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エントリーモデルの難しさ実はこのシリーズを考えるキッカケになった時計がありまして、今日は満を持してそれを取り上げようと思います。いつも通り、エントリーモデルに求められる要件を再掲しておきます。1.ブランドの魅力を十分に伝えている2.納得感のあるコスト低減が図られている3.中核モデルに対して有意に安価であるそして問題の時計はこちらです。FiftySixSelf-Winding/VACHERONCONSTANTIN出典:www.vacheron-constantin
美しいとはこういう事そう言わんばかりの洗練されたデザインの時計が居並ぶカルティエ。その基幹コレクションであるタンクコレクションの中でも、正統王位継承者的な血統にあるのがタンク・ルイであります。TankLouisCartierWatchLM/CARTIER出典:www.cartier.jpRef:WGTA0011ケース径:33.7x25.5mmケース厚:6.6mm重量:-ケース素材:ピンクゴールド風防:ミネラルガラス裏蓋:ピンクゴールドベルト素材:アリゲータ
ImpressiveDiver’s最近の機械式時計って本当凄いです。技術の進化は留まるところを知らず、一昔前では考えられなかった性能と価格のバランスを実現するモデルがかなり増えてきています。その流れの先頭をいくのは間違いなくスウォッチグループ(SG)。SG傘下のブランドはそのスケールメリットを活かして、高性能キャリバーをエントリー価格帯のブランドへ惜しみなく投入しています。ティソやハミルトンがその筆頭ですが、ミドーも御多分に洩れず、他社が羨むスペックを誇る素晴らしい時計をラインナップして
バルチック前から気になってました。日本未上陸の魅惑的ブランドは数あるわけですが、Balticもエントリー価格帯ではその筆頭といえるでしょう。ヴィンテージウォッチ好きからすれば非常にセンスの良い時計を作っているブランドというイメージではないでしょうか。某ブランドのあからさまなオマージュでもない所がまた良くって、個人的にはかなり気になっております。(オマージュがあかんという意味では全くないです)AquascapheBlueGilt/BALTIC出典:https://baltic-
高級化の成否好事家の皆さんはご存知の通り、セイコーは2020年に弩級の性能を持つ機械式の新型キャリバーを投入して国内関係者とファンを歓喜させました。Minority’sChoiceとしても散々苦言を呈して来たセイコーの機械式キャリバーが、いきなり業界最高クラスに進化して来たので感動しました。まあその話はいずれ簡単に書きたいと思います。今回はグランドセイコー(GS)がそうした新境地を開拓した一方で、よりマスへリーチする2大ラインであるプロスペックスとプレザージュの新作を見てみたいと思い
薄い軽いは七難隠す弊ブログを日頃から読んで頂いている皆さんにとっては最早耳タコでしょうけど、私は時計は小径・薄型・軽量が絶対的正義だと思っています。見た目的に小径(というか適切な大きさ)薄型がエレガントで美しいというのが第一ですが、同時にそうした時計は装着感もすこぶる良いのです。そんな訳で今や私は100gを超える重量の時計はNGだと考えています。これはブレスレットモデルであってもそうです。この事を非常によく解説してくれる素晴らしい記事がウェブ・クロノスにあったのでリンクを貼っておきます
美しきカーベックス私のコレクションをご紹介するシリーズ第5弾。フランク・ミュラーのカサブランカです。幾度となく予防線を張っていたので、何となく気付いていた方もおられるかも知れませんが、そうなんです。私、時計マニアや業界人から総スカンのフランク・ミュラー愛好家なんです。だって美しいですから。ただその一点に尽きます。Ref:2852CASAACケース径:31.0x43.0mmケース厚:9.6mm重量:-ケース素材:ステンレス・スティール風防:サファイア・クリスタル裏蓋:
2019年夏、十数年ぶりに機械式腕時計を購入しました。アナデジのGA-2100を使うようになって、アナログの機械式腕時計をまた使いたくなったのです。セイコーのダイバーズウォッチSBDC029です。ショーグン(SHOGUN)と呼ばれているもの。以前使っていて保管(放置)している古い腕時計の中にも機械式は何本かあるのですが。G-SHOCKのように気軽に、できれば雨の日でも気にせず使えるものが良い。となるとやはり新品が欲しい。そこで防水機能が高くて丈夫そうな国内メーカーのダイバーズウ
消費税も上がっちゃったしたかが2%、されど2%、ですね。皆さん、消費意欲が減退していませんか?中古時計店は値段据え置きやキャッシュレス還元などを謳ってむしろお得感出てますね。そんな機会も利用しつつ、お手軽に時計欲を満たしましょう。ClassicMechanical“Bambino”36mm/ORIENT出典:www.orient-watch.comRef:RA-AC0011Sケース径:36.4mmケース厚:12.0mm重量:-ケース素材:ステンレス・スティール風防:
おはようございます本日のロレックスマラソン動画は朝9時より公開します!ご視聴頂けますと幸いですhttps://youtu.be/BaABqd2iN0A
決めるのは貴方出典:blog.crownandcaliber.comこれは深淵なテーマですよね。腕時計って本来時間を確認するための道具ですが、時計好きで腕時計を時間を確認するために着けている人は少数派であり、大半の好事家はただ時計を見るために着用しています。仮に100回腕時計を見るとして、実際に時間を確認しているのなんてせいぜい2-3回でしょうな。今回は、そんな機械式腕時計を買うにあたって、どこを見て良し悪しを判断すれば良いのか?というお話です。えらい上から目線やなコイツ、と思われ
カレンダーオートオリエントダイバー(21ダイバー)の復刻版です。発売日:2022年7月5日希望小売価格:¥154,000(税込)DIVER19642ndeditionオリエントスター/オリエント「星はまわり続ける」国産機械式時計www.orient-watch.jp黒と緑の2色展開ですね。RK-AU0601BRK-AU0602E第一章のDIVER1964との違いは、回転ベゼル、ダイヤル、針、・・・だけかな。これはまぁ予想通り。(追記)DIVER
会社勤めの皆さんはそろそろボーナスの時期でしょうか。そしてそのボーナスを奪い合うかのように、メーカー様から魅力的な新製品がバシバシ発表されております。このブログの「気になる腕時計」テーマで何度もセレクトしているのが次の6機種。6/16(木)CITIZENCOLLECTIONMECHANICAL銀箔漆文字板モデル6/17(金)SPINNAKERSPENCE-3006/23(木)ORIENTSTARDIVER19642ndedition7/8(金)SEIKO5
オリエントには「Jupiter」というペットネームの少し小ぶりな腕時計があります。上のJupiterはcal.597、女持ち用の小さいムーブメントを積んだ自動巻き(手巻き付き)の機械を載せたカレンダー付きのジュピターです。1990年代以降の比較的新しいジュピターです。ジュピターの場合、復刻版とは言わないですかね。紳士用、婦人用問わずオリエントは「Jupiter」のペットネームを使って来ました。とても長寿なペットネームと言えます。Jupiterのペットネームは古くは1956年辺りに低価
黄金期の逸材1960年代はクオーツショック前夜であり、裏を返せば機械式時計が栄華を極めていた黄金時代といえます。高級機も普及機も腕時計といえば機械式しかなかった訳ですから、各社が最高の技術を投入した傑作揃いという訳です。当時の時計は今なおアンティークウォッチとして多くが好事家に愛されていますが、今では中々考えられないパッケージングのモデルも多くありました。WhiteShadow/UNIVERSALGENÈVE出典:https://shop.analogshift.comR
絶対的エクスプローラー私は新作をブログで取り上げるという事は基本しません。何故ならそういうのはメディアが遥かに有益な情報を与えてくれるからです。それがロレックスのようなメジャーブランドなら尚更です。しかしそれでも昨日発表された新型エクスプローラー(EX1)については触れないわけにはいきませんでした。Explorer/ROLEX出典:www.rolex.comロレックスエクスプローラーウォッチ:オイスタースチール-m124270-0001オフィシャルサイトでオイスタースチ
昨年くらいから休日のカジュアルスタイルの時は、気軽で気楽な時計を着けることが増えました。それまでは、カジュアルな時こそ何十万もするスポーツウオッチをするのがコーディネートのバランスだと思っていたのですが、最近は服だけでなく時計も頑張っている感がない方が気分なんです。洋服だけでなく、時計もエフォートレスということです。そんなわけで、今日は最近購入した気軽で気楽なミリタリーウオッチのお話です。3針のシンプルなミリタリーウオッチが欲しくて色々探していた時に、こんな時
↑TudorBlackBayGMTRef.79830RB多忙の極み、早寝の習慣を崩さないことを第一に考え、ブログの更新をお休みしておりました。同好のみなさま、お久しぶりです。この個体とは行きつけの質屋で出会いました。この時計をショーケースの中に発見した時、四月に異動になった職場の同僚Tの顔が脳裏をよぎりました。T先生が、買おうかどうか、ずっと悩んでいたモデルだったからです。機械式時計に興味を持ちながらもアップルウオッチを手放せないでいたT先生は、私の腕
前回書いたように、シチズンのチャレンジダイバー復刻モデルの希望小売価格は、他メーカー製品と比べて安いです。気になるのは実際にいくらで買えるのか。各メーカーの実売(実質)価格から予想してみました。※ポイントの有効率は考慮していません。セイコーSBDC101/SBDC105はコアショップ限定。最近のセイコーは価格統制が厳しく、コアショップ限定は基本的に値引きなし・10%ポイント。SBDC101143,000×0.9=128,700SBDC105121,000×0.9
明日はオン向きの腕時計を見に行く予定です。いいなと思ってる腕時計の紹介の前に、腕時計の大きさの話を。初代G-SHOCKの発売は1983年。発売後しばらくしてから同級生が買ってきたDW-5000を見せてもらったおじさん(当時はまだ学生)は、でかいなー!こんなデカい腕時計は要らんなぁと思っていたのでした。その頃の男性用腕時計は、今思うと相当小さかった。1990年代にはG-SHOCKはもっとでかくなり、2000年代にはデカ厚ブームまで起こります。デカい腕時計に見慣れてしまったからなのか、
使えるツナ缶今年はセイコーの当たり年と言えるでしょう。先日ご紹介したSBDC10Xシリーズがかなり評判良いのに、さらにもう一つ注目すべきモデルがプロスペックスからリリースされました。それがSBDY059ならびにSBDY061の、いわゆるツナ缶です。時計を保護する外胴プロテクターが外見上の大きな特徴である事からこの渾名がついた外胴ダイバーズは、マリンマスター・プロフェッショナルというプロユースに耐えるモデルとして主にクオーツムーブメントを搭載してラインナップされてきました。1,000mとい
抜群のセンス猛暑日が続いており、外を歩くという行為が本当に危険なレベルになっている今日この頃、やはり時計は高い防水性を備えて欲しいです。個人的には10気圧防水以上でブレスレットの時計だったら夏時計の基準を満たしているのですが、これだと余りにも選択肢が多いです。だけど世の中的に近年の夏時計の決定版というのはほぼ決まっていると思うのですよ。100万円以上:フィフティ・ファゾムス50-100万円:サブマリーナー20-50万円:ブラックベイ5820万円以下:プロスペックスSDBC10X系
6/17(土)の記事で、楽天市場のいくつかのショップで「10%OFFクーポン」が配布されていたことを書きました。『ボーナス前なのに』会社勤めの皆さんはそろそろボーナスの時期でしょうか。そしてそのボーナスを奪い合うかのように、メーカー様から魅力的な新製品がバシバシ発表されております。このブロ…ameblo.jp購入候補の腕時計で、クーポン対象になっていたのは2機種。CITIZENNB1060銀箔漆文字板モデルSPINNAKERSPENCE-300他にもクーポン対象の腕時計が色々と。
【再入荷♪12/2212時&20時】ぐるぐる巻いてフープに通すだけ。簡単お洒落な蝶々ニットマフラー2015年生まれ(年長)で中度知的障害(IQ39→2021.9診断)を伴う自閉スペクトラム症の娘の日常、あとは母のダイエットや愚痴、就学についてなど色々書いていますこんばんは毎日寒いですが、実家に来たら家の中のが寒かった笑そういえば今年になってから娘は「寒い」って言うようになった気がします。夏に「暑い」はまだ言ってなかったな。だんだん地球に適用してきた宇宙人って感じですね相談支援事業
いつも心の中にこのシリーズはめちゃくちゃ久しぶりですが、グランドセイコー(GS)はかなり温めていたブランドです。昨年センセーショナルな発表のあった新世代型基幹ムーブメント9SA5が登場した時には、絶対このムーブメントを載せた時計が良いと思ったものですが、その後幾つか発表されたSSモデルはイマイチ惹かれない外見でした。シリーズ9と彼らが呼称するデザインコードがあまり刺さらないんですよね。で、今のところ私がGSで最高だと思っているモデルはこちらです。SBGH241WAKOLimited
最新のクラシックコロナショックで自粛が続く中でも、SNSをみていると好事家は時計を買っています。この不況により眠っていたレアなコレクションが市場に出てきているというのもあるようですね。そういう意味では、キャッシュがある人にとっては11年ぶりの買い場が訪れていることは間違いありません。という訳で私も負けじと購入意欲が高まっている訳で、本日は50-100万円という高級機械式時計としてはおそらく最もポピュラーな価格帯からのご紹介です。Seamaster1948SmallSecond/
いつもありがとうございますなんと今回が記念すべき#200となりましたので、それを祝して今回は需要ゼロのエッセー的なエントリーにします。したがって皆さん、本日はいつも以上に得るもののない話なので覚悟して下さいね笑このブログを書き出したきっかけは、2018年秋に久しぶりに機械式時計を買いまして、それを機に時計熱が燃え上がったことです。備忘録をかねて自分にとっての機械式時計の魅力を一方的に書き連ねてみて、それが誰かの目に止まり、機械式腕時計を買うきっかけになれば良いなと思って始めました。私は
フレンチ・ダイバーズ本日もダイバーズで。まずはMinority’sChoice的イケてるダイバーズウォッチの条件をおさらいします。・直径42mm以下・厚さ14mm以下・20気圧/200m以上の防水性能・逆回転防止ベゼル付き・夜光インデックス付き今回もマイクロブランドですが、先日のハリオスにも劣らない素晴らしい逸品です。NavygrafMarineNationale/YEMA出典:jp.yema.comRef:YMN39-GMSケース径:39.0mmケース厚:1
6月17日(金)に、スピニカーから300m防水のダイバーズウォッチが発売になります。SPINNAKERのこだわりが詰まった1000ft/300M防水のスペシャルボックスセット。熟考されたデザインと手作業で組み立てられたこの時計は、わずか11㎜の厚さでありながら、300M以上の防水機能を実現。メタルブレスレットに、防水加工を施したウォータープルーフレザーが付属します。イタリア発の腕時計『スピニカー(SPINNAKER)』から、300M防水の薄型ダイバーズウォッチ「SPENCE-300」を
定期的に来るやつ健全な時計ヲタを定期的に襲うのが、クレドール欲しい病です。私の場合、数ヶ月に一度の頻度で訪れますので、その時にお金を持っていると終わりです。クレドールは一言でいえばセイコーグループの綺麗どころ担当であり、グランドセイコー(GS)と並ぶ二大巨頭の一角であります(ガランテとかいうヤツは知りません)。そして私の中ではクレドール>>>>>GSなんですが、まあそれは単に好みの問題で、薄く軽く美しい時計を愛でるMinority’sChoiceにとっては至極当たり前の選好なのです