦋ヘア・アク
着物を着ることが多くの日本人にとって、非日常的なことになりすぎたからでしょうか…。着物に関しては日常の些細なこともマニュアル化されたり、それに従うことで安心する方のほうが多いと思います。そもそも、日本人は目立ちすぎることを良しとせず、人と同じことで安心するという傾向が強いです。ですが、今の日本で着物を着る人はここ数年で増えたといっても少数派。着物を着ていたら目立つのです。そんな中で、着物好き同士による蔑みのようなものは意味があるのでしょうか?絶滅危惧種の中で殺しあっているような
先週から4年ぶりのパリ・オペラ座バレエ団の来日公演が始まり、心が浮き立っていますまずは日本での上演が18年振りという『白鳥の湖』🦢🦢🦢その2006年、なぜか私はパリ・オペラ座の公演に行かなかったようで『白鳥の湖』も『パキータ』も観た記憶がない。。。『白鳥の湖』はずいぶん昔にオペラ・バスティーユで観ましたが、その時は現地に着いてから突発的に当日券を買ったので4階のめちゃくちゃ遠いお席でした。。。オペラグラスも持ってなかったし、今では芸術監督のジョゼが王子だった事
前回の『継ぎ裂』展から3年、熱烈なファンが多いアンティーク着物店灯屋さんがまたすごい展示会を開きました❣️❣️❣️その名も『こうげいを探る』展✨✨✨今回の展示会ではかの白洲正子が愛し育てた染織家の貴重な作品を実際に見て触れて購入も出来るというまたとない機会となりました白洲正子が実際によく着ていたという古澤真千子の着物や帯の実物を目にするのは初めてでしたから、それはもう大興奮だった私…どんな作品が集まったのかは灯屋のHPで是非チェックしてみて下さい✨✨✨そんな貴重
快晴の金曜日は京都の帯創作工房「夢訪庵」の展示会に行って参りました✨✨✨年に一度代官山ヒルサイドテラスで開催されるこちらの会は音楽あり軽食ありの素敵な催しで、うさぎの帯で嬉しいご縁を頂いてからこの日を楽しみにしておりました私は黒のギンガム紬にうさぎの帯を締めて伺いましたが、いらしていた顧客の方々の装いがとても素敵で、思わずキョロキョロ…今回お声がけ頂いたプレス担当の笹本さんが締めていたのはとても素敵な鶴の帯で鮮やかさにハッとしました夢訪庵の帯はすべて天然
今月の歌舞伎座昼の部は古代インドの神話を原典とした『マハーバーラタ戦記』✨✨✨私もインド更紗の帯を締めて気分をあげて行って参りました今回は久しぶりに菊五郎さんが舞台復帰なさったので、菊之助さん丑之助さんとの親子三代の共演も楽しみにしておりました今月10歳を迎える丑之助さんですが、あまりにも存在感があって踊りもお芝居も一人前の大人のよう「中の人は40歳」と言われても納得しちゃいそう。。。とにかく同年代の役者さんの中では抜きん出て見えます❣️❣️❣️でも初お目見えの
寝間着、部屋着、外出着。1日3回ぐらい着替えると思いますが、着物生活でも同じです。たとう紙に入れて箪笥の中にしまってある着物は取り出したりしまったりが面倒…。取り出しやすいよう、しまいやすいよう、壁面3面を着物収納にした部屋をつくりました。着物を畳んだりお手入れしたりずらっと並べてコーディネートしたり畳みの部屋ならではの使い方です。棚柱にブラケットをさして着物を載せた板をおいても大丈夫なように、部屋の設計の段階から耐荷重計算をし、壁面に棚柱分の「柱